2013年、富士山が世界文化遺産に登録され、神奈川、東京などのエリアから、“サクッと”富士山へ行きたいと考えている人たちが多いのではないだろうか。
「富士山へ行く=登山=山登り」しかない!っと考える人も多いだろう。
富士山には、登山以外にできることは沢山ある。富士山周辺には富士山を眺めたり、その眺めを写真に記録することができる多くの“祭り”的スポットがあるのだ。
それに加えて、忙しい平日の合間に、宿泊先を見つける余裕がない人も多いのではないだろうか?
ネットで簡単に宿泊先を検索しても、値段が高い…安い…綺麗…汚いなどで迷ってしまい、結局時間がかかってしまう。
だからといって、宿泊先を諦めて、日帰りで富士山周辺へ行くのもさすがに大変だろう…
そんな“旅人”にはクルマを拠点にした、バックパッカー旅をお薦めしたい。
まずはどんなところで、サクッと一泊できそうなのか…一つの拠点を紹介する。
クルマはぼくらのような“動く拠点”であるキャンピングカーが快適だが、“自分のスペース”であり、ある程度フラットで寝られるようであれば、自家用車でもいいのではないだろうか。
今は田舎に住むぼくらだが、都会に住んでいた時は、電車で立寝をしていたぐらいで、寝ようと思えばどこでも寝られるわけだ。同じようにそんな感じで、“なんとか!”「どこでも寝られる人」も多いはずだ。
車中泊(しゃちゅうはく)も一度、チャレンジしてみるといいだろう。
●朝晩“巨人”に迎えられ一泊できそうなスポットとは…?!
そんな忙しい人たちでも“サクッと”一泊で行ける富士山周辺がある。まず、お薦めしたい場所は、朝霧高原(あさぎりこうげん)周辺だ。
高速を使えば、鎌倉からは約150キロ、東京からは約130キロ、約2時間30分で行ける。
有料道路を使わず下道で行った場合、距離はそう変わらず約3時間強で行けるのではないだろうか。
しかし、どれも道路の交通状況による。夜中や早朝に出発すれば、スイスイと進めるだろうが、途中、鹿などの動物には注意したい。
まずぼくらが、5日ほど拠点となったのは、国道139号線にある道の駅「朝霧高原」だ。駐車場の収容数は72台(無料)。
道の駅にあるお店の営業時間は、8:00 ~ 18:30。
晩になると、“巨人”のようにそびえ立つのが富士山だ。早朝になると頭がカメラになったかのように、富士山が脳みそに焼き付けられるのだ。
トイレも綺麗で、飲食もこの道の駅「朝霧高原」でとることができる。朝霧ヨーグル豚の「肉丼」はうまい!
そして、おまけにソフトクリームまである。お薦めは富士山で採れる高山植物「こけもも」の実を使った「こけもも」とバニラのミックスソフトクリーム。甘く酸味ある味がしておいしい。
●クルマ泊…最低限なにを持っていけば楽なのか…
ぼくらバックパッカー夫婦は、クルマと原付で、富士山周辺の田舎を1週間以上、あらゆる道の駅を拠点にして散策した。
平然と「原付で」と言っているが…実は原付バックパッカー旅もお薦めだ。気になる脇道や小道へササッと入っていくことができるし、富士山近辺の渋滞に巻き込まれることもない。
誰もが「原付で遠出?!?大変じゃん!」っと考えてしまうが、「大変!」は一般論とイメージだけであり、なに事も一個人に合う合わないは、やってみないとわからないのだ。
最近の原付だと1リッターあたり、30~50キロぐらい走るので、燃費も最高に良いのだ。ただ、大変なのが“雨”のときだけだ。テントを持っていて、テント泊スポットを知っていれば…いや、テント泊スポットを開拓していければ、実はそう大変でもない。
話しはそれたが…
一泊であれば、最低限のグッズを持っていけばよい…
寝袋(シュラフ)、寝袋用マット、歯ブラシ、タオル、水だけをバックパックに詰めて、出発すればよいだろう。
早朝、缶コーヒーよりも贅沢な気分を迎えたい人は、クルマ泊用の湯沸かし器、インスタントもしくはドリップコーヒー、コーヒーカップを持っていくことをお薦めしたい。
富士山を眺めながら、コーヒー片手に“うろうろ”しながら、早朝を楽しむことができる。
ちなみに寝袋用マットとは、クルマ内の凹凸を可能なかぎり、フラットにするものだ。あくまでも“可能なかぎり”なので、完全なフルフラットは難しい。
4月下旬や5月上旬は、富士山周辺はまだまだ冷え込むので、コートや気温零下にも耐えられる寝袋を持っていきたいところ。
ちなみにぼくらが使っている寝袋はこれ。高値だが、今後も旅で活用するようであればお薦め。収納サイズは17センチ×34センチなので、コンパクトに収納できる。
一応追加だが、道の駅「朝霧高原」のトイレは言うまでもなく綺麗だ。基本、道の駅のトイレは綺麗なので、相当の潔癖症でない限り、女性も心配ないだろう。
翌日、早起きして、運が良ければダブルダイヤモンド富士を見に行きたいところだ…(続きは こちら)
■次のエピソード
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・朝霧高原から“一日一歩”約80匹の鯉のぼりが世界遺産・富士山に登っているスポット ~子どもの日にサクッと家族で楽しめるバックパッカー×クルマ田舎旅~
・ニッポンの田舎へのバックパッカー×クルマ旅: 一泊で旅する富士山麓・朝霧高原周辺4つ目のスポット「富士芝桜まつり」
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