「移動性=モバイル」という言葉があらゆるモノにもついている日本の「モバイル」大好き社会。(前回のストーリーはこちら)
遊牧民もいるぐらいだ。そろそろ“暮らし”にも“モバイル”をつけて、“遊動的”な暮らし、“動く家”“モバイルハウス”があってもいいのではないだろうか?
昔から遊牧民が存在するように、そろそろ“暮らし”にも「モバイル」という概念を取り入れて、もっと“遊動的”で柔軟な暮らし方――「動く家」「モバイルハウス」があってもいい時代なのではないだろうか?
そんな「モバイルな暮らし」ができる理由には、“テクノロジー”が飛躍的に進化が背景にある。あらゆるモノがありふれた この“豊かな”時代だからこそ、どこででも、無理なく車で暮らすことができるようになった。
昔の「車上生活」は、どこか“無理してる”“苦労してる”というイメージが強かったかもしれない。
でも今は違う。環境さえ整えれば「車=家」として、快適な暮らしができてしまう。
<< 豊かすぎる時代と、止まらない消費サイクル >>
社会が「不景気だ」と叫んでいても、実際には、モノが溢れている。
「ちょっと汚れた」「安かったから」と、まだ使えるものを簡単に捨ててしまい、また新しいものを買う。
ビルもそう。壊しては建て直す。資本主義経済のサイクルが回り続ける中で、
一方で「環境問題」「資源の枯渇」が叫ばれる。
自らが作り出した“矛盾”に対して騒いでいるのだ。
「もはや、どのような生き方をしても対応できるほど、あらゆるものがある!!」これだけ豊かな時代なら、「バンライフ」や「移動暮らし」なんて、むしろ楽勝だ。
<< 「どこでも暮らせる」時代の働き方 >>
今や、パソコンとインターネット、そしてワークデスクさえあれば、多くの仕事はどこででもできる。
田舎や地方を旅しながら仕事をするなんて、夢物語ではなくなってきた。
それでも「田舎には仕事がない」「都会じゃないと無理」と思っている人が多く、大多数なのが現状。
社会全体がまだ、“移動型の暮らし”に追いついていないのだ。
<< 固定された社会、時間に追われる日々 >>
今の社会は、「建物」「時間」「価値観」すべてがガチガチに固定されてしまっている。
「今を生きることで精一杯」な人がほとんどで、バンライフや田舎暮らしなど、新しいライフスタイルを“体験”する余裕がない。“時間に限界”がありすぎて、いろいろとチャレンジする時間がなく、“無駄”に忙しすぎるのかもしれない。
忙しすぎて挑戦する時間すらなく、なんとなく日々が過ぎていく――そんな人も多いのではないだろうか。
これだけ豊かな時代であれば、もう少し余裕をもった暮らしをしても良いのになぁ~とも思うが…まぁ、それは別の議論かな。
<< 固定観念という見えない鎖 >>
バンライフという新たなライフスタイルがあるにも関わらず、「車で暮らしている」=「ホームレス」「貧しい」「仕事がない」といった連想をする人も、まだ多い。
本当は自由で快適な暮らしの選択肢の一つなのに、「そんなのは非常識」「普通じゃない」という“思い込み”が、それを否定してしまう。
それが固定観念の怖さだ。
どれだけ話をしても、「でもやっぱり、こうすべきだよね」と言ってしまう。
自分の中にも、そんな“こうあるべき論”が根を張っていることに気づかされる。
人の「こうすべき」「こうあるべき」などの固定概念を取っ払うというのも難しいもの。
そんな考え方は「古い!こんな時代なのにまだそんなこと言ってるの?!」と、言いたいわけだが…
いろいろと基本的な概念というものはあるが、人は固定された「イメージ」、固定概念を取っ払って生きていくことで、どれだけ開放されることやら…という感じだが、それが人間性というやつで、人の考え方の“動き”はスローだ。
【もはや、機内に暮らす人すらいる(アメリカ・オレゴン州ヒルスボロ)】
「固定概念」というのは、デリートボタンの一押しだけでは、そう簡単に消すことはできない。
そんなこんなと、長々と綴ってしまったが…
【これまで(左)は全てを持ち出さなければいけなかったが、今では(左)これら物理的な“モノ”全てはポケットサイズに。『非物質化』は今後もさらに進む。シリコンバレーのNASA Parkに拠地を置くシンギュラリティ大学取材時の創業者ピーター・ディアマンディスさんのプレゼンより】
<< でも、もう十分すぎるほど揃っている >>
今の日本には、どこへ行っても必要なものが揃っている。
ソーラーで電気を確保し、サブバッテリーに蓄電(こちら)できる。スマホがあれば通信も問題ない(こちら)。
スーパー、温泉、銭湯、コンビニ、道の駅、コインランドリー、清潔なトイレなど、どこにでもなんでも揃っている。
テクノロジーが進化し、“非物理化”も進み、持ち物もどんどん減らせる。
まさに「ミニマリスト×モビリティ」の時代。
<< どこでも暮らせる自由を、もっと使おう >>
言うまでもなく、繰り返しとなるが、なんでも揃っている実に豊かな国だ。
いまや、“クルマを拠点に生きる”ことは、可能どころか、むしろ自然な選択肢。
生活をモバイルベースにすれば、あちこちが住処になり、自分らしい暮らしができる。
技術も社会も、いよいよ「ドラえもん」の世界に追いつき始めている。
だったら、私たちの暮らし方も、そろそろアップデートしていいはずだ。(続きはこちら)
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