INAKA Backpacker House - 田舎バックパッカーハウス

住める車中泊スポット「バンライフ・ステーション」に新たな“入居者” ~ コロナ禍のバンライフの課題 ~ < 3話目 >

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
コロナ バンライフ 車中泊 道の駅

全国各地のメジャースポットを旅するバンライファーが、日常で利活用する施設は「3密」になりうるスポットが多い。(前回のお話しはこちら

「生活」で必要な“インフラ”的な施設が閉まるということは、快適なバンライフ生活をすることが難しくなってしまう。特に入浴施設が閉まってしまうことは痛い。

道の駅 氷見 車中泊

まぁ、全ての施設が閉鎖するわけではなく、クルマを走らせれば、バンライフ生活に必要な施設を見つけることはできるだろうが、「3密」により多くの“人気ある”施設は自主的に閉鎖、営業時間が短縮するなどから、いつものような“快適なバンライフ”生活が送りづらくなるわけだ。施設を探すのに半日費やす日々が続く可能性もある。

また、「コロナが蔓延している神奈川の「横浜」という背景から、あちこちへと移動/旅することで、周囲の人に不快感を与える行動をとることは避けたかった」と、秋葉さんと同じように考える県外ナンバーのバンライファーは多いことだろう。

「バンライフ」では、快適なクルマで旅や仕事をしながら生活できたり、好きな場所で寝起きできるなど、旅好きやあちこちで暮らしてみたい人たちにとっては、理想的な新たなライフスタイルではある。

しかし、このような災害にも対応できる「本格バンライファー」向けのインフラ施設はほぼないと言っても過言ではない。

道の駅 富士山 キャンピングカー 車中泊

<< バンライファーにとっても大変な時期 >>

自身の自宅はないが実家や親戚など気軽に帰れる家を持つクルマ旅人「長期限定のバンライファー」、週末だけのクルマ旅を楽しむ「週末バンライファー」などは、親戚や自宅など固定された家へと戻れば、コロナのような緊急災害時の課題はなにかと解決する。

だが、キャンピングカーや車中泊仕様の車など「モバイルハウス<動く家>」のみが唯一の帰る家とする「本格バンライファー」にとっては、“万が一”の災害時、動きづらくなってしまうわけだ。

現在、バンライフで使われている車中泊スポットは、オートキャンプ場、RVパーク、道の駅、サービスエリアなど。

ざっくりポイントのみで用途を説明しよう。道の駅やサービスエリアは基本、運転中、疲れたときに休憩するための“仮眠”向けの車中泊スポット、オートキャンプ場は主に自然を楽しむためのアウトドア、RVパークは主に電源が使えることが主な用途となっている。

どこも目的に合わせた用途となっているので、設備の快適性が異なる。

そして、これらとは別に、車中泊が正式に認定されていて、民家・スーパー・温泉旅館などの駐車場や空きスペースを利活用した車中泊スポットのシェアサービス「Carstay(カーステイ)」もある。

だが、新型コロナウイルス禍、これら車中泊のベースとなっているスポット、公衆浴場、お店など、生活で必要となるインフラ施設が休業し減少、閉鎖、自粛状態になると、移動型ライフスタイルのバンライファーの生活にとっては死活問題となる。

実際のところ、報道によると、山口県下関市の道の駅「きくがわ」「蛍街道西ノ市」「北浦街道豊北」の駐車場がゴールデンウィーク期間中含め約15日間、静岡県の道の駅「伊東マリンタウン」は4月24日から5月18日まで駐車場や温泉施設含め閉鎖するなど、各地の観光目的の利用が多い道の駅は閉鎖していた。

ぼくが移住した能登の温泉「いやしの湯」も4月21日から「当面の間」休館(5月15日現在)、「キャッスル真名井」の風呂「湯ったり館」も4月16日から5月末まで休館を予定している(5月15日現在)。

日本の施設は、基本どこも綺麗で“超快適”ではある。しかし、新型コロナウイルス感染の拡大を考慮し、快適に利活用できるような施設ではなくなってしまうわけだ。

秋葉夫婦 ぶう助 犬 キャンピングカー

キャンピングカーってトイレやシャワーがついているから問題ないのでは?

