ぼくらバックパッカー夫婦のこと

田舎へのバックパッカー旅の背景『ぼくの人生 これでいいのか』の自問自答

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旅の背景 理由 田舎旅 バックパッカー backpacker background in Japan

毎日の過ごし方に疑問をもって過ごしてない?」と自身に問うときが多々あった。

自分の好きな仕事はしている。しかし、毎日の“ライフスタイル”が「自分」の人生を狂わせている。

ぼくの生活は…朝起きる。会社へ行く。モノレール、電車に乗り込むが、満員電車で人が溢れているため、ドアが閉まらない。

格好よくポジティブに言えばぼくは「企業戦士」だ。JRの駅員さんが、電車「企業戦士向けの列車」にぼくを押し込む。

もちろん、そんな暗そうなことばかり、考えて日々を過ごしてないが、そんな風に「ぼくは、一体なんなんだろうか…」と考えることが多々あった。

この電車に乗って、会社の最寄り駅へと向かう。

改札を出れば、何千人もの『企業戦士』が同じ方向へ歩き、ここまでくると「なぜ、ぼくはここにいるのだろう」「自分はこの社会でこんな風に過ごすことに賛成したっけ」などと考えてしまう。

“行き先”のほとんどは、自身ではなく、誰かが創った他人の会社。仕事が終われば、また「企業戦士向けの列車」である。「起きる、会社に行く、帰ってすぐ寝る」。これがこの社会にいるぼくの「普通」と呼ばれる人生なのだろう。

好きな職種なので、満足していないわけではない。正直、職種にはすごく満足している。ただ、ぼくはこの自分のライフスタイル全般に対して、疑問をもって毎日を過ごしている。

大体、何故ここまで混んでいる電車に乗ってまで、ぼくは会社へ行くのか。

田舎旅 バックパッカー backpacker in Japan

そこまでこの会社が好きなのだろうか。「お金のためだけなのだろうか」「家族のためなのだろうか」「そこまでやって、自分は幸せなのだろうか」「これが当たり前なのだろうか…」という疑問が頭を過ったりする。

「こんな人生の過ごし方もありだろうな」と思いつつ…毎日のライフスタイルを過ごしている。これはあくまでもぼくの視点からみた毎日の過ごし方。

これが自分の人生なのだろうか…こんな疑問を持ちながら自分の人生は終わっていくのだろうか…」“This is not how my life is supposed to be, is it? Maybe this is how my life ends…”と思いつつ、毎日を繰り返し過ごしている自分がいた。

会社のために約13~16時間、自分のために約1~2時間。残り約5~6時間は睡眠時間だが、翌日の会社のために寝るようなもの。ぼくの日々をリスト化すると…こんな日々を送っていた。



ぼくの毎日の過ごし方をざっと見てみると…

ざっくり、日々の生活を振り返り、リストアップしてみる。

起きる。洗面所でもろもろ作業(歯ブラシ、洗顔など)、スーツに着替える(7:40~8:15)(※起きるのが精一杯で朝食はなし)。

満員の湘南モノレールに乗ってJR大船駅へ向かう(8:15~8:25)。「いつも遅くまで会社にいるのに、なんで走って向かわなければいけないのだ」と思いつつも、たまに家から「満員」モノレールの駅まで走るときがある。

湘南モノレール大船駅からJR大船駅までの100メートルを歩く。JR東海道線に間に合うために、たまに全力で走るときもある。(8:25~8:28)。

JR東海道線に乗って会社(JR品川駅や新橋駅)に向かう。「早く起きられなかったのは、自分のせいか」と思いつつ、たまに「自腹」で特急の湘南ライナーに乗るときもあった。

会社に向かう途中、疲れてなければ本を読んだり、携帯でニュースをチェックする。

立寝することも多々…あった。そして、プライベートメールの確認と返信、会社でやらなければいけないことを整理して、リストアップする(8:37~9:15)。

JR品川駅(や新橋駅)から会社まで、その他の会社員と横並びに整列して歩いたり、早歩き(9:15~9:25)。

会社で仕事(これまでの会社勤務時間帯を平均すると、おそらく9:30~22:20) 時間に余裕があるときには、友人や仕事関係の会食や飲み会がある。

しかし、疲れていると「飲み会より、帰ってリラックスしたい、寝たい…」という強い想いがでてくる。

会社から自宅へ帰宅(22:20~23:30)。

夕食。500mlのビールやハイボールを飲みながら、プライベートメールの確認と返信、映画や海外ドラマ、ニュースをパソコンで見る(23:30~1:00)。

お風呂(1:00~1:30)

