オーストラリア・ブリスベン出身で東京都在住のジャック・ニクリン(Jack Nicklin)さんと、アメリカ・アラバマ州出身 カリフォルニア州サンディエゴ在住のハービー・シアーズ(Harvey Sears)さんが、「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」に参加してくれた。
アメリカから東京に着いたハービーは数日間、東京で過ごし、ジャックと一緒に羽田空港から能登空港へ。
この日からほんの3日間、能登での田舎体験。
ちなみに東京から能登へは飛行機で若干1時間。2ヶ月前ぐらいに予約すれば、片道約1万円前後で航空券を入手することができる。
詳しくは、以下記事を読んでほしい。
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ゲストのハービーは魚、釣り、滝、写真撮影好きという背景から、それに合致した田舎体験プランを準備した。そして、ジャックは“飲み”と“食い”の専門。昼と夜は美味しいご飯とお酒に尽きる。
ジャックはぼくの叔母さん家族と“仲良し”を越え、一ファミリーメンバーのような存在。となると、ぼくにとっては親戚のような人物だ。
ジャックは日本在住という背景もあり、アメリカからやってきたハービーのために、「東京のようなメジャースポットだけでなく、日本の原風景や文化を楽しんでほしい」とのことから、能登での“ちょい”田舎体験を準備したという感じだった。半日ではあったが、ジャックは既に一度、8月下旬に能登へ来たことがある。
さて、まずは… 能登空港に到着早々 向かった先は…
この日、ハービーとジャックは16:00ごろ着の午後便で能登へやってきたので、空港から直接、地元の新鮮な魚介類を扱う能登町の回転寿司屋「もりもり寿し 能登総本店」へと向かった。
回転寿司へ行くのは初めのハービー。まさか、寿司屋に“新幹線”が走っているとは思っていなかっただろう。
しかも、その新幹線は、「北陸新幹線」である。
テーブルに設置されたタブレット端末から寿司を注文すると、レストラン内を回転する寿司の上に設置されたレーンを走り「北陸新幹線」が、調理場で板前が握った寿司を運んでくれる。
通常の回転レーンよりも速い北陸新幹線が、寿司を乗せた皿を運び、テーブルに到着すると、ピタッと止まる。
ぼくらがその皿をおろした後に、赤いボタンを押すと、板前の元へと新幹線は戻っていく“しかけ”となっている。
よく見ると、新幹線のレーンにはレールがあるわけではない。磁石で動いているのだろうか…気になる。
とにかく…この先端の技術には驚きである。
結生は相変わらず、この北陸新幹線に大声で遠慮なく大はしゃぎ。
ハービーはイカ好きで、注文する寿司はイカばかり。奥能登は牡蠣の他、イカでも有名。この時期の旬と言えば「アオリイカ」だ。
ハービーは「ン~~グッドゥ~」と深く満足そうな感じで食べ続ける。
「ベリー、グッドゥ、ライト?」と聞くと、「ンーフゥー」という、実に深く“つまらない”シンプルな回答が戻ってくる(笑)
「ンーフゥー」というハービーの返答は、「ベリーグッド!」を意味することが後々わかってくる。
また、「もりもり寿司」で「ワ~オォ~」と驚いていたのは、トイレの綺麗さと、トイレシートが自動で開くことだった。
アメリカの公衆便所は汚いところが多いので、その違いに驚くことだろうが、「もりもり寿司」のトイレは格段に綺麗だ。
回転寿司の会計の締めも面白い。
皿の裏にはセンサーがついていて、専用の端末で、積み重ねた皿を上から下までかざすと、そのセンサーを読み取り、合計額を計算できる仕組みとなっている。
日本にいれば、当たり前のような回転寿司だが、海外から来たお客さんにとっては、“もってこい”の穴場スポットである。また、能登の「もりもり寿し」のネタは、地元産が多いので鮮度抜群で安価、コストパフォーマンスが最高の寿司屋だ。
「もりもり寿し 能登総本店」の概要
● 営業時間:
・月曜日、火曜日、木曜日、金曜日 昼11:00~15:00、夜17:00~21:30
・土曜日、日曜日 11:00~21:30
● 定休日: 水曜日
● 場 所: 〒927-0435 石川県鳳珠郡能登町宇出津新港3-3
● 電 話: 0768-84-5133
● 支払い方法: 現金のみ
● 駐車場: 50台前後駐車可能。
● アクセス:
・クルマ – 能登空港から約30分、穴水駅から約40分、金沢駅から約2時間
・バス – 穴水駅から宇出津駅前行きのバスで、バス停「辺田の浜」で下車。徒約歩5分。
● その他: 個室やカウンターあり
冬、能登牡蠣(のとかき)が旬になる頃(大体1月下旬~5月GW前後あたり)、蒸し牡蠣を乗せた軍艦巻も提供するとのことだった。生牡蠣はない。
「もりもり寿し 能登総本店」を後にしたぼくらは、今晩のお酒を購入し、田舎バックパッカー宅へ。
さて、これから星空撮影が始まる(続きはこちら)
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