前回お話ししたとおり、千葉県幕張メッセで開催された「カートラベルジャパン2019」から能登への帰路。(前回のお話しはこちら)
今回はハイエース“動く拠点”での一人クルマ旅。
最近、娘との二人車旅が多いが、一人旅ってのもやっぱり良いもの。ちょい寂しい感はあるものの、その分、旅先での出会いを求め、旅先の田舎/地方での交流が始まる。
他を気にすることなく、自身のペースで自由気ままにあちこちへと旅することができる。
ただ、今回一緒に来られなかった娘と、奥さんが仲良くやっているのかってところだけが心配で、急ぎ足で能登へと向かっている…つもり。
このストーリー<こちら>でも伝えたとおり、娘には様々な体験をしてほしいことから、連れていきたいのだが、奥さんのもろもろ“体調”的な部分があるので難しいのが現実。
ということで、まぁ、いろいろと事情はあるものの、一人だと仕事のテンポなどは速い。
取材かねて、能登へと急ぎ足で戻る。「急ぎ足」とは言いつつも、途中、カーステイ車中泊スポットで3泊はしたいなぁ~と思っているところ…
旅の醍醐味である、「出会い」ともつなげてくれる車中泊スポットの検索・予約・決済サービスのカーステイ。
カーステイの面白さを少し語ろう
カーステイの車中泊スポットはニッチな場所が多いので、楽しみが沢山眠っている。
当初、正直なところ、「ん~~、良さそうなサービスだけど、従来の車中泊スポット『道の駅』でいいんじゃない?!無料だし」と思っていたところもあったが、今では、従来の車中泊スポットよりも、カーステイのほうが“新規性”があり、“出会い”につながるし、面白味があると確信している。
今では「やっぱりカーステイでしょ!」と思ってしまう。
一方で、(車中泊がOK or NGかって議論はともかく)従来の『道の駅』は、今さら車中泊スポットとして取り上げても、新規性なく、面白味がない の一言に尽きる。もはや、取り上げられすぎているのだ。
せっかくの“動く拠点”でのクルマ旅、いろいろと発掘しながら帰りたい。やっぱり旅での“発掘”感を味わうことが好きなんだよね。
しかも、今回はその気満々で、クルマを降りて、あちこちへと散策できるようにキックボードまで積んできた。
このキックボード、幕張メッセで開催された「カートラジャパン」の会場と「モバイルハウスビレッジ」コーナーの往復約1キロ以上の行き来でかなり活躍した。
今日の車中泊スポット「いろは堂 長野本店」
昨晩 泊まった場所は、埼玉にあるCarstay車中泊スポット「おふろcafé utatane」(こちら)
今夜は昨晩の都会エリアとはガラリと変わり田舎/地方、車中泊スポット長野県鬼無里(きなさ)にある「いろは堂 長野本店」だ。
老舗おやき屋さんで、かなり有名らしい。
東京から能登への道のり、「このあたりで1泊したいかなぁ〜」というポイント/場所にある。
従来のクルマ旅人は、「道の駅」やサービスエリアでの車中泊が9割だろう。
そんな中、誰が田舎にある一お店の駐車場で車中泊できることを想像できただろうか!?
もろもろ考えていると、カーステイ、いいシステムを創ってくれたし、クルマ旅や車中泊の世界にウェルカムなサービス、いいシステムが誕生したなぁ~とついつい思ってしまう。
到着までの道のりは… 長野市の町からそこそこ な~んにもない山道をしばらく走った。
途中、携帯の電波は4Gから3Gに切り替わってしまい、「えっ!?この先にCarstayの車中泊スポットがあるの?!」と思ってしまうことだろう。
まぁ、だが、今や相当な山間部へ旅しても、携帯の電波はつながるので、心配はない。
遅い時間に車中泊スポット「いろは堂 長野本店」に到着する場合は、長野市の町で必要な買い物を済ませて向かったほうが良い。
例えば、ビールなどのお酒類、つまみ、お菓子などなど。
「いろは堂 長野本店」近辺
車中泊ができる駐車場周辺にはスポットのオーナー伊藤宗正さんが経営・運営するおやきの「いろは堂」(8:30~17:30・定休日 火曜日(不定休))、蕎麦屋と産地売店が並ぶ鬼無里の「旅の駅」、田舎らしい小さな商店、昼ご飯も食べられる移住夫婦が今年オープンした古民家宿「燕<えん>」がある。
ただ、「旅の駅」は16:00から17:00ごろまでオープンしているそうだが、田舎/地方のお店の営業時間は“ざっくばらん”なところがあり、場合によっては早目に閉めることもあるので注意したい。
「燕<えん>」はちょい離れていて、「いろは堂」からクルマで約5分かかる。
ちなみに「いろは堂」の先には、「冨久屋商店」もあるが、オーナーが高齢という事情から9月末で閉店するそうだ。
「なにもない」感が最高の鬼無里での「バンライフ」感
今回、ぼくが鬼無里(きなさ)に到着した時間帯、夕方ごろから「なにもない」感満載な村となる。
だが、その「なんにもない」感はネガティブな意味ではない。やっぱり、それが最高にいいんだよね。
コンパクトでこじんまりした村、「なにもない」感ある場所では、心が落ち着き、自分と対面できる空間が創られる。
特にここ数日間のイベントでは人に囲まれっぱなしだったので、この“ほどよい”空間に癒やされ、アットホーム感がある。
空には星が無数、夜の車中泊もぐっすりできる。
そこで生まれる限られた人との新たな出会いも嬉しい。能登⇔関東間でまた鬼無里周辺の空間の利活用…させてもらうだろうなぁ。
まさに、そんな空間へとクルマで走っていけるって、「VAN LIFE(バンライフ)」のいいところだよね。
って、そんな雰囲気を楽しみながら暮すように旅して、非日常感を味わいながら過ごす日常が「バンライフ」の感覚ってやつなのかな。
そして、そんな「なん~もない」スポットほど、新たな発掘しがいがあるし、「ネットで調べる!」よりも現場感あるオリジナリティあるコンテンツを創ることができるんじゃないかなぁっと思っている。
今や行き尽くされた「道の駅」を車中泊スポットとして“本格的”に取り上げても、「今さらそこカバーしてもね~」と思ってしまう。
まぁ、そこは人それぞれ考え方があるし、どこをカバーしようと人の勝手と言えば勝手か…
Carstay車中泊スポット・コーンのスペシャル感?!
