能登・穴水町岩車(石川県) – 毎週日曜日、15:00ごろ、田舎バックパッカーの拠点 岩車の漁港側の“錆びれた”小屋では、飲んだくれた楽しいおっちゃんたちが集まり、バーベキューが開かれる。
ぼくがこの“ざっくばらん”なバーベキューの会を知り、参加したのは、つい2年半前ぐらいのこと。
漁港周辺を散歩中、「賑やかな声が聞こえるなぁ~」と思い、「こんにちは~!」と小屋を覗いたら、「来い来い!一杯どうや!」っと…そんな感じで、ぼくの参加が始まった。毎週日曜日、参加できるときは参加している。
「また、いらっしゃい」と言われるが、フリーランスという仕事の都合上、週末も楽しく“私事(しごと)”をしているので、必ず参加しているわけではない。ときには、30分ほど参加して、失礼することもある。
“おっちゃん”たちの年代は60代後半から70代。この岩車地域育ち。
ここでの食材は多岐にわたる。地元で釣れたハチメ(メバル)、タイ、アオリイカ、牡蠣、狩られた猪、北海道の蝦夷鹿(えぞしか)など、お酒は必ずキリンの瓶ビールだ。
先週は、生の蝦夷鹿肉の足を電動ノコギリで切り、それをさらに包丁で薄く切った肉をニンニク醤油でいただいた。
冷凍されていたので、“ワイルド”な電動のこぎりも登場。
ときには、缶詰のときもあるが、ほとんどが、こんな感じで、自然で採れた“ワイルド”な食材ばかりである。
これがまた楽しい会なのだ。「岩車の“超”現地人と触れ合うならばここで!」って感じのスポットである。
既に15年も続いている会。小屋自体は、志賀原発 建設時の余りものをいただいたそうだ。以前、ぼくの家主の亡き旦那さんも参加していたそうだ。血縁ではないが、少し“縁”を感じる。
そこに、ぼくらの若造が入ると、この場がまた“訳わからない感じ”で、賑やかになる。
離れた世代の交じりあいだ。話すトピックは自由。村の“裏”話しも飛び交う。会話は、わかりやすく話し、お互い質問しあわなければ、成り立たない会とも言える。
話す内容の登場人物は、はるか昔のときだったり、名前を屋号で呼んだりするので、「誰」だかわからないときもある。そんなときは、「それ誰のこと?」と聞けば、教えてくれる。
「わかりやすく話して、わからなければ質問すれば良い」とは言うものの、方言も飛び交う。たまに、“はっきり”とわからなかったりもするが、そんなときは、分かったふりをして、笑って、その場を楽しむこともある。
だが、物事ははっきり言う。しっかりと理由を説明すれば、移住者だろうと、地元だろうと、お互い分かり合える。まぁ、それは田舎であろうと、都会であろうと場所を問うことではないだろう。
岩車は限界集落。ここ5年、10年でなにが残るかわからない。
こんな“ざっくばらん”なバーベキュー、飲んだくれのおっさんたちと、若造たちの集まりではあるが(笑)、こういった田舎の土くさくワイルドな会も残していきたいもんである。
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