INAKA Backpacker House - 田舎バックパッカーハウス

コロナ禍、住める駐車場「究極の車中泊スポット」バンライフ・ステーションに再び入居者 < 1話目 >

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly
バンライフ ステーション 田舎バックパッカーハウス 石川県 穴水町 能登半島

2020年4月13日、新型コロナウイルス騒動の中、シェアハウスやワークスペースを備えた「田舎バックパッカーハウス(石川県穴水町川尻)」の日本初の“住める駐車場”「バンライフ・ステーション」には、今年3組目のバンライファー夫婦が“入居”した。ちなみに、シェアハウスの個室部屋には現在、大工さんが寝泊まりし、「田舎バックパッカーハウス(石川県穴水町川尻)」から5分先にある中居地区で家の改築作業を進めている。

今回、「田舎バックパッカーハウス」の「バンライフ・ステーション」に滞在することになったのは神奈川県横浜市出身で、横浜にあった自宅を断捨離/家を売却し、キャンピングカーに引っ越した“ユニーク”な夫婦

キャンピングカーを拠点「モバイルハウス<動く家>」として生活しながら旅をするバンライファー夫婦の秋葉博之さんと洋子さん。

ちなみに、バンライフ/VANLIFEとは、クルマを通じた旅や暮らしにより、“人生を豊かにする”ことを目的として、荷台スペースが広い車“バン”を家やオフィスのように作り変え、車を働く・遊ぶ・暮らしの拠点とする新たな“ライフ”スタイルのこと。

まさに、秋葉さん夫婦には「バンライフ」という言葉がぴったりはまる。

秋葉さん夫婦とは一体“誰”なのか?なぜコロナの時期に「田舎バックパッカーハウス」へ?!

<< 秋葉さん夫婦とは?きっかけは宝くじ?! >>

秋葉さん夫婦は2020年1月30日に横浜の自宅を売却して、新たに購入したいすゞの1.5トントラック「ISUZU Be-cam」がベースとなったキャンピングカー「SAKURA(サクラ)」に引っ越した。

キャンピングカー コロナ デニム 赤 デザイン 柄

「SAKURA」の内装は洋子さんが好きな色「赤」と「デニム」柄でデザインされている。

2018年、秋葉さん夫婦はキャンピングカーに約1,000万円以上の投資をすることを決断。キャンピングカーを注文して、「なにもしないでとにかく旅をしよう!」と決めた。

お金に対する不安ばかりを考えてもなにも始まらない」「とりあえず生きられればいい

秋葉さん夫婦を動かしたのはそんなシンプルで“自分たちを生きる、エンジョイする”という根本的な考えだった。

その大きなきっかけは、2018年春ごろの洋子さんの自分に対する質問「宝くじで億円単位が当たったらなにをしたい?

その回答は「全国へ旅したい!」だった。博之さんは「いいね!やるなら今でしょ!」と同意見で賛同。

秋葉さん夫婦お互いにとって、この「宝くじが当たったらどうする?!」の自問自答が人生の転機となり、「冒険する人生」へと出発することを決断。

人生1度限りの無期限な旅に“わくわく”を感じながら、横浜での残りの都会生活を過ごすことになった。不安は考えたらきりがない。不安を抱えることは誰にでもできるが、「不安」よりも「わくわく感」のほうが何十倍も上回ったわけだ。

バンライフ ステーション 田舎バックパッカーハウス 石川県 穴水町 能登半島 秋葉洋子 秋葉博之

だからこそ、「一歩」踏み出せる。

追加すると、秋葉さん夫婦は横浜在住で仕事の休暇時、癒しを求めて夫婦でキャンプの旅へと出かけることが多かった。

しかし、そこでの旅をもっともっと楽しみたいという悔やみ的な気持ちがあるのにも関わらず、毎回、横浜の自宅へと帰っていた。会社勤務時の「休み期間」はほんの限られた時間しかないので、仕方がない…