ちなみに、「いろは堂」の車中泊スポットでは、Carstayのカラーコーンのスペシャル“パワー”を感じることができた。
田舎/地方では、夜、クルマに灯りがついていると、「ん?!なんだ!?あのクルマ 怪しいぞ」とみられがち。
だが、コーンがクルマに前に置いてあると、「あっ!車中泊の予約者か!」「ここでなにかしら出来事があるのか」と周りからも多少状況が理解されやすくなる。
Carstay車中泊スポット「いろは堂 長野本店」の第一印象
「いろは堂」代表 伊藤宗正(いとう むねまさ)さんやスタッフの人は、ものすごく親切だった。
夜暗い中、どでかいクルマのハイエースこと“動く拠点”を駐車場に停め、「いろは堂」から出てくる人を見かけたので、「こんばんわ!すみません、ここの方ですか?」と話しかけてみた。
そして、「トイレってどこにあるかご存知ですか?」と聞くと、「うちのトイレ閉まっていると思うので…」と、親切に50メートルほど離れた隣「旅の駅」の駐車場前にある公共のトイレまで、歩いて連れてってくれた。
「ここがトイレか!ちょい遠いんだね」と思いつつも、「ありがとうございます!」とスタッフの方に挨拶すると、軽トラックに乗った「いろは堂」代表の伊藤さんがやってきて、「Carstayで車中泊する方ですか?」と、駐車場から約20メートル先にある「いろは堂」隣にあるトイレへと案内してくれた。
そして、まだ夕食を食べていないことをお話しし、近場の商店の場所と営業時間について聞くと、「いろは堂」も営業時間外だったが、店内へと案内してくれた。
(もちろん全ての旅人にサービスすることはできないかと思うが)営業時間外だったのにも関わらず、温めてくれたおやきを購入させてもらい、「近辺の商店でビールなど購入できますかね?」と聞くと、「いろは堂」の裏にあるカフェからわざわざ、キンキンに冷えた一番搾りのキリンビールを2缶とってきてくれた。
いつも食べるおやきは、皮が白く柔らかいものばかりだが、「いろは堂」のおやきは、サクッ、パリッとしている。
具もテイスティーで美味しい。キノコは地元産、その他の具材に関して地元産にこだわっているわけではないそうだ。
長野県内の「道の駅」売店でおやきを食べることは頻繁にあるが、「道の駅」のおやきとは、かけ離れた美味しさだった。
ちなみに「いろは堂」の隣には、「旅の駅」の大きな駐車場がある。「道の駅」っぽいし、「ここが車中泊スポットかな?」と間違えやすいので注意が必要だ。
トイレも最高に綺麗
男女誰が見ても、トイレに関しては文句なしだろう。「トイレは改装したばかり?」と思ってしまうほど清潔感あり綺麗。
車中泊スポットユーザーが来ることを知ると、トイレのカギを開けて、電気もつけておいてくれるようだ。
また、今回、ぼくが初めての車中泊スポットのユーザーだったこともあり、駐車場近辺の住人に、車中泊客が来ることを伝えてくれたそうだ。
ただ… 自然の中での車中泊って
田舎/地方エリアには自然が多いので仕方がないのだが、車内で灯りをつけていると、窓につけている網戸の小さい穴から、ミリ弱レベルの小さ~な虫が3~4匹入り込んでくる。
小さいしどうでもいいのだが、クルマの小さな空間、小さな虫が自分の周りを飛んでいると、どうしても気になってしまう。
これは自身の移住先である能登の家でも起きることで、季節的なこともあり仕方がないことなのだが…
そのぐらい気にならないように精神力つければいいんだけどね。
「いろは堂 長野本店」車中泊スポット総評は?
昨晩に引き続き同じ評価になってしまうが、「いろは堂 長野本店」は文句なしの5つ星、快適車中泊スポット。
基本、車中泊で過ごす場所は自分のスペース、自分の部屋/家を動かしての旅なので、トイレや洗面所の水回りが綺麗で、車中泊スポット・オーナーさんが普通に親切で良ければ、ほぼ5つ星なのかな。
周囲にスーパーなどの買い物エリアはないので、必要な食材などは事前に購入することを薦めたい。
カーステイ車中泊スポット「いろは堂 長野本店」の予約はこちら
明日は能登方面へと向かい、和倉温泉街にあるゲストハウス「FREEDOM2」で車中泊したいと思っている。うちからめちゃ近いけどね… w
まずは、チェックアウトの時間までパソコン作業を行って、鬼無里をちょい散策するかな…(続きはまた後ほど)
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