能登・穴水町 – 里海ある田舎暮らしの魅力と言えば、食材が新鮮で豊富。
そして、地元や県近辺でとれた食材であれば、安いという点。
都会と田舎のスーパーの野菜と魚介類の大きな違いは、比較にならないほどの、絶対的な鮮度と価格。
食材の入手方法は、地元のお店で購入することもでき、自給もできる。もちろん、ときには、近所の農家さんや漁師さんから、農作物や魚介類をいただくこともある。
都会で「節約!節約!」を口ずさむ主婦 経験者なら、田舎暮らしでは相当な節約ができるはず。
今日は、特に“地産地消”の食材を中心に地元のスーパーの品揃えや、その価格をご紹介。
奥能登のほうにはスーパー『どんたく』が多い。
石川県全体では現在14店舗ある「どんたく」。
「朝とれ」や「港直送」シールが貼られたもので、「おぉ~~この値段か!」という魚介類の品揃えが多い。
思わず「漁師さんはこの価格でやっていけるの?!」と考えてしまうほど、ありがたい価格。
ということで、「田舎のスーパーって食材どんな感じなの?」を写真で紹介したい。
まずは、驚きのサザエの価格。
なんと!9個で670円!
それと比較したいのは…ぼくの出身地・鎌倉近くで、もはや地元とも言える江の島の価格だ。
「地物サザエ」は1つ800円、「特上サザエ」は1つ300円!
「地物」は江の島で獲れたもの、「特上」は地元外・県外で獲れたサザエのことかな?
上の写真の奥にある「サザエのつぼ焼き」の価格は850円!
物価が高い「都会だから仕方がない…」とは言っても、田舎暮らしをしている人にとっては「信じられない!高い!」と思うしかない。
田舎価格を知ってしまうと、こういった魚介類は都会で買えなくなる気がするなぁ。
だけど、もっと驚くことは…
田舎暮らしでは、よくあるありがたい話しで、自慢話しにもなってしまうが…
いつも、自給自足と「遊び」感覚でサザエを獲りに行っているご近所さんが、沢山のサザエをお裾分けしてくれる。一度で30個ぐらい分けてくれることもあるぐらい。
なので、田舎バックパッカーファミリーは「サザエなんて!買ったことがない!」のだ。
いやぁ〜我ながら、贅沢な田舎暮らしだなぁっと思ってしまう。感謝感謝。
そして、穴水町の食の代表格と言えば、能登 牡蠣(かき)でしょ!
漁師直送はもうちょいお安いが、この「どんたく」価格でも十分安い。
そして、またまた、江の島と比較してしまおう。
焼き牡蠣1つ700円!
そもそも、家へ持って帰っても炭火とかで焼けないし、殻の開け方を知らない人も多いしね。手間暇かかるからなのでしょうか?
いやぁ…だとしても、スゴい価格だ。
話しによると、真牡蠣の原価は100円以下と聞いたことがあるからなぁ。
次は、鱈(たら)。
秋が終わり、冬になると、鱈の季節がやってくる。
丸々一匹の鱈。たら汁・鍋用に、切り身や白子も販売している「どんたく」。
どでかいの一尾2,400円ほど。
そして、次は、ブリへと“出世”する出世魚(しゅっせうお)「フクラギ」。
その後、「ガンド」となり、最後に「ブリ」と呼ばれる。
その価格なんと…驚きの約300円!
ちなみに、穴水町内には、「どんたく」の他に、「サンフラワーもんぜん」や「いろは」がある。
ドラッグストアは「マツキヨ」や「クスリのアオキ」
コンビニは「ファミリーマート」のみで、「セブンイレブン」「ローソン」「スリーエフ」などはない。
ホームセンターと本屋は「コメリ」
田舎バックパッカーファミリーが頻繁に活用するスーパーは、この名前がユニークな「どんたく」だ。
3日に1回は行っているかな。
これらは赤イカ、アオリイカ、小イカ。
もはや、釣りをするよりも、買ったほうがいいかも!?