寝る(1:30~7:40)

基本このサイクルの繰り返しだ。

週末は疲れてなければ外出する。都内での飲みやクラブに行くこともあったが、正直、週末まで「高層ビルの森」で過ごしたくない。

好きなテニスをすることもあった。たまに1週間ぐらい休みをとり、海外へ旅に出かけることもある。

このままだと人生の大半が、上記で書いた過ごし方の繰り返しとなってしまう。もちろん飲み、付き合い、趣味、新しい人たちとの出会いなど、すごく楽しい時間もあるが…

「誰かの会社のための毎日」が人生の中心となっている。もちろん、会社勤務中、学べることは沢山ある。

別に人生を悲観的に考えているわけではない。ただ「このままの人生で良いのだろうか」と感じることが多々あったのだ。

この生活を永遠と何十年も、送っていていいのだろうか。退職まであと30年以上…

 

将来…どうなるのか?定年退職後では遅い?

「これはぼくが過ごしたい人生ではない」、「新たな“何か”を探しに行きたい」と、今でも、同じことを感じていたことはラッキーだった。

この気持ちを維持していたからこそ、今のような、一歩を踏み出すことができたのだろう。自分で、いろいろと見て、考えた上で、今後の自分の方向性を判断したい。

「昔の人たちは毎日がすごく楽しかったんだろうな」と、思うことも常にある。「きっと、石ころや土も食べたり、川を見つけたり、新たな場所を見つけるために放牧民的な生活をしたり…」など、新しい場所、食べ物など、毎日なんらか新しい発見があったのだと思う。

そんな新しい発見が、ぼくらの世代に引き継がれ、「今」ができた。その時はその時で大変だったんだろう。でもきっと…「毎日が冒険ある楽しそうな生活だったのかな」と、勝手な妄想がふくらむ。



「会社を退職したら田舎暮らしをしたい」「釣りをして暮らしたい」「海の側でリラックスして暮らしたい」と言っている人たちの声を聞いたりするときがある。

将来に関する考え方はもちろん、「個人の勝手で自由」だが、ぼくの場合、「これを思ったら、社会の思う壺にはまってしまう」「会社を退職したらあれこれしたい」なんて思わない方がいい。

そのころ、ぼくの体は今より弱り、今できることができなくなっているかもしれない。何かをやるなら、体が動く若いときのほうが、良いと思う。

 

今、“動く”か“動かない”かは…自分次第

それに、若い時にできることや考えることは、年齢を重ねるごとに、弱くなってくる気がする。「この年になったら、もう何かをしても遅いだろう」「もう年だし、こんなことしたら恥ずかしい、周囲の目が気になる」など弱気の考え方も持ってしまう。

仕事をしていると、忙しすぎて、今考えている自分の大切な想いを忘れてしまう。忙しいから、他のことを考えている余裕がなくなってくる。

自分は「電車で疲れて爆睡しているサラリーマンには絶対になりたくない」と思って毎日を過ごしていた。しばらくしたら、自分もその一員になっていた。

 

『冒険する人生』へ

忙しくなってくると、そんなことを気にせず、自分も淡々と毎日を過ごしていたのだ。

こんなことをずっと考えていた自分。そして…自身の感覚を信じて、新たな生き方を見つけるために、一歩踏み出し、国内外での、いろいろな人生の過ごし方、暮らし方を見ることを決めた。

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ぼくは前職を退社する約半年以上前、パートナーの結花に、「今のライフスタイルは自分に合わない」「その他の暮らし方を見たうえで、今後の人生の過ごし方を決めたい」などと、今後の暮らし方について話した。

もちろん、今後の具体的な計画については漠然としていて、そこまでの貯金などの蓄えがあったわけでもないが、今後の人生の過ごし方のビジョンはあった。

こんなぼくの考え方に結花は共感し、ぼくらは一緒に「人生を冒険する旅」をすることにした。

さて、これからどうなることやら…<続きはこちら

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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)にフルタイム広報として関わりつつも、モノのレンタルや借り放題事業を行う「flarii(フラリー)」、“遊び”を取り入れ人間関係“つながり”をリモートで構築する「バヅクリ」、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・岩車で育てらた牡蠣の販売サポートも思っている。

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