2010年10月20日(水) – ぼくらは、6:30ごろ「泊」のバス停で起きた。テントを張った周辺に民家もあったので、テントを片付け始める。
まだ10月なので、日中は意外と暖かく、汗をかく。数日間、ぼくらは、お風呂に入ってない。
せめて2日に一度、シャワーを浴びたいところだが、中々、温泉や銭湯が見つからないのだ。さすがに頭が痒くなってくる…
頭の痒さが一番耐えられない。
ぼくらは次の町で有名になっていた。「有名になっている」というよりも、「噂になっている」が正しい表現かもしれない。
が、ぼくはポジティブ思考なので、「有名」と解釈する。
9:45ごろ、ようやく次の町「高屋町」に着いた。朝から何も食べずに、数時間歩いたので、お腹が空いていた。泊のバス停から約3時間歩き、ようやく商店を見つけた。井上商店。
なぜか…水曜の朝から、ビールとつまみを買う。
9:45だし、昼も近い…万が一、この先、商店がなかったことを考え、昼ビールに備える。
すると「あ、昨日聞いた人たちねー!昨日ここ(商店)に来た人が、大きなリュックを担いだ二人を見たようで、『彼らはどこに泊まるのだろうね?』って言ってたのよー」とお店の人がぼくらに話しかける。
「昨日この商店に来た人」が誰だかわからない。おそらく、揚げ浜塩田付近で話しかけられた農家の人たちから、ぼくらが能登半島を歩いていることについて、聞いたのだろう。
やはり、能登半島を「歩く人」は珍しく「変わっている人」に見られるようだ。
職務質問されたのもしょうがないのか… 能登半島を歩いているとき、自転車に荷物をのせて、サイクリングの人たちを見かけたが、歩いている人たちに会うことはなかった。
商店のおばさんに、「この辺で喫茶店や食べるところはないでしょうか」と聞く。すると、この先の椿展望台に喫茶店「つばき茶屋」があることを教えてくれた。このおばさんの親戚が経営しているお店だという。
ぼくらは、1本の缶ビールを飲みながら、椿展望台「徳保の千本椿」がある場所へと向かった。
途中、畑のおばさんに「こんにちは」と話しかける。この畑では、大豆を作っていた。大豆の畑を見るのは初めてだったので、写真を撮らせてもらった。
大豆畑から数十メートル歩くと、進行方向右側にある二段目の畑から、
「おー、昨日のアベックさんたちー」と、数回大声で叫ぶおばさんの声が聞こえる。
「アベックかぁ。懐かしい表現だな。小学校以来聞いてないなぁ」と思いつつ、「おー!今日で2度目。またうちらを知っている人たちだよ。なんか有名になってきてるね」と結花の顔を見る。(続きはこちら)
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