2010年11月20日(土) – この日、ついついこの旧・民宿に甘えてしまい、一日だらだらとしてしまった。
やはりバックパッカーにはテントがいい。
さくっと起きて、朝からの行動が素早くなる。(前回の話しはこちら)
朝、あさみさんが来なかったので、あさみさんの家を訪ねたが、あさみさんは不在。
あさみさんの隣のおばあちゃんによると、あさみさんは既に自身の船で八幡浜に行ってしまったとのことだった。
小中学校が廃校となり、「子どもがいなくて寂しい」と言うおばあちゃん。
一方では、小中学校で飼われていた犬に、おもいっきり「うるさいわね」と小さな声で怒鳴る…おばあちゃん。
なんとなく皮肉な雰囲気だった…
この犬は、学校で飼われていた「ミカン」という名前の犬で、おばあちゃんの家族が犬を「預かっている」そうだ。
おばあちゃんは、「預かっている」と言っていたが、学校が再オープンする見込みはなさそうなので、実質、引き取ったようなものだろう。
【布団はその辺で干す。大きな石を上に置いておくだけ。あるモノを活用。みんな実際は忙しいのだろうが、この島の雰囲気がいいよね。】
【カラスを飼っているのだろうか。もしくはカラスが沢山来ないように、一羽だけおとりとして使われてしまっているのだろうか。】
【八幡浜大島(愛媛県)は「シュードタキライト」で有名な島。】
【そして〆はこの小型衛生車。かわいらしい三輪のミニバキュームカーだ。】
昔、おばあちゃんが、家の前で日光浴を楽しみながら、近所の人たちと団欒していると、子どもたちが通り過ぎて、毎日気分が明るくなる日々を過ごしていたそうだ。
しかし、今、学校は廃校。「もう子どもが通らないのよ…」と、ぺらぺら話す。
ぺらぺらと明るそうだったが、寂しそうだった。
「子どもがいないと悲しい」と話すおばあちゃんの背景では、家の二階で犬が「わん!わん!…」と吠えている。「あー、ちょっと待ちなさい。待ちなさい」と、うるさそうに犬に向かって言う。<続きはこちら>
<前回のストーリー 『day 33.4 愛媛県八幡浜大島の隣 “獣臭~い”地大島へ』>
<次回のストーリー 『day 34.1 愛媛県 地大島で『猪探検隊』結成 ~ 獣と遭遇できるのか ~』>
【表紙の写真: 八幡浜大島(愛媛県)であさみさんの隣近所に住むおばあちゃん。「子どもがいなくて寂しい…」と元気にぺらぺら~ と話してくれた。】
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