真鯛(マダイ)と黒鯛(クロダイ)。
黒鯛は、知る人ぞ知る“穴場”釣りスポット穴水町岩車漁港にも沢山いる。
週末にかけて、数人の釣り人の姿を見かける。
カワハギ300円前後。
潮汁(うしおじる)や味噌汁にして食べると美味しいんだなぁ。
タコ1杯丸々!ラップからはみ出しそう。
ノドグロはこの前(2017年9月上旬)、初めて見た。
能登産と島根県産。まさかこの価格売っているとはなぁ。
「ホントに魚いないの!?」と思ってしまう…
魚屋さんに行けば話しは別だけど、そもそも都会のスーパーでは、既にさばいてあるものが置いてあって、丸々一枚、一匹の魚がどか~んと置いてあることって滅多にないよね?
わかると思うが、魚介類や野菜は、季節や時期によって価格が前後して異なる場合がある。
だが、そう大幅に変化することは滅多にないかな。今回のノドグロは特別だったような気がするけどね。
産地は異なるけど、それでも安い食材が多い。
その他、パン、牛乳、チーズ、コーヒー、お菓子などは、都会と変わらない価格だね。
「どんたく」前には農協がある。
農協の野菜もさすがに安い。農協では、野菜の種や苗も売っているよ。
しかし、「まとめて買える」という便利さを考えてしまうと、主婦としては、スーパーである「どんたく」を活用してしまう人が多いんだろうね。
さて、魚介のお供と言えば、重要なビールや発泡酒の価格は!?
東京とそう大きな違いはないでしょ。
お酒もそこそこ安いし、品揃え豊富。
能登の地酒はお薦め。
地元のワイン「能登ワイン」の他、海外産のワインの種類も多い。
「京都麦酒」「よなよなエール」「水曜日のネコ」などのクラフトビール系の価格も普通、もしくはちょい安いかもしれない。
「京都麦酒」は「どんたく」で324円、ネット販売最大手の「アマゾン」のプライム会員価格は322円。
魚介や農作物以外は、都会のスーパーとあまり変わらない。
ただ、個人的なリクエストとしては、最近、店頭から「青鬼」が消えたので、再度、置いてほしいし、その他IPAなどのクラフトビールも置いていただきたいなぁ。
例えば、オラホビールの「キャプテン・クロウ」とかね。
…とは言っても、ちょい高いので、そう頻繁に飲めないけど。
ちなみに、どんたくの写真の表示価格は税抜き。
「どんたく」穴水店の営業概要
● 営業時間: 月曜~土曜 9:30~21:00。日曜9:00~21:00。1月2日~4日あたりは17:00閉店。
※ちなみにチラシやホームページ上、開店は10:00となっているが、地元の要望に応えて、9時台の開店にしたそうだ。
● 定休日: なし。年中無休。1月1日のみ お休み。
● 場所: 石川県鳳珠郡穴水町此木1字30番
● 問い合わせ先: 0768-52-8555
ちなみに、スーパー「どんたく」があるエリアには、その他に変わった名前の格安酒店「酒のキング」と、電気屋さん「100満ボルト」がある。
「酒のキング」はお酒が安い。ビールや発泡酒の価格は「どんたく」とそう大差はないが、箱買いであれば、「酒のキング」のほうが安いかもしれない。
日本酒や、ウイスキーなどのハードリッカー系は「酒のキング」のほうが安いし、お酒の品揃えは…断然こちらだろう。
それよりも、「酒のキング」の驚きの点は他にあるので、「酒のキング」については近々、別途ストーリーを載せようと思う。
普通のヤマザキなどのパンの他、体に優しそうなパンも置いている「どんたく」
もちろん、石川県産のお米も。
かぼちゃ48円!
徳島産 すだちは98円!徳島での「すだち」価格を知っている人は「おぉ!」と思う額だろうね。
と…書いているうちに、あらゆることを考え始めてしまい、またまた筆が止まらなくなって来たので、2話に分けることにする。続きはいずれ(後ほどアップ予定)
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