能登・穴水町岩車(石川県) – さてさて、バックパッカーのぼくは能登で、自分スキルをフル活用してあらゆる“私事(しごと)”を手掛けている。
最近、パソコンやネットにそこまで詳しくない田舎/地方の個人事業主のパソコン操作、シンプルかつ安価なブログ兼ホームページ制作などをサポート中だ。
それは以前にも書いたことがあった。
今回はパソコン購入をサポートし、そんな中、わずか3~4万円でシンプルな作業に適したパソコン/PCをみつけたので紹介したい。
“重い”作業がなければこれで“二十分”に楽しめ仕事ができるパソコン「Lenovo(レノボ)B50」である。(動画はこの記事最後に)
【Intel製Celeron N2830 Lenovo B50 の性能はいかに?!】
Lenovo B50のCPUは2.1GHz(クロック数 – 動作周波数)のCeleron(セレロン) N2830、ハードディスク容量は500ギガ、メモリーは4ギガ。
90年代、PentiumシリーズのCPUしかなかったころ、クロック数の値でパソコンのスピードを判断していたが、現在Intel製CPUには、サーバーで使われるXeon(ジーオン)、中級から上級のCore i3 ・i5・i7(コア アイスリー・アイファイブ・アイセブン)、 i3より性能が劣るPentium(ペンティアム)、省電力で低価格パソコン向けCeleron(セレロン)、タブレットや小型パソコン向けAtom(アトム)などがある。
2.1GHzのクロック数は数値的に高いのだが、だからと言って処理能力が速いとは限らないのだ。今回の必要条件には十分だった。
【Lenovo B50のサイズは一般的な15インチのPCと変わらない】
っと…その前に、話しは少し飛ぶ
田舎にはあらゆる“隙間産業”があるって話し
田舎には“ちょっとした”パソコンサポートのニーズがある。
田舎には若者が少なかったり、田舎で生まれ育った子どもたちの多くは田舎を出て東京などの都会で暮らしているため、ぼくらのお父さん・お母さん・おじいちゃん・おばあちゃん世代の人たちはパソコンの操作方法について聞ける人が身近にいないのだ。
ブラインドタッチはもちろんのこと、フェイスブックなどのSNS、ネット閲覧、ブログ作成や更新など、最近のパソコン事情にも詳しくない。また、少しでも想定外のことが起きると、どのように対処したらよいのかわからない。
高齢者前後の人たちのパソコン苦手に関しては、都会や田舎問わないかもしれないが、操作がわからないときに“聞ける人が少ない”というのは厳しい。
インターネットも活用せず、基本、ワード、エクセルのアプリしか活用しないのにも関わらず、電機屋さんへ行くと、高性能CPUのIntel Core i7を搭載したパソコンを薦められ、18万円クラスのノートパソコンを購入した例を、ぼくが移住したここ穴水町岩車の村内で聞いたことがある。
そんな感じで、若者が少ない田舎/地方には、パソコン周りをサポートする人が少ないわけだ。
だが、ぼくらのお父さん・お母さん・おじいちゃん・おばあちゃん世代の人たちはみんな、パソコンとネットを介した情報発信が、現在取り組んでいる事業を軌道に乗せる一つの“きっかけ”になることはわかっていて、学ぶ気があり、操作方法などを知りたい。
「あーなんでこれぐらいわかってくれないんだぁー」とイラッとして我慢できない人たちには、パソコンサポートは難しい仕事だろう。
パソコンサポートの場合、年齢に合わせた言葉で簡単に話すことが重要である。
なぜ…そんな話しをしたのかって?
