2010年10月17日(日) – さて、舳倉島(へぐらじま)に到着して、島の中心をうろうろしている。
すると…ぼくらバックパッカー夫婦が背負っている重そうなバックパックをみた一人のカメラマンが、「灯台のとなりにある『へぐら愛らんどタワー』に荷物を置いておいても大丈夫だろう」とアドバイスをしてくれた。
この活気がない島に、カップル向けの微妙な「愛」を感じる名前のタワーだ。
彼は一度、このタワーに泊まったことがあるそうだ。前にも書いたが、国定公園だったので、キャンプはNG。ぼくらは「なるほどその手があるのか…」と顔を合わせた。
タワーに向かっている途中、ぼくらにとって“親切すぎる”2人のカメラマン2人と出会ってしまい、宿泊先について考えさせられた。
ぼくらに、「重そうな荷物だね」と尋ねる。「テントや寝袋が入ってるんですよ」とぼくが余計な一言を返答。すると「ここは国定公園だからキャンプは禁止だよ。知ってるよね?あと、北朝鮮の拉致問題もあるから、セキュリティ上、キャンプはしないほうがいいよ」と言う。
「つかさの民宿前に広場があるから、宿の人にテントを張ることができるか、交渉するといいよ」と続ける。親切なアドバイスだった。
宿の広場と交渉してみるか。結花はこんな意見に想いが揺れてしまう。この意見で、結花は、「その辺に張るのやめようよ。宿の人と交渉しようよ。ちょっと怖くない?」と、テントを張りたくないモードになってしまった。
とりあえず、タワーに行き、二人のバックパックを置いた。
「へぐら愛らんどタワー」内には、北國新聞社の舳倉島や七ツ島の自然環境調査団から寄贈された収集品や、島の紹介写真の展示コーナーが設置されている。
タワーの利用可能時間は、9:30~16:30。17:30以降は、玄関扉が自動的に施錠される。ドア横に自動施錠の機器が付いている… 念のため、17:00までに戻ることにした。
島の半分を見たが、渡り鳥の写真家以外、数人しか島民を見なかった。
島の半分を回ったときに、民宿「つかさ」に寄った。ここで、食事だけすることは可能のようだ。そして「どこで泊まるの?」と聞かれる。「特に決めてない」ことを話すが、また「テントNG」意見を聞くと、結花が弱気モードになってしまう。
「蚊や虻も多いから、テントはきついよ」と言われ、「民宿前の広場にテントを張れば?蚊取り線香もあげるよ」と親切なオファーをいただいた。
ぼくは、ハーフパンツを履いていて、既に足を10個以上、蚊に刺されていた。
バックパックに長ズボンが入っているが、それを出して履くことが面倒だったわけだ…(続きはこちら)
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