現在、ぼくはメインのスマートフォンとして2019年ごろにリリースされた「Huawei P30 Pro」を、サブ機としては「Huawei P30」を使い続けている。
こんな理由は、あまり聞いたことがないかと思うが、両スマホともDSDA(Dual SIM Dual Active)に対応しているからだ。
DSDAの最大の特長は、2つのSIMを挿入し、いずれのSIMを使って通話するときに、両方のSIMで同時にデータ通信を行うことができ、通話中も、どちらのSIMのデータ通信も途切れることがない。ネット接続したまま、利活用することができる。
繰り返しだが、どちらのSIMを通話で使っていても、データ通信が途切れず、ネット接続がつながることが大きなポイント。
ぼくがDSDAのスマホを使う最大の理由は、5~6年間、自宅/事務所や車中泊/バンライフのインターネット接続をテザリング・ベースにしていることから、着信や通話中にテザリング/インタ-ネット接続が途切れると困るためだ。
1つのSIMスロットに通話用とデータ通信/インターネット接続用のSIMカードを、もう1つには仕事の通話用SIMカードを挿入して使っている。DSDAのスマホではネット接続が切れることがない。
ちなみに、その前はモバイルWI-FIルーターを使ってのネット接続だった。
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一方、現在日本で販売されているほとんどのスマホが対応しているのはDSDV(Dual SIM Dual VoLTE)。DSDVのスマホでは、1つのSIMに着信が入ると、もう一方のネット回線は切れてしまう。
DSDV対応のスマホは、2つのSIMで電話着信を受けることはできるが、通話を開始すると、通話しているSIMのみでデータ通信ができ、もう1つのSIMではデータ通信ができない。
ぼくの場合、仕事用のSIMに電話が入り、パソコンなどをネット接続しているデータ通信用のもう1つのSIMが使えなくなってしまうと大変困るわけだ。
電話で話しながら、「いま画像を送るのでチェックしてもらえますか?」「(話しながら)このホームページのサイト情報をチェックしてもらえますか?」となったとき、ネットにつながらないのは困る。
だが、DSDAの場合、例えばデータ通信が無制限のSIMで、テザリング接続によるインターネット通信をしている場合でも、電話が届いても、通話中でも、ネット接続が途切れることなく、もう片方の仕事用のSIMで通話することができる。
1つのSIMで通話を開始すると、もう片方のSIMでデータ通信ができなくなるDSDV対応のスマホは多いが、DSDA対応のスマホは、使い勝手がわからない人々が多いのか、需要がないのか、数えるほどしかない。
そもそも、いまだに固定回線を使っている人たちが多いからだろうか。4Gや5G回線の通信速度が、固定のネット回線と同じぐらいの質ということを知っている人はまだまだ少ないだろう。
ぼくが知っている限りでは、DSDA対応のスマホはHuawei P30とP30 ProのSIMフリー版のみ。
通話とデータ通信の途切れを全く気にすることなく、自由に通信ができるDSDA対応のスマホは最強と言える。
そんな背景から、ぼくはここ数年、Huawei P30 Proをメインで使い、P30をサブ機で使っているわけだ。
両機種ともDSDA対応スマホの機種。
ただ、DSDAスマホP30は、両SIMを随時使っているからか、バッテリー/電池の減りが早い。そこが唯一のデメリットだ。
先日、そろそろ、P30 ProとP30を買い替えたいと思い、数日前にサムスンに「Galaxy S24 UltraがDSDAに対応していないか?」と電話で問い合わせたところ、残念ながら、DSDAには対応していないとのことだった。
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