そんな悔やみ的な気持ちが積み重なり、この「わくわく感」から成る“旅暮らし”を後押ししていたこともあった。

そして、次に実行したことは、旅に必要と不要なモノ… 人生に不要なモノの滅多斬りだった

<< 自宅「不動産」を人生から斬る >>

そこで、まず、2018年、秋葉さん夫婦は「冒険する人生への旅」のベースとなる“家”を、“ほどよい”サイズの日本特種ボディー社のキャンピングカー「SAKURA」に決めて、購入。

その約1年後の2019年10月にキャンピングカーが納車された。ちなみに日本特種ボディーは、エートゥゼット社の元スタッフが起業したキャンピングカーメーカーだそうだ。

納車に合わせて、2019年10月中旬、秋葉博之さんは14年勤務したユンボなどの建設機械をレンタルする会社を退社。

その後、生命保険の解約、自宅にあったモノの売却・譲渡・処分など、秋葉さん夫婦にとって今後の人生で“不要”と思ったモノの断捨離が始まった。

断捨離の中でも、“普通の人”にとって「これも?!」と思ってしまうのが、やはり… 家だろう。

家まで不要なの?!

いや、いや、なんらか家となるシェルターは必要だ。

秋葉さん夫婦は、キャンピングカー=モバイルハウス=動かすことができる家=可動産 を選択しただけ。

モノは考えよう。

バンライフ ステーション 田舎バックパッカーハウス 石川県 穴水町 能登半島 秋葉洋子 秋葉博之 穴水町

ほんの数文で済ませてしまうが、ただ単に家の“体型”が変わっただけである。

まぁ、確かに、「普通の考え方」「世間一般的な考え方」ではない。

が… ホント、モノは考えようで、

固定された家、いわゆる「不動産」から「可動産」に変形した家 キャンピングカー「SAKURA」に引っ越しただけ。ちなみにキャンピングカーの前は、ぼくの“動く家”と同じように、ハイエースのミッドルーフのワイドワゴンに乗っていたそうだ。

そして、時間はかかったが2020年1月末、家のローンがトントンになるように横浜の自宅を売却し、キャンピングカー「SAKURA」を「モバイルハウス<動く家>」とした新たなライフスタイル「バンライフ」をスタートさせたのだった。

だが…だが… いきなり旅、バンライフは自粛ムードへ。< 続きはこちら

一言

…っともろもろ簡単に言ってしまったが、普通に考えたら、「家を捨てる」なんて考えたこともない人ばかりの世の中。

新型コロナウイルス感染の災害を機に、あらゆるライフスタイルを取り入れるほど社会の“器”が拡がるといいね。

バンライフ ステーション 田舎バックパッカーハウス 石川県 穴水町 能登半島 秋葉洋子 秋葉博之

バンライフ ステーション 田舎バックパッカーハウス 石川県 穴水町 能登半島 車中泊 究極

 

シェアハウス, コワーキングスペース, ワークスペース, バンライフ・ステーション, 住める駐車場, 能登, 穴水町 お知らせ:『田舎バックパッカーハウス』をオープン!日本初の“住める駐車場”
能登半島にある小さな田舎町<石川県穴水町川尻>にシェアハウスとオフィス、コワーキングスペース、住める駐車場「バンライフ・ステーション」も!

IKU - INAKA Backpacker

投稿者の記事一覧

1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、モノのレンタルや借り放題事業を行う「flarii(フラリー)」、“遊び”を取り入れ人間関係“つながり”をリモートで構築する「バヅクリ」、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

関連記事

  1. 渡り鳥とカタツムリ 田舎バックパッカーハウス 能登 【メディア掲載】住める駐車場「田舎バックパッカーハウス」が車中泊…
  2. 田舎バックパッカーハウス 料金 概要 料金 石川県穴水町のシェアハウス兼“住める駐車場”車中泊スポット「田舎…
  3. キャンピングカー 家 秋葉博之 秋葉洋子 “住める駐車場”長期滞在可能な究極車中泊スポット「バンライフ・ス…
  4. “究極の車中泊スポット”「バンライフ・ステーション」に3ヵ月間住…
  5. Connor Jessup in Noto Anamizu Japan コナージェサップ 石川県 能登 穴水町 日本 【田舎で仕事】カナダ出身の映画俳優・監督・脚本家コナー・ジェサッ…
  6. Closet Monster Noto Connor Jessup さよならぼくのモンスター 日本 能登 コナージェサップ 【田舎バックパッカーハウス】カナダの映画俳優・監督コナー・ジェサ…
  7. 能登 石川家 穴水町 テント キャンプ ライダー 田舎バックパッカーハウス初のチャリダー/自転車旅人 テント泊 ~…
  8. Closet Monster Yui Connor Jessup Camera さよならぼくのモンスター コナー・ジェサップ カメラ 【田舎で仕事】カナダ出身の映画俳優・監督 インスタで「結生 X …