切り口を変えて、そんな話しをした背景には、このパソコンサポートと同様「田舎には仕事がない」と思っている都会の人たちが多いので…「過疎化=田舎にはないものが沢山ある=必要なものは沢山ある」と少し考え方をシフト/切り替えたらどうだろうかっと思ったわけだ。
ないものが多いならつくればいい。
そこで「ないない」「難しい」と嘆く人は、田舎暮らし向けのタイプではないだろう。
そんなシンプルではないという意見もあるが、それがやりたいことで自分のことのようにして捉えることができれば、結局はシンプル。「シンプルではない」という人ほど、複雑に考えすぎて、様々なことを実行することができないとぼくは思う。
「ないものが沢山ある田舎/地方」…起業家にとって田舎は“聖地”のような場所だろうね。
さて、話しをLenovo B50に戻そう。
「なんのためにパソコンが必要なのか?」を考えること
今回パソコン購入をサポートしたのは穴水町・議員の新田信明さん、農家民宿ゆうか庵の中田さん夫婦だ。
● ワード、エクセル、パワーポイント、アウトルックなどの基本的なオフィスソフトがストレスなく活用できること
● コンパクトデジタルカメラで撮影した写真の取り込み、サイズ調整などちょっとした編集ができること
● ネット閲覧はもちろんのこと、ブログの更新や編集作業ができること
● ブログ内容をフェイスブックに投稿ができること
● 農家民宿の場合、登録しているトラベルサイトの編集などがストレスなくできること
● これまで使っていたパソコンと同じ15.6インチの大きな画面
そもそもLenovo(旧IBM)に目を付けた最大の理由は「安定」だ。
結花と、ぼくの実家の母親は数年間以上Lenovo G570を使用していて、修理に出すこともなく「安定」して使っている。
2015年で使用期間は約3年になるが修理や不具合が一度もなく安定している。また、ぼく自身、オレゴン大学時代、LenovoがIBMのパソコン部門を買収する前のIBM Thinkpadを使っていて、Thinkpadは長い間、活用することができていた。ぼくは1998年から大学卒業後の2002年ごろまで、その後、父親にそのThinkpadを譲り、父親は2005年ごろまで使っていたかと思う。約7年間だ。
ちなみに、結花と実家の母親がLenovo G570を活用している間、ぼくが同じ時期に購入し使用していたCore i7のデルは、以前記事に書いたことがあったが、1年間で5回ほど修理に出しており不具合だらけ。
「手元にあった期間のほうが短かったんじゃない?」と思ってしまうほどだった。「安価なパソコンであれば、デルは?!」と思う人もいるかと思うが、そんな事情からデルをお薦めすることはできないわけだ。
このLenovo B50を購入した。CPUはCeleron(セレロン)のN2830で、省電力で比較的安価なパソコンに使われるものだが、上記で挙げた作業を行う上で全く支障がない。
“安価”と言っても値段はピンキリで、Celeronを搭載したPCでも10万円代のものもある。
これらソフトに加え、アドビのフォトショップ、ドリームウィーバーのソフトも“そこそこ”ストレスなく活用できた。が…クリエイター向けではない。
【Lenovo B50で約2時間のフルハイビジョン動画データ再生もできた】
そのほか、動画編集は難しいかと思うが、フルハイビジョン画質の約3ギガで約2時間の動画も問題なく再生・閲覧できた。
だが一眼レフカメラで撮影した重い写真(RAWデータ)の編集や開くスピードに関しては、もちろんのこと、Core iシリーズのCPUと比較すると遅い。しかし、Core iシリーズと比較すると劣るのは当たり前だろう。
ちなみに、Lenovoは中国メーカーで、2005年にアメリカIBMのPC部門を買収し、現在、PC市場シェアで世界1位だ。“中国製”のイメージは良い悪いあるかと思うが、モノによっては性能は優れている。オンラインショッピングのAmazon.co.jpのパソコン・タブレットPC部門のノートパソコンの売れ筋では、常に上位だ。
個人的に中国製の“食材”は信用できないが、中国のIT大手は信用できるメーカーだと思っている。
● Lenovoがいかにスムーズか動画で見てみよう
【その次に、Celeron Nシリーズ搭載のパソコン「Lenovo B50」購入時、PC高速化のために必ず最初に設定したいことはこちら】
現在(2016年2月)、Lenovo B50は販売終了となったようで、その後継機種的なG50が安価で、B50よりもパフォーマンスが良いようだ。 |
【農家民宿 ゆうか庵 中田さんWindows Vistaからデザインがそう変わらないWindows 7搭載のLenovo B50に変更。現時点では満足して使っている】
【お知らせ】牡蠣<かき>販売のサポート開始! 水揚げ直後の牡蠣<かき>があなたの手元に最速翌日届く!能登半島の“奥” 石川県穴水町岩車の牡蠣<かき>を購入!鮮度抜群なので、牡蠣ならではの臭みなし!ぜひぜひ、ご注文くださいね!^^ |
【お知らせ】『田舎バックパッカーハウス』をオープン!日本初の“住める駐車場” 能登半島にある小さな田舎町<石川県穴水町川尻>にシェアハウスとオフィス、コワーキングスペース、そして、住める駐車場・長期間滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も! |
この記事へのコメントはありません。