Fukuoka Oronoshima Island - 福岡県 小呂島

day 75.1 福岡県で一番小さい島“小呂島(おろのしま)”に到着 ~学校へ向かった~

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福岡県 小呂島

2011年1月25日(火) – 今日午前中、福岡県博多に夜行バスで到着。

ぼくら田舎バックパッカーは現在、福岡県の玄界灘に浮かぶ小呂島(おろのしま)へ向かおうとしている。

小呂島 福岡県 大雨 oronoshima 多くの人たちが気にされているかと思うので、以下、現地からの情報を載せます。
2020年7月27日 【更新】 福岡県小呂島(おろのしま)で記録的な大雨 学校までの通学路が崖崩れで遮断

小呂島については全くなにも知らず、相変わらず旅先については全くリサーチしていない。

地図を見て、「ここだ!ここは聞いたことないから行ってみるか!」という感覚で旅先を決めている。(そのストーリーはこちら

姪浜港(めいのはまこう)に着くと、ぼくは出航まで、トイレに入っていた。

船へのゲートでは結花が、「ここには宿がないよ。本当にいいんですか」と、船乗り場の切符収集場係の人から、何度も聞かれている。

「いくちゃん、テント張ることは言わなかったけど、ぶつぶつ言ってたよ」と、結花は弱々しく言う。

影響されやすい結花は、10言われると100のダメージを受けてしまうタイプなのだ。

いくつか追加すると、結花は特に何も考えずに…常に…“自慢げ” かつ“大げさ”にテントを張る場所を他人に話してしまう。

「見知らぬ人に言わない方がいいよ」と伝えても、どうも“自慢げ”に話してしまう。

いわゆる、お喋りな“ビックマウス”なわけだ。万が一を考え、見栄を張って、大々的に言うべきことでもない。

ぼくらも十分怪しく見えることは重々承知だが、“変な人”にテントを襲われたら大変だ。

去年10月、舳倉島(へぐらじま)に行ったとき、テントや寝袋を担いでいることを伝えたら、野鳥写真家に、ぶつぶつと言われたこともあった。

テントには、“自分たちの旅先の宿を自分でつくる”という、いたってシンプルな楽しみがある。

まぁ、ともかく、ぼくらは“宿を持参”しているので、現地に宿がなくてもいいわけだ。

 

新たな旅先 小呂島に到着

1時間ほど船に乗り、小呂島に到着。ぼくらは、とりあえず、港の待合所に重いバックパックを置いて、島内を散歩。テントが張れそうな場所を探すと同時に学校へ向かうことにした。

福岡県 小呂島【福岡県 小呂島の風景】

ちなみに小呂島では、ぼくらが持っているソフトバンクの携帯電話は全くつながらない

この島でつながるのは、NTTドコモのみだそうだ。やはり地方ではソフトバンクの電波は弱すぎる。

プラチナバンドで、地方/田舎でもつながるようになったソフトバンクのストーリーはこちら

小呂島に到着する前に、船内でスマートフォンのGoogle Mapを使って島の地理情報を見てみた。

小呂島に学校があることは分かっていた。「学校でいろいろと教えてもらおう」と思い始める自分。

学校があるのは当たり前!」と思うかもしれないが、最近、地方や島では学校が休校になっていたり、小学校が中学校と併設になっている地域が多い。

2010年11月に行った香川県 伊吹島(いぶきじま)の小学校は、中学校と併設、愛媛県の八幡浜大島の小中学校は休校で子どもが全くいない島となっていた。

学校で地域のことを聞くと、島の基本的なことについて、いろいろと学べることが最近わかってきた。

ぼくは、島や田舎での教育に関して、興味があるので、一石二鳥。小中学校へと向かった。

途中には、保育園もあったので、ここには比較的若い人たちも多そうだと察する。今夜、テントを張れそうな公園も見つけた。

小呂島 福岡県【福岡県 小呂島 今夜テントを張る公園 下にいるのはバックパックを背負った結花】

公園を通り過ぎ、しばらく行くと墓地があった。変わったお墓がある。普通の墓石の上に、石で造られた大きなカメラがのっている。

あとで島の人から聞いた話だが、若くして亡くなった人のお墓だそうで、カメラがすごく好きな人だったそうだ。

たまたま、消防団の用事で福岡に出張し、福岡で交通事故にあってしまい、亡くなってしまったそうだ。

そのような背景がありお墓には、思い出のカメラがのっている。

変わったお墓【福岡県小呂島のカメラがのったお墓】

また、一部の人に聞いても理由は判明しなかったが、学校に近くなると、道の色が、青色と緑色に変わっていった。

福岡県 小呂島【福岡県小呂島 – 学校へと続く道がユニークな色に変わる。】

福岡 小呂島 売店【福岡県小呂島のお店は漁協「購買部」のみ。小呂島に宿はない。】

ぼくらバックパッカーが学校に到着したときは、既に17:00をまわっていて、生徒はすでに下校していた。<続きはこちら

< 前回のストーリー 『day 75 福岡県博多に到着 ~“小呂島(おろのしま)”へ…って「どこそれ?」~ 』>

< 次回のストーリー 『day 75.2 僻地5級の福岡県“小呂島(おろのしま)” 漁師の引き継ぎ率ほぼ100%?!』> 

 

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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

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