最近、「田舎バックパッカーハウス」で“動くホテル”、動かさなくても宿泊できるキャンピングカー探しで、あちこちへと動いている。今後の「田舎バックパッカーハウス」の新たな展開のためだ。
2024年5月に石川県加賀市でオープンしたフジカーズ石川店、県外の中古キャンピングカーを取り扱っている店舗へ。気になったキャンピングカーはすぐに売れてしまうので、できるだけフットワーク軽く動く。
フジカーズではかなり多くの中古キャンピングカーを取り扱っている。ネット上で見る限り、国内最大の中古キャンピングカーの取り扱い会社と言っても過言ではない台数を取り扱っている気がする。
ネットでキャンピングカーを閲覧して、主に足を運んだのはフジカーズ。
そこの店長やスタッフの人たちは本当に信頼でき、正直な内容を語ってくれる。
ぼくが中古キャンピングカーでチェックしていたのは、主にハイエースがベースになっているキャンピングカーだったが、販売店に行くと、アドリア・デュカトの格好良さが、どうしても目に入ってしまう。
特に気になったのは、フジカーズ石川店にあったオレンジ色のアドリア・デュカトだ。
だが、数店舗のフジカーズに行き、お話しを聞いたところ、どこの店舗スタッフも、アドリア・デュカトをお薦めしてくれなかった。
「アドリア・デュカトは故障が多いので、それを理解した上で購入してください」と言われてしまった。
先日、フジカーズ石川店は、金沢で開催された北陸キャンピングカーショーでデュカトを展示した。しかし、展示会が終了し、フジカーズ石川店へと戻ったら、デュカトは故障したそうだ。
「いつなにが起きるかわからない」が、どうやらデュカト・アドリアのようだ。
【フジカーズ石川店で気に入ったオレンジ色のデュカト・アドリア。だが、店長は全くオススメしてくれなかった】
突然、理由なく故障することがあるに加え、部品が中々手に入らないことから、修理に1ヶ月の時間を要することも多々。さまざまな背景から、どうやら薦められないようだ。
だが、これらは6速セミATミッションのお話しらしく、新型デュカト・アドリアの8速は「故障が少なく?!古いタイプのミッション型よりもお薦め」できるんだとか。
フジカーズのお話し以外にも、デュカト・アドリアを所有する仕事仲間から、カーシェア利用者が駐車場で休憩している際、エンジンが車体から落ちたというお話しも聞いたことがある。
結論、いずれにせよ、デュカトはいつ故障するかわからないようで、修復できるディーラーが少ないことから、購入は控えたほうがいいということなのだろう。
新型の9ATタイプに乗って2年、2万キロ走行ですが、絶好調で大満足しています。
デュカトに限らず欧州車のAMT・DCTは妥協の産物が多いです。
ある時期まで欧州市場のMT比率が8割くらいあり(日本やアメリカは1割)、
欧州メーカーは自動変速機に投資できませんでした。
そこで既存MTの部品を最大限に活用した「なんちゃってAT=AMTやDCT」です。
(当時は、いろいろ理由付けしていましたが単なる言い訳です)
やがて商用車も含めMT比率が下がったので、欧州メーカーもトルコンATを採用するようになりました。
デュカトの9ATはZF社のもので、レンジローバーやホンダ車(海外専用SUV)に使われているものと同じ、
FIAT内製のAMTとは比較にならない信頼感がありますよ。これがダメならレンジもホンダもダメです。
なお構造上、エンジンと変速機は強固に直結しています。それが丸ごと「休憩中に車体から落ちた」のであれば、
それはよほどの整備不良(車の問題ではなく整備士の問題)という気がします。