【追加・修正中】新型コロナウイルス禍の2020年4月13日、いすゞの1.5トントラック「ISUZU Be-cam」がベースとなったキャンピングカー「モバイルハウス<動く家>」「SAKURA(サクラ)」に引っ越した神奈川県「横浜」ナンバーの秋葉博之さん・洋子さん夫婦が「田舎バックパッカーハウス」の「バンライフ・ステーション」に駆け込んできた。(前回のお話しはこちら、1話目はこちら)
秋葉さん夫婦から問い合わせがあった少し前の3月27日、石川県知事の谷本正憲さんは「感染の疑いがないと思ったら、(感染が拡がっている東京の方々でも)石川県へどうぞ、どうぞ」と発言してしまい、全国のみんなが「なに言ってんだ、この知事は?!」「エイプリルフールネタ?」「無症状でも感染者はいる」と炎上。
5月初旬には、石川県の人口10万人あたりの感染者数は全国2位になった。
バンライファーにとっては県や地域を転々しづらい状況下、「なにか役に立つことができないものだろうか?」「田舎バックパッカーハウス、なんとか利活用できないものか…」と、薄々と「いざとなったら、なんらかここが社会的にも役立つ施設になればなぁ」と考えていた時期でもあった。
そして、4月初旬、広報を担当するCarstay(カーステイ)が医療機関を支援するプロジェクト「バンシェルター」を立ち上げることを決め、23日にクラウドファンディングを立ち上げ(こちら)、レンタルグッズで“手ぶら”旅行を概念にサービスを展開するリフリード社の「flarii(フラリー)」は8日に在宅勤務/リモートワークプランを開始(こちら)、その準備で真っ最中だったころで… スタートアップのアクションの速さには驚きを感じていた。
「個人的にもなにかできないものだろうか…」と、そんなぼくの考えをもう一押しするかのように、問い合わせてくれたのが、2020年1月末に横浜の自宅を売却・断捨離して、キャンピングカーに“移住”し、全国を旅しながら生活するバンライファーの秋葉さん夫婦だったのだ。
ちなみに、バンライフ/VANLIFEとは、車を通じた旅や暮らしにより、人生を豊かにすることを目的として、荷台スペースが広い車バンを家やオフィスのように作り変え、車を働く・遊ぶ・暮らしの拠点とする新たなライフスタイルのことで、そのスタイルを実行する人たちのことをバンライファー/VANLIFERと呼ぶ。
究極の車中泊スポット・・ キャンピングカー放浪記『ぶー散歩』 ~ 40代半ばでリセットを決意。キャンピングカーで妻と愛犬ぶーすけと日本全国放浪の旅にでる! ~ |
秋葉博之さん・洋子さん夫婦が、ブログ「田舎バックパッカー」を介してぼくに問い合わせたのは、緊急事態宣言数日後の2020年4月11日だった。
各県では外出自粛や店の営業時間短縮などを求める独自の緊急事態宣言を出した。
石川県は知事・谷本さんの失言を撤回するかのように、13日に緊急事態宣言を発表、その同日、発表を予測していたかのように、秋葉さん夫婦が石川県にある長期滞在可能な“住める”車中泊スポット「バンライフ・ステーション」へとやってきたのだった。
秋葉さん夫婦も「こんな時期、これからどうするのか?!」と迷っていた。(1話目のお話しはこちら)
秋葉さんが長期間滞在できる車中泊スポットを検索していたとき、目に留まったのが、Carstay(カーステイ)のバンライフに特化したメディア「VANLIFE JAPAN(バンライフ・ジャパン)」にある「ミチトライフ」の矢井田千秋ちゃんが執筆した「日本初の“住める駐車場”!バンライフ夫婦・ミチトライフがハイエースで『バンライフ・ステーション』に1ヶ月滞在してみた」と題した、滞在体験をまとめた記事だった。
そこから、秋葉さん夫婦はブログ「田舎バックパッカー」にたどり着き、「バンライフ・ステーション」に申し込んでいただいたのだった。
申し込みフォームには、名前・連絡先などの他、駐車するキャンピングカーの車種やサイズ、理由、職種などの記入欄があり、秋葉さん夫婦は自身の状況含めた情報が書かれていた。
以下がその申し込み内容の一部だ。
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四国などへ進むつもりで、3月26日、伊勢湾フェリーで三重県鳥羽市に入り、3月31日 和歌山県に入りました。
今は先を急ぐ状況ではないと思い、和歌山に留まっていましたが、小規模の道の駅が多く今は毎日点々としている状態です。
ちょっと先が見えない状況であり緊急事態宣言の出た神奈川の横浜ナンバーでウロウロするのも気が引けて…
このような私たちでも受け入れが可能なのであれば利用させて頂きたいと思っております。よろしくお願いいたします。
今は道の駅 熊野古道中辺路付近におります。
田舎ですし3密になることもありませんが、道の駅や入浴施設等は利用しています。
今のところ体調不良はありません。
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新型コロナウイルス禍、「きっと問い合わせることも迷ったのんだろうなぁ…」と感じ、ぼくもバックパッカー兼クルマ旅人/バンライファーとして、こんな時期だからこそ、思いやりをもって、申し込みに対して応えたいとしか考えることしかできなかった。
ただただ、そう思ったが… < 続きはこちら >
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