突然だが、駅構内の線路の上に架けてある橋『跨線橋(こせんきょう)』で炭火焼きバーベキューをしたことがあるだろうか?
ここ能登半島にある穴水町には、『本当にここで牡蠣を焼いて食べていいの?!』と…“ついつい”思ってしまう“激安”の牡蠣食堂がある。
こんなスタイルの食堂を、東京の駅でオープンしたら、批判殺到するよ!と思ってしまう能登の牡蠣食堂を紹介しよう。
冬の能登旅… 旅人だったら、ここで一度は必ず食事をしたいスポット。
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そうそう、駅のあの跨線橋。駅で電車を乗り換えるとき、隣のプラットホームへ行くために渡る橋だ…
冬、1月から3月までの期間限定で、のと鉄道は、珠洲の珪藻土(けいそうど)でつくられた小さな炭火焼きコンロが3個組み込まれた4つのテーブルを、穴水駅の跨線橋に設置し、お客さんに安くて新鮮な牡蠣を振舞う。
列車の乗車客は、跨線橋で牡蠣を食べている横を「おぉ~!なんだなんだ!ここで牡蠣を焼くか!?」と、笑った顔をしながら、通り過ぎる。
週末・祝日限定でオープンしている牡蠣食堂なのだが、穴水駅ホーム「あつあつ亭」の集客力は半端ない。週末の2日間で約400人前後を呼び込むほど!
『そりゃそうだ、この値段で、これだけ新鮮な牡蠣を食べられる“変な”牡蠣食堂は他にないだろう!』
しかも!東京の駅で、こんな食堂をオープンしたら大批判!
絶対にマネできない牡蠣の食べ方だ!それが、ここ能登・穴水町で体感することができる。
田舎の鉄道だからこそできる 究極な牡蠣の食べ方だ!
牡蠣 約15個で2,000円!
ただ、この跨線橋での牡蠣バーベキューは大人気!
そう簡単にこの跨線橋で牡蠣を食べることはできないかもしれない。
跨線橋の席は、観光列車に乗った人たちが優先で予約することができる。空いていれば、座れるが、満席だったら、下にあるふつ~の“レギュラー”席。
※2023年は観光列車だけでなく、普通列車の利用者でも、事前予約ができるようになった。
跨線橋のテーブル席数は24席。
『あつあつセット』は破格だ。セットは7個の殻付き牡蠣(焼き牡蠣用)、牡蠣フライ5個前後(サイズによる)、3個の牡蠣が入った牡蠣ご飯、汁物、漬物。
牡蠣が約15個入って2,000円!牡蠣1つで約130円という計算となる。その年によっては、乗車券を見せれば、追加で2つの殻付き牡蠣がついてきていた。
通常、七尾や穴水の牡蠣食堂では、これだけの牡蠣コースだったら、4,000円以上する。
最大約15個の牡蠣が入っていて、この価格であれば、おそらく能登で最安となる牡蠣食堂なのかもしれない。
“激安”なので、のと鉄道の社長やスタッフ曰く、人件費などの経費をひっくるめたら「利益はトントン」とのことを耳にするほど。
お客さんに、列車に乗ってもらい、能登の魅力を体感、奥能登の玄関口であり、終点でもある穴水駅で鉄道会社ならではのユニークな景観スポットを活用し、穴水や七尾の特産物である『牡蠣』を体感してもらえれば、のと鉄道は、嬉しいわけだ。
これは価格勝負ではなく、鉄道会社“ならでは”の景観を活かした食堂なのだ。
ちなみに、「あつあつ亭」は、スタッフ全員で対応していて、社長も現場にいる。
社長直々、現場で汗をかいている“絵”も、この穴水駅ホーム「あつあつ亭」の見どころの1つ。
「穴水駅ホームあつあつ亭」の主な概要
● 営業期間: 1月中旬ごろから~3月中旬ごろまでの土・日・祝日
● 場所: のと鉄道 穴水駅 構内 跨線橋
● 問い合わせ先: 電話 0768-52-0900(普通列車利用者、9:00~17:00)、0768-52-2300(観光列車利用者、10:00~17:00/火曜休み)
それにしても、東京の駅にある跨線橋で、この『あつあつ亭』を展開したら面白いことになるだろうなぁ~。
田舎の駅だからできる新たな食堂スタイルである。
【牡蠣を食べているお客さんやスタッフの横の狭いスペースをとおり過ぎる列車の乗車客】
【最後に、のと鉄道の名物キャラ“花輪くん”と記念撮影できて、みんな大満足】
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