さてさて、ゴールデンウィーク初日の2015年4月29日からぼくの移住先である能登では、のと鉄道の新型観光列車「のと里山里海号」が走り始めた。
3月30日の車両の内部公開に続き、田舎旅するバックパッカーのぼくは、のと鉄道に招待され、4月中旬の試乗会へ行き、一足先に「のと里山里海号」を楽しんできた。
のと鉄道の車窓からの眺めが良いことは2010年10月ごろ、初めて能登半島へバックパッカー旅で来たときから何度も体感している。
今回、紹介したいのは「ゆったりコース」の「スイーツプラン」。その中でも特に美味しかったのはNHK朝ドラ「まれ」で登場するスイーツの製菓指導を担当した辻口博啓(つじぐち ひろのぶ)さんのロールケーキ「辻口ロール」。
スイーツと言えば女性向きというイメージだが… どんな“スイーツ人”にもお薦めできる甘~いロールケーキだと思う。
ゴールデンウィーク、北陸新幹線で金沢駅へ来る人たちは、七尾駅まで足を延ばし、「のと里山里海号」に乗って、「辻口ロール」に食らいつき!理由なく心落ちつく能登の田舎/地方の風景を楽しみながら、のんびりと奥能登への旅を楽しんではどうだろうか?
昨日の運行開始初日、のと鉄道アピールのため、4月中旬の試乗会に続き、石川県知事の谷本 正憲(たにもと まさのり)さんが「のと里山里海号」の運行開始のセレモニーに参加した。
のと鉄道は4月中旬に、のと里山里海号のアテンダント、谷本さん、県庁スタッフ、商工会、報道関係含めた試乗会を開催。そのときの写真含め、のと里山里海号の試乗会の様子をざっくり載せてみようと思う。

「のと里山里海号」の外観は「能登の里海」の濃い“日本海ブルー”をイメージしたそうだ。が、最近ではどうもこの列車を見ると外観に力強さを感じ“鉄腕アトム”が列車になったか?!とイメージしてしまう。のと鉄道は能登半島の鉄道路線を運営する石川県の第三セクター
ちなみに、最近、のと鉄道に関する情報が多いが…
バックパッカーの足に鉄道/電車やクルマなどの乗り物は欠かせないが、別に「鉄っちゃん」というわけではない。旅の足として、ローカル列車を活用することは好きだ。
そして、ぼくは大のスイーツ好きで…ある時はキットカット“一箱”を一週間以内に食べてしまったり、冷凍庫にアイスクリームがあると一人で食べつくしてしまったりなど、身内からは“糖尿”を心配されるほど。まぁ、キットカットと言ってしまうと、安っぽいスイーツ好きと思われるかもしれないが…とにかくスイーツ好きということに変わりはない。
●「のと里山里海号」の「スイーツプラン」で楽しめる能登の眺めを写真で見る

能登中島駅では日本で2両のみとなった鉄道郵便車の見学ができる。ここに約15分ほど停車して、鉄道郵便車の見学や駅マルシェで中島菜を使った特産物などの買い物を楽しめる。1961年、鉄道による郵便が廃止された。残った鉄道郵便車2両のうち1両は東京の郵政大学に保存されている。

通常、穴水駅から七尾駅までは約40分の列車旅だが、「のと里山里海号」は約70分かけてゆっくりと走行する。穴水駅から能登中島駅間、3つの能登らしいスポットに一時停車する。この写真は根木(ねぎ)地域の七尾北湾に立つユニークで象徴的かつ伝統的な漁法のオブジェ「ボラ待ちやぐら」。「ボラ待ちやぐら」を使った漁法は、日本最古と伝えられている
●「ゆったりコース」の「スイーツプラン」…「まれ」のロールケーキとは!?
なにはともあれ…この「のと里山里海号」の「スイーツプラン」のロールケーキ「辻口ロール」が美味い!
NHK朝ドラ「まれ」のロールケーキと言えば…第3週のテーマ「卒業ロールケーキ」で津村希が「ロールケーキ甲子園」のために考えた「幸せ貧乏家族」ロールケーキを思い出す。そのロールケーキだったら、より多くの朝ドラファンが「のと里山里海号」に駆け込み乗車してたかもしれない…

このロールケーキ「辻口ロール」が「スイーツプラン」の売りの「のと里山里海号」。穴水駅で降りた後は、NHK連続テレビ小説のガイドブック「まれ」を見ながら、輪島や珠洲へと奥能登旅を楽しむのも楽しい。奥能登にはより“ダイナミック”な能登ならではの田舎を体感できるスポットが沢山ある「まれ」に欠かせない塩田もいくつもある。塩田と言えば珠洲とイメージする人も多いが、ぼくのお薦めは輪島の塩田「塩の駅」…濃厚なアイスクリームに塩をかけて食べる!これがまた美味い!
それもそのはず… NHK朝の連続テレビ小説「まれ」で、津村希(つむら まれ)役を演じる土屋太鳳(つちや たお)さんの製菓指導をした七尾出身のパティシエ 辻口博啓(つじぐち ひろのぶ)さんがつくっている生菓子だからだ。
世界的な製菓関係の大会で優勝経験がある辻口さんは1967年生まれ、石川県七尾市出身。辻口さんは石川県の観光大使も務め、高校時代の通学でのと鉄道を利用していた背景があることから、今回、「のと里山里海号」に“生”スイーツを提供することになった。

スイーツプランはこのロールケーキの他、石川県産の苺のジャムを使った「マカロン」、珠洲の塩と輪島の発芽玄米に昆布の旨味を加えた「塩サブレ」など、全て能登産の素材を活用したスイーツで、この二つも実はすごく美味い!
「辻口ロール」含め、辻口さんの生菓子は、金沢の石川県立美術館内のスイーツカフェ「ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA」(年中無休)(石川県金沢市出羽町2-1石川県立美術館内)、七尾市和倉の「辻口博啓 美術館 ル ミュゼ ドゥ アッシュ」(年中無休)(石川県七尾市和倉町ワ部65-1)、三重県菰野町湯、自由が丘にあるリアルな店舗などでもトライすることができる。
辻口さんが学長を務めるお菓子専門学校「スーパースイーツ製菓専門学校」が設立するほど、辻口さんの脳みそ全体が、お菓子でつくられている可能性大の“スーパー”お菓子専門家なのだ!
日本語訳すると「“とても甘い”製菓専門学校」だ…かな~り甘い学校なのだろう。
そのほか、辻口博啓さんのお菓子「YUKIZURI」を穴水駅の「穴水町物産館 四季彩々(しきさいさい)」で購入することができる。が、ぼくの率直な感想は、普通のパイ菓子かなぁ…という味で、そこまでお薦めできるお菓子ではなく…辻口さんのブランドイメージを下げてしまわないだろうか…と思ってしまった。
辻口さんの本物スイーツはこの「のと里山里海号」の「スイーツプラン」で味わうことができる「辻口ロール」のような “生”菓子だろう。
のと里山里海号は全席予約制。ゴールデンウィークの「こどもの日」や「振替休日」はまだまだ空席があるようだ。
また、「スイーツプラン」ではロールケーキなどのスイーツの他、映画「さいはてにて」のモデルにもなっている二三味珈琲(にざみこーひー)が“飲み放題”となっていて、価格は乗車料金含め3000円(往復)。
東京から北陸新幹線とのと鉄道を活用すると奥能登入口の穴水町まで最短約5時間、羽田空港から能登空港まで約1時間で行けるようになり、奥能登旅への道の選択肢が拡がった。奥能登現地はどれだけの訪問客を呼び込むことができるのか。
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