「キャンピングカーってトイレやシャワーがついているから、独自で暮らせるのでは?!」と思われがちで、確かに多くの大型キャンピングカーには、シンク・トイレ・シャワーが搭載されている。

だが、キャンピングカー内部のタンクにたまった汚水を捨てられる場所は、一部オートキャンプ場ぐらいで、処理施設を見つけることが困難。たとえ、シンク・トイレ・シャワーなどの“水”まわり設備が、車中泊仕様の車に搭載されていても、フルで利活用している人を見たことがない。

ぼくがこれまで出会った多くのキャンピングカーオーナーは、「現実問題、こじんまりしたキャンピングカーの空間を汚したくない、臭いをつけたくない。旅先での処理場所に困る」などとコメントした人がほとんどだった。

車中 仕事 快適

そんなこんなで、新型コロナウイルスのような災害が起きると、バンライフの課題は浮き彫りとなる。

なにかあったときに、中長期間、自分の自宅のように“駆けこめる”車中泊スポット、より快適なバンライフを送るための「究極の車中泊」ができる施設の必要性が求められる。

 
それら様々な背景から、秋葉さん夫婦はオートキャンプ場など含め、快適に長期滞在できる車中泊スポットを探していたのだ。

秋葉さん夫婦が自身のブログでレビュー的に綴ってくれているとおり、現時点では、おそらく、能登にあるシェアハウス「田舎バックパッカーハウス(石川県穴水町)」の住める駐車場「バンライフ・ステーション」が唯一の“究極の車中泊スポット”だろう。

秋葉洋子, 秋葉博之, ぶう助, キャンピングカー 究極の車中泊スポット・・
キャンピングカー放浪記『ぶー散歩』 ~ 40代半ばでリセットを決意。キャンピングカーで妻と愛犬ぶーすけと日本全国放浪の旅にでる! ~

でも… なぜ… この災害時、(上から目線で言うつもりはないが)ぼくが秋葉さん夫婦を田舎バックパッカーハウスに受け入れさせてもらったのか?< 続きはこちら

田舎バックパッカーハウス Carsatay バンライフ ステーション 車中泊 穴水町 石川県 究極

 

シェアハウス, コワーキングスペース, ワークスペース, バンライフ・ステーション, 住める駐車場, 能登, 穴水町, 車中泊 お知らせ:『田舎バックパッカーハウス』をオープン!日本初の“住める駐車場”
能登半島にある小さな田舎町<石川県穴水町川尻>にシェアハウスとオフィス、コワーキングスペース、住める駐車場/車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も!

IKU - INAKA Backpacker

投稿者の記事一覧

1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

関連記事

  1. suumoジャーナル 【田舎で仕事 – 執筆】 不動産情報メディア「SUU…
  2. 富士山 バンライフ 【田舎で仕事 ‐ 広報】 再び書斎丸ごと移動で静岡県島田市へ
  3. Connor Jessup in Noto Anamizu Japan コナージェサップ 石川県 能登 穴水町 珠洲 日本 【田舎で仕事】カナダ出身の映画監督 コナー・ジェサップが写真で語…
  4. 石川県 穴水町 公費解体,田舎バックパッカーハウス 解体,能登半島地震,大規模半壊,川尻,解体日数 【令和6年能登半島地震】「田舎バックパッカーハウス」の現状 能登…
  5. LIFE with my VAN ~ クルマでのライフスタイルが…
  6. バンライフ 仕事 出張 ハイエース 動く家 動くオフィス 『動く拠点』で再びバンライフ出張
  7. wandervans oregon 【海外バンライフ動向】アメリカ・オレゴン州でもバンやキャンピング…
  8. “究極の車中泊スポット”「バンライフ・ステーション」に3ヵ月間住…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


VANLIFE特集 バン・車に暮らすとは?

