ぼくは、両親のおかげで、アメリカ・オレゴン州で高校と大学時代を過ごした。
そのときにお世話になった、アメリカ海軍上がりのホームステイ先のお父さんアベラさんとは頻繁に政治関連の話をしていた。なにかと議論になるわけだが、最後に彼は必ず「もしイクマが政治家になったら、人のために動け、人のためになることをするんだぞ(if you ever become a politician, do things for people)」と、ぼくに何度も伝えていた。
なぜだかはわからないが、なにかと、いつでも、ぼくにその言葉で最後を締めくくっていた…
いま、正直なところ、自身が運営・経営する「田舎バックパッカーハウス Station 1」に関して、あまり手をつけられていない状況が続いている。
遥々、鎌倉から父親が来てくれたり、家族の手伝いがあり、おかげさまで、瓦礫、いる・いらいないモノの分別を進めているのだが、進められるところも、中々進まず、どうも自分に集中できない。
これまで関わってきた人たちが気になってしまい、サポートを求められたら、断れないし、なんとか… どうにかしたい。
宿泊施設に困っていることから、自宅兼車中泊スポットの「田舎バックパッカーハウス Station 2」内のスペースを被災地でインフラ事業者や報道関係者向けに解放、牡蠣の販売サポート、そして、これから輪島で世界初の技法を開発した兄弟のサポートもする。
こんな緊急時、サポートすることに関して、頼られてものすごく嬉しく思うし、とにかく進んで、できるサポートは本格的に行いたい。
が、自身の「田舎バックパッカーハウス Station 1」の片付けなどが進まないという悩みも…
ぼくは自衛官でも、政治家でもなんでもなく、ただの一個人なのだが、”Do things for people”の言葉が常にぼくの脳裏に焼き付いている。
ぼくができることには限界があり、微々たることしかできないが、アベラさんからの学びから、ぼくにできることがある限り、引き続き、進んでいきたい。
この記事へのコメントはありません。