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


VANLIFE特集 バン・車に暮らすとは?

VANLIFE Feature article バンライフ 特集 車上生活 車中生活

Pickup Post

vanlife wedding バンライフ ウェディング クルマ 結婚式 <写真で語る>「カートラジャパン2019」裏で開催 サプライズ『バンライフ・ウェディング』 Nagasaki Atomic Bomb Museum 長崎原爆資料館への旅 day 80.1 “戦争の悲劇”を長崎原爆資料館で ~ 原爆投下候補地は17ヵ所だった?! ~ ハロウィン オレゴン, halloween oregon 日本のハロウィンの行く末は?ハロウィンの光と影 Carstay Koki Miyashita カーステイ 宮下晃樹 【田舎で仕事】今週末は東京と鎌倉で“私事”の打ち合わせ 読売新聞 バンライフ 職も住も バンで快適 長期滞在駐車場 穴水に 【メディア掲載】 読売新聞にCarstayとの取り組み「職も住も バンで快適 長期滞在駐車場 穴水に 気軽に田舎暮らし 人気」

日本初の住める駐車場・車中泊スポット「バンライフ・ステーション」併設型 シェアハウス in 能登・石川県穴水町

能登・石川県穴水町岩車の牡蠣<かき>販売サポート中!

Selling Oyster from Noto Anamizu Iwaguruma Ishikawa 能登 穴水町 岩車 牡蠣販売
穴水町役場 外観
  1. 田舎バックパッカーハウス,石川県 穴水町, 田舎暮らし, 移住, 日記, 地方移住, 地方 子育て, 日記,秋葉博之,秋葉洋子,ぶー散歩,穴水町 車中泊, child in the countryside japan,noto,ishikawa,inaka backpacker house,rv in ishikawa, sakura,
  2. nhk news, whisper
  3. Carstay 車中泊 ランキング 6位 石川県 穴水町
  4. Surface Book 2 修理
  5. のと鉄道 あつあつ亭 跨線橋 牡蠣

車中泊スポットを探す!

vanlife RV station バンライフ 車中泊 車旅

Pickup Post

  1. 鎌倉 樹ガーデン 穴場 カフェ
  2. 旅の背景 理由 田舎旅 バックパッカー backpacker background in Japan
  3. 中津川

ランキング

人気の投稿とページ

一般人のテレビ出演、どれぐらいお金をもらえるのか?
漁師直送!水揚げ直後の能登牡蠣<のとかき>最速翌日あなたの手元に!石川県穴水町岩車産の牡蠣 注文・販売!ペイペイと銀行振込支払いに対応!
ソフトバンクは田舎/地方でもつながるのか?つながる携帯会社は?
【田舎旅】サブバッテリーの走行充電ができないとき、確認したいポイント
day 81.6 長崎県 池島 約40棟の“歩けない”アパートたち
【田舎バックパッカーハウス】能登半島・石川県穴水町の田舎暮らし体験シェアハウス、長期間 車中泊滞在“バンライフ移住”可能な<住める駐車場>『バンライフ・ステーション』について
【カーステイ車中泊スポットレビュー】500円で車中泊 都会の24時間オープンお風呂カフェ
【田舎からのつぶやき】石川県穴水町役場の『独断と偏見』、向洋小学校と穴水小学校の統合に対する署名活動 開始
グルメ旅人お薦め 豪徳寺のイタリアン『テアトロアッカ』 新宿駅からわずか15分
【能登での田舎暮らし】主婦の財布に優しすぎる 新鮮&格安スーパー『どんたく』対『江ノ島』
PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。