つい数日前、石川県のローカル局「MRO」の番組「レオスタ」が、かき氷カフェ「ウミネコパーラー」の特集を放送した。
その前日は石川テレビが「ウミネコパーラー」を生中継、それ以前はBonNo、北國新聞、中日新聞、毎日新聞、朝日新聞など、多くのメディアが「ウミネコパーラー」を取り上げた。
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これら多くのメディアが、「ウミネコパーラー」について報道している“裏”には、『広報』の“仕掛け”/取り組みがある。
田舎バックパッカーでは一事業として、対外メディア向けの『広報』も行っていて、実は「ウミネコパーラー」オープンの6月前後、ここの対外メディアの「広報」をサポートさせてもらっていた。
「こんな辺鄙なところにある!?かき氷屋さんを、どのようにしてメディアに載るように働きかけるのか?!どんなメディアに取り上げてもらいたいのか…」
その点を深く考えるのが、「広報」の役割。
オーナーの足立秀幸くんは、能登/穴水では初で、「広報」に関して理解あるお客さん。
新しい活動を取り入れることに対して、リスクをとるタイプでもある。
まだ、お店が改装中のとき、足立秀幸くんに広報について説明すると「やりましょう!」と即答。
ぼくは、足立くんや「ウミネコパーラー」に関しては、「ネタ」として「いける!」、あとは、いかにして情報を整理して、積極的かつ戦略的に発信するか次第と判断した。
そんなこんなで、「ウミネコパーラー」の広報がスタート。
ある程度メディアに取り上げられ始めると、ありがたいことに、メディアがメディアを呼び込んでくれ、継続して、お店がメディアに取り上げられるようになった。
田舎/地方には、“外”の世界へと出るべき“良いもの”が沢山眠っている。
田舎で眠っているものを掘り起こし、その情報を戦略的かつ積極的に、メディアなどを介して、“外”の世界へと出し、外へと“つなげる”ことは、田舎バックパッカーのミッションだと思っている。
どんなネタがあり、それをどう加工して、ストーリーを組み立て、どうメッセージとして発信するのか、メディアはどんな“ストーリー”を求め、そこでどう取り上げられたいのか?
なぜ、まずは“この”メディアへアプローチするべきなのか、なにを強調して話すべきか、なにを話さないほうが良いのか、などなどメディアの特性を把握することも重要。
メディアには、1日で何百通ものメールやリリースなどの報道資料や取材依頼が、あらゆる企業や人から届く。
その大半が「ごみ箱」行き…となる。これは、多くの記者仲間から、頻繁に耳にするお話しだ。
そんな中、自分の情報に注目してもらうには、どうしたらよいのか、そこも考えなければいけない。
また、ただ単に、ホームページ、ブログ、ソーシャルメディアなどの自社メディアに一方的に情報をアップするだけでは、バズることがなければ、ほんの一部の人にしか情報は届かない。
メディアに気づかれたときには、報道で取り上げる“タイミング”を逃してしまい、「時すでに遅し」という状態になってしまうかもしれない。
“手元にある”良いモノ、いくら良い“ネタ”でも、これらをうまく組み立てなければ、メディアに取り上げてもらえないことは多々。
「ウミネコパーラー」の場合、「看護師」「かき氷」「新たな働き方」など、“具材”の“質”は良いものばかり。
だが、それら“具材”=ネタを、料理人=広報マンが、いかに“調理”=加工するか、それによって、スタートダッシュが変わってくる。
「それってどうやってやるの?!」と細々と考え・動くのが、「広報」であるぼくの仕事だ。
「広報」の力で、田舎の“良いもの”は、どんどんと“外の世界”へと出ることができると信じている。
ソーシャルメディアによる情報発信も必要だが、まだまだ、メディアによる情報力は絶大だ。
今日(18:30ごろ?!)の石川テレビで、かき氷カフェ「ウミネコパーラー」が“生”放送予定。
実は、「ウミネコパーラー」オープンの6月前後、こちらで、対外メディアの「広報」をサポートさせてもらいました。以降、数多くのメディアに取り上げられています。https://t.co/IJPkMqZHTS— Ikuma Nakagawa, 中川生馬 (@iku203) 2018年8月1日
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