2010年10月18日(月) – ぼくら田舎バックパッカー夫婦は、朝から舳倉島(へぐらじま)を散策した。
DavidとBrendaによると、渡り鳥は、17:00ぐらいに中国を出発して、舳倉島に翌朝に到着するらしい。
速いのかはわからないが、「途中休まず飛べるのだろうか、飛行機と違って、体力を使わないといけないしなぁ。途中、食べ物はどうするんだろうか、魚でも食べるのか?!」と考えてしまう。
Davidは若いころから鳥に興味があったそうだ。
21歳のときに、「世界には自分が行ったところがない場所が沢山ある」と思い、大学を辞めて、ネパールやパプアニューギニアを放浪。
大学を辞めて、放浪するとは、勇気ある行動。自分の場合、大学を卒業しないと仕事をみつけることができない、としか考えてなかっただろう。
それに、そのときは、勉強に夢中だった。就職では基本、大卒が求められる中、高卒でキャリアを積んできた人たちはすごい。
船の出発時間15:00まで、島を散策する。
海岸沿いの岩場に到着すると、誰が何のために立てたかわからない、旗が立っている。
魚釣りで舳倉島に来ている人たちもいた。あたりには、多くの野鳥カメラマンが、うろうろと渡り鳥を探している。
クルマ一台買えるほど高額なレンズを肩に担いで、渡り鳥の撮影に来ている兄弟カメラマンと出会った。彼らのレンズは、約100万円する。
実際どこまで遠い距離を撮影することができるのか、カメラを覗かせてもらった。その先は、100メートルを軽く超えていただろう。でも…「趣味で100万円レンズか…すごいなぁ」と、どうしても考えてしまう。趣味の価値観の違いだろう。
ぼくもそのうち高額な望遠レンズの購入を考えるかもしれないしなぁ。
島の散策を続けると、「舳倉島・七ツ島(ななつじま)からの手紙」の著者の二人と出会った。ぼくらの旅の背景などについて話す。
彼らは、舳倉島や七ツ島の自然や動物などについて書いているそうだ。一人は舳倉島の動物に関する部分を担当。彼らもカタツムリや龍神池の水が枯れないことなどについて語る。
やはり…、舳倉島と七ツ島のカタツムリの殻は、左巻きとのことだった。ぼくらは、このライターの人たちに、イギリス人のカタツムリ研究者が来ていることを伝えた。
それにしても、この「逆巻きカタツムリ」確かに「進化している」のかもしれないが、それが「すごい」ことなのかが今一わからなかった。
しかし!「なんでこの島だけ左向きなんだ?!」という疑問は残る。
出発前、自分の両足をチェックした。ぼくはハーフパンツを着ていて、既に足を10箇所ぐらい刺されている。
舳倉島の蚊の吸いつきは、すごく強い。足を動かして、蚊を追っ払おうとしても、吸い付いたままで、離れない。そして厄介なのは、かなり小さい虻なので、跳ねた泥が足についているようにしか見えないため、気づかない。
舳倉島散策後、港に戻ると、イギリス人夫婦カメラマンのDavidとBrendaとまたまた港で会った。小さな「島の世界」だ。彼らと記念撮影し、連絡先を交換する。
イギリス人のカタツムリ研究家は「舳倉島・七ツ島からの手紙」の著者の二人とカタツムリについて、深い内容を語りかける。
カタツムリ研究家によると、「動物関連を担当した書籍ライターは、あくまでも動物全般が専門だから、カタツムリの専門分野についてはそこまで知らないね」と、誇らしげにぼくに伝えてくる。「Hmm… OK…」と、あまり返答する言葉が浮かばない。
ぼくにはこの“左巻き”のカタツムリの“すごさ”があま~り理解できなかったが、「なぜ舳倉島のカタツムリは違うのか…」について、少しだけ…知りたくなってきた。(続きはこちら)
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