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【田舎からのつぶやき】石川県穴水町の小学校の統合に関する説明会 7月14日開催 そもそもなぜ統合ありきで話しが進んでいるのか?

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穴水町 小学校 統合, 向洋小学校, 小学校 説明会

石川県穴水町役場は2022年7月14日(木)19:00〜、町内の向洋小学校で、穴水小学校と向洋小学校の統合に関する説明会を開催する。参加対象者に関する情報は記載されていない。

つい先月末、以下お知らせが学校から配布された。同じぐらいのタイミングで開催された授業参観後の学級懇談会時、先生に聞いた話しによると、このお知らせは突然、役場から配布され、先生たちすら、知らされていなかったとのこと。

これまで、穴水町の小学校統合に関する“噂”や“憶測”程度の話しは聞いたことがあったが、このようなお知らせが、小学校に通う親たちに正式に配布されたのは、ぼくが知る限り、今回が初めて。

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初めてにも関わらず、話しは「意見交換」や「相談」を飛び越えて、いきなり「統合に関する説明会の開催」だ。

穴水小学校に通う生徒の親たちにもお知らせが配布されているのかは知らない。向洋小学校で開催することから、対象は向洋小学校に通う親たちのみと思われるが、特に参加対象に関する記載はない。

将来、向洋小学校に子どもを通わせたいと思っている親たちが参加できるかは不明。

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全国的な人口減少にともない、町内の児童数も減少している現実はある。

だが、だからと言い、その傾向にただ単に乗っかり、一つの小学校を廃校にする、一つに統合する、でいいのだろうか。「子どもが少ないから仕方がない」と思いつつも、向洋小学校を残し、その良さを子どもたちに体感させたい親は沢山いるのではないだろうか?

その意見交換、町としての課題に関する説明すら飛び越えて、いきなりの「統合に関する説明会の開催について」だ。唐突すぎるだろう。

小学校の存続は地域の未来、地域の存続に大きく関わってくる。田舎をメインに旅して、「小学校がなくなったら、その地域は終わりだ」「子どもの笑い声が聞こえないから寂しい」「少人数性の学校の子どもの感受性は素晴らしいものがある」など地域の人たちの声をどれだけ聞いてきたことか。

その地域の近辺に学校があるのか・ないのかで、県内外からの移住にも大きくひびいてくることだろう。

そもそも…

この「町立小学校の統合に関する説明会の開催について(通知)」の説明事項に「● 町立小学校の統合について」「● 学校施設について」と書かれているが、穴水町役場は既に統合を決定事項としてお話しを進めているのだろうか?

小学校で子どもたちの成長を支える先生たち、子どもたちの両親、子どもたちにヒヤリングや意見交換を行った上での統合に関する話しなのか?既存児童/生徒やその親たち、これから小学校になる子どもを持つ親たちとの意見交換は行われていたのだろうか?などなど、あらゆる疑問が頭を過ぎる。

町民と特に意見交換などなく、(言い方は悪いが)“こそこそ”と役場内のみで話しが進んでいたのであれば、向洋小学校へと子どもを通わせる親としては、いかがなものかと思ってしまう。

今や、町の未来の全てが学校次第とは言えない時代なのかもしれないが、現実、小学校のある・なしは、地域の将来の存続に大きく関わる重要なこと。

ただ単に「子どもの人数が少ないから、統合しましょう」とシンプルに決めたことなのか、そもそも、なぜ小学校の統合ありきで、話しが進んでいるのか?

疑問や話しはあちこちへと飛んでしまったが、「町立小学校の統合に関する説明会の開催について(通知)」という一方的なお知らせの配布になると、その細かい背景や根本的な理由について、疑問が頭を過ぎるばかりだ。

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追記…

2022年7月の穴水町広報誌によると、どうやら各地域で説明会を開催するようだ。対象も記載されている。しかし、なぜ「統合に関する説明会」という、統合ありきのお話しなのだろうか… まずは町民と「相談」すべきではないだろうか。

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投稿者の記事一覧

1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

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