2010年10月15日(金) – 早朝、舳倉島への定期船乗り場へと向かった。舳倉島は、輪島から沖合50キロの島。(前回の話し「落雷の中でのテント泊」はこちら)
舳倉島と輪島の中間地点には、七ツ島が位置している。七ツ島は無人島。
輪島で会った人たちによると、舳倉島は、野鳥カメラマンの中でかなり有名な島らしい。
この時期になると、シベリア、中国、韓国などから渡り鳥が、日本海を渡り、休憩スポットの舳倉島に上陸するそうだ。
定期船乗り場に着いたが、残念ながら、昨晩の天候の影響で、輪島から舳倉島へと向かう船が欠航となった。漁船でさえ、出港してなかった。
とりあえず、露店が並ぶ輪島の朝市を見学する。多くのお年寄りが、鮮魚、干物、野菜などを売っている。
ぼくらが見た限り、この朝市に20~40代の若者は少なそうだ。
輪島と言えば輪島塗。綺麗な輪島塗のお椀などもあったが高額で手が出せない。町に活気がないところを見ると、「今後、輪島塗の後継者もいなくなり、安いものに人々の目が向き、このようなお椀を求める時代はなくなるんだろうか…」と感じてしまう。
朝市を通ると、おばあちゃんたちが、悲しそうな声で「これ、買ってくれませんか?」と物を差し出す。
元気がなく雰囲気が少し暗い印象。これが、朝市の雰囲気を初めてみた、ぼくの率直な第一印象だった。
そんなふうに感じてしまった輪島だったので、やることがなくなってきた。
朝市以外の周辺も散策してみたが、おもしろそうなものが何もなかった。ルートインホテルのロビーに約6時間滞在して、電子機器の充電、旅の記録を書いた。
ルートインのロビーで、ぼくらと同じように欠航で舳倉島に行けなかったイギリス人カップルのDavid Cooperさん、Brenda Kayさんと出会った。
彼らは、渡り鳥の撮影で、舳倉島に行く。舳倉島には、3週間滞在する予定とのことだった。
Davidさんは主に野鳥に関する記事“HEGURAJIMA BLOGSPOT”を書いている。彼によると、外国人で舳倉島の渡り鳥に関する記事を書いたのは、彼が初めてだそうだ。記事掲載後、海外から舳倉島へ行く写真家が増えたとのことだった。
ルートインの後ろ側にある、観光案内所の海の駅「六銘館」に行くと、案内のおじさんに会った。ぼくらの旅の理由などについて話す。
ぼくらが「都」を探している最中だったからなのか、彼の「どこも住めば都だよ」という発言が印象的だった。
その夜、海の駅に人がいなくなってから、ここにあったベンチでキムチ鍋を…
さて、舳倉島には、野鳥以外に何かあるのか。明日、舳倉島に行けるのだろうか… (続きはこちら)
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