【追加・修正中】 コロナ禍、なぜ田舎バックパッカーハウスが秋葉博之さんと洋子さん夫婦をウェルカムしたのか?(前回のお話しはこちら)
<< コロナ禍、なぜ田舎バックパッカーハウスにバンライファーを歓迎したのか? >>
正直、コロナで、かなり迷った…
もちろん新型コロナウイルス感染の症状がないことが大前提。
また、住んでいるぼくらもそうだが、しばらくの間、① 近所の人たちとの距離を置く、② マスクをすることなどを前提に「バンライフ・ステーション」にお越しいただいた。
田舎は特に、じぃちゃん・ばぁちゃんなど高齢者ばかり。
じぃちゃん・ばぁちゃんはいつも動き回り元気で、体は強いが、免疫力は若いころよりも低下しているかと思うので、しばらくは近所の人たちとの触れ合いを避けてもらうよう、秋葉さん夫婦にはお願いさせてもらった。
また、申込時も丁重に、“入居時”前の旅経路などについて説明いただいたり、こちらのことも気にかけていただき、「ちょっと先が見えない状況であり、緊急事態宣言の出た神奈川の横浜ナンバーでウロウロするのも気が引けて… このような私たちでも受け入れが可能なのであれば、利用させて頂きたいと思っております。よろしくお願いいたします」という最初のメッセージだけでなく、電話でのやりとりから、秋葉さん夫婦からは純粋な「配慮」「紳士さ」が感じられた。前回のストーリーも読んでいただきたい。(こちら)
また、これからの人生に覚悟を決めて、仕事を辞めて自宅を売却、キャンピングカーに“人生の楽しみ”を思い切って投資、詰め込むような人に、悪い人はいない!というぼくの勝手な思い込みと直感もあった(その秋葉さんたちの想いは1話目で語っている – こちら)
秋葉さん夫婦に、失礼な言い方や上から目線で言っているつもりは全くないのだが、「50歳手前で仕事を辞めて、次の人生のステージを探す」ことは、上の世代であるほど、「会社勤務」「安定」「再就職は難しい」が当たり前の固定概念として執着しているので、そこそこ相当な覚悟があり、「きっとこれまでの人生に対して、素直に生きているだろうなぁ」と強く感じた。
この「直感」もぼくにとって大きな理由だった。
さらに追加すると、秋葉さん夫婦の出身は神奈川県横浜市、ぼくが育った場所はほぼ隣の鎌倉市なので、かなり親近感を持ってしまったというのもある。
あと、秋葉さん奥さんの名前「洋子」が、ぼくの母親の名前と同じだったのもなにかの縁とも感じたね。
<< そんなこんなで… >>
もろもろ考えていると…
こういった状況になったときに、住める駐車場であり、全国でここだけと言われる住める車中泊スポット「バンライフ・ステーション」ってオープンしていないと意味ないのでは?
そんなときのための旅人施設でなければいけないのでは?旅人を助け合える施設であるべきでは?
以前、以下の記事を書き留めたが、「こんな時、少しでも役立つ施設でないと意味がない…」と思い始めてしまったわけだ。
「車中生活」「バンライフ」の“影”に必要なこと NHKスペシャル記事「車中の人々 駐車場の片隅で」から考える ※ちなみに、このNHKスペシャルで語られている「車中の人々」とは異なり、秋葉さん夫婦にとって、車中生活「バンライフ」は“夢”の手段の一部。秋葉さん夫婦を「車中の人々!」と言っているわけではないので、勘違いしないでね… |
「バンライフ・ステーション」がある「田舎バックパッカーハウス」は、オートキャンプ場のように、多くの人たちがやってくる施設ではない。少人数で長期滞在可能。
田舎の住居間隔は広くてスペース感もある、都会のように、真隣に近所がいるわけではない。「密」がないのだ。
また、この拠点に「住む」「住民票」を置くことで、帰りやすくなり、今後、「自分はここに住んでいる」と胸を張って言いやすくなることで、いざとなったときの「拠点」としても“活躍”できるのでは?