VANLIFE Feature article バンライフ 特集 車上生活 車中生活

Pickup Post

石川テレビ イスラム 松井誠志 中川生馬 バンライフ 石川テレビのバンライフ盛沢山のドキュメンタリー『裸のムラ』、映像祭「地方の時代」に入選 石川県 穴水町 罹災証明書 【令和6年能登半島地震】罹災証明書 岩車・中居など住吉地区で申請受付開始 中日新聞,石川県穴水町,移住者,ドイツ,アルチャ,frank so 【メディア掲載】中日新聞に石川県穴水町のシェアハウスに移住したドイツ出身のArca Tuze(アルチャ・ツゥーゼ) ishikawa wajima ryushoji temple self-sufficiency 輪島 龍昌寺 半自給自足 暮らし 村田和樹さん <写真で見る>田舎体験 3日目 最終日 輪島・与呂見 半自給自足暮らしの『龍昌寺』へ ゴアテックス メスナー バックパッカー day 44 徳島県 上勝町から小松島へ

Instagram

Instagram でフォロー

日本初の住める駐車場・車中泊スポット「バンライフ・ステーション」併設型 シェアハウス in 能登・石川県穴水町

能登・石川県穴水町岩車の牡蠣<かき>販売サポート中!

Selling Oyster from Noto Anamizu Iwaguruma Ishikawa 能登 穴水町 岩車 牡蠣販売
田舎暮らし,能登,石川県穴水町,移住10年以上,子供 田舎暮らし,バンライフ,キャンピングカー,バーデン,アルタモーダ,トイファクトリー,中川結生
  1. 空き家解体費,空き家解体費用相場,解体費高騰,家の修繕優先順位,屋根修理費用,古民家修繕,能登震災,地方移住,空き家問題,建築費上昇,工事費インフレ,職人不足,可動産,住める駐車場,バンライフ,キャンピングカー,自動運転,人型ロボット
  2. ハーバードビジネスレビュー,日本版HBR,ピーターセンゲ,学習する組織,MIT教授,取材コーディネート,メディアコーディネーター,地方で仕事,限界集落仕事,能登移住,地方移住働き方,リモートワーク地方,出版取材,日本ビジネスメディア,グローバル経営思想,地方から世界へ
  3. 田舎暮らし,能登,石川県穴水町,移住10年以上,子供 田舎暮らし,バンライフ,キャンピングカー,バーデン,アルタモーダ,トイファクトリー,中川結生
  4. 能登,可動産,バンライフ,車中泊,田舎バックパッカーハウス,地方移住

車中泊スポットを探す!

vanlife RV station バンライフ 車中泊 車旅

Pickup Post

  1. 鎌倉 樹ガーデン 穴場 カフェ
  2. 旅の背景 理由 田舎旅 バックパッカー backpacker background in Japan
  3. 中津川

ランキング

人気の投稿とページ

day 52 高知県 沖の島の『赤い有名人』1 ~ 自己ブランドを構築する荒木健吉さん ~
【バンライフ/キャンピングカーで立ち寄りたい】湘南の道の駅「湘南ちがさき」で、海の香りと地元グルメに癒される車中泊旅
day 52.1 高知県 沖の島の『赤い有名人』2 ~ けん坊の島案内で母島へ ~
実は架装なしで完全に立てるハイエースがある─背伸びできるキャンピングカー「アルタモーダ」と「リチ」
能登半島・石川県穴水町のシェアハウス、長期間 車中泊滞在“バンライフ移住”可能な“住める駐車場”『田舎バックパッカーハウス』について
こんな家いかが?走るよこの「ワンベッドルーム軽トラック」
YouTube登録者数11万人・1000万円でキャンピングカー改装中の「競バンライフ」鈴木祥太さん、能登・石川県の車中泊スポット「田舎バックパッカーハウス」に!
田舎へのバックパッカー旅の背景『ぼくの人生 これでいいのか』の自問自答 満員電車から始まる毎日からどこへ? ~ 鎌倉、会社勤務から出た理由 ~
一般人のテレビ出演、どれぐらいお金をもらえるのか?
day 90.2 五島列島 野崎島 世界遺産暫定リスト「長崎の教会群とキリスト教関連資産」の一教会がある無人島 ~学塾村へ向かう途中の…とんだ“大きな”ハプニング~
PAGE TOP