「本格バンライファー」向けの拠点は現時点で、能登にある「田舎バックパッカーハウス」が唯一。1拠点だけでは、十分とは言えないが、このような状況で少しでも役に立てればいい。
そんな想いから、確認できる範囲で相手を見極め、困っている旅人を助けたいという気持ちと、一個人ができる支援として、今回、歓迎させていただいた。ぼくができる可能な範囲の支援はこれぐらいしかない。
もちろんのこと、地域のことも考え「受け入れない」という判断も重々考えたが、一バンライファー、一旅人ならではの困っている気持ちがわかったため、「受け入れない」という判断はできなかった。
地域の人たちには申し訳ない気持ちもあったが、とりあえず、最初の2週間は地域との触れ合いを避けていただくことなどを条件に、秋葉さん夫婦にご理解いただき、ぼく個人のそういった勝手で独断の想いがあったことから、「歓迎」を決行させていただいた。
この「バンライフ・ステーション」に入居いただき、いろいろと考えさせてくれた秋葉博之さん・洋子さん夫婦には感謝である。
「田舎バックパッカーハウス」が、クルマ旅人、バンライファー、ノマド、バックパッカーなど、あらゆる現代版の旅人にとって、少しでも休憩できる、安らげるなど、「誰かの拠点」になることができたら嬉しい。
キャンピングカーで過ごす人、モビリティを活用した暮らしは、これからもどんどん増えてくる。
今後、秋葉さん夫婦がどのような人生を送るのか… 気になる人が多いのでは?(秋葉さんのブログはこちら)
<< 最後に… >>
新型コロナウイルス感染… 多くの人たちにとって大変な時期ではあったかと思うが、みんな、この影響で各自の将来について考えているかと思う。
それが、可能な限り、各個人にとって、ポジティブかつプラスな方向へとつながることを願いたい。
今後、歩むべく自身の新たなライフスタイルや生き方は変化していくのだろうか。
「一歩踏み出せる人」「アクションをとれる人」たちは、きっと今後の動きを加速することだろう。
人生は本当に一度限り。
人生100年時代とは言うが、この先なにがあるかはわからない。
まぁ同時に医療技術は進化し、その動きも加速、人生100年以上になるのだろうかとは思う。
数年前には「人生100年時代」を提唱したリンダ・グラットンさんをロンドンで取材。
つい最近では、「人生100年時代」に伴い、医療技術はどこまで進化しているのかをテーマに、シンギュラリティ大学の創業メンバーの1人でもあるソニア・アリソンさんに取材依頼もさせていただいた。
だけど、(極端な言い方だが)不老不死はまだまだ先のこと。
「人生は本当に一度限り。人生100年時代」とは言っても、「やりたいことを“すぐに”やってしまえ」と言っているわけではない。
“ほどよい”バランスで物事を考えて、新型コロナウイルス感染症が、これからの“短い人生”について、考えるきっかけとなったら良かったなぁと願う。
ライフスタイルの選択肢は幅広い。実現したい自身のライフスタイルを突き詰めて今後の人生を歩んでいこう。
そんな中、秋葉さん夫婦の「人生の歩み方」は実に参考になるかと思う。
秋葉さん夫婦を動かしたのはそんなシンプルで“自分たちを生きる、エンジョイする”という根本的な考えだった。
その大きなきっかけは、2018年春ごろの洋子さんの自分に対する質問「宝くじで億円単位が当たったらなにをしたい?」
その回答は「全国へ旅したい!」だった。博之さんは「いいね!やるなら今でしょ!」と同意見で賛同。
1話目はこちら
ではでは、また。次は気になる秋葉さん夫婦の「動く家」となっているキャンピングカーSAKURA内を拝見させていただこう。
最近、「バンライフ・ステーション」に関して執筆した記事はこちら
お知らせ:『田舎バックパッカーハウス』をオープン!日本初の“住める駐車場” 能登半島にある小さな田舎町<石川県穴水町川尻>にシェアハウスとオフィス、コワーキングスペース、住める駐車場/車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も! |
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先行き不安だった私たちを受け入れて下さったイクさん(と呼んでみる笑)は恩人です。
初めてのお電話で「大丈夫です」とおっしゃって頂き、お世話になることが決まった時は
感謝と安堵で涙が出そうでしたが夫の手前必死にこらえました(^^;
もう随分前のことに感じるくらい毎日平和に過ごさせて頂いています(^^)
バンライフステーションを見つけた自分グッジョブですが、元々イクさんが持っていた思いがあったからこそ
繋がったご縁だと思います
そして「洋子」繋がり笑
田舎が無い私ですが田舎が出来たように感じています
もうしばらく?お世話になりますが、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
アキバさん、こちらこそありがとうございました!感謝です!イクでぜひ!w ここ「田舎バックパッカーハウス」こういうときに役立たないと… 秋葉さんたちのおかげでより深い活用方法について考えさせられました!
とにかく、結生が「秋葉さん、秋葉さんの奥さん、ぶぅすけは?」と毎日言っています。結生にとっても忘れられない体験となっていて、感謝です。「今日、秋葉さんもテニス来るよ!」と言ったらww、「やったぁ~」と!
田舎はあちこちといいところだらけですが、お二人の「初田舎」になれたら嬉しいです!これから旅が再開して、離れても気軽にお越しください~!もちろん何年でも長期滞在ウェルカムです!