限界集落の能登・石川県穴水町岩車(あなみずまち いわぐるま)に移住したのは10年前。
田舎暮らしには、大きな家と土地がつきものだ。大きいだけでなく家賃も実に安い。
今では25,000円/月 まで上がってしまったが、田舎暮らし開始から4年間ほど住んでいた家は3,000円〜10,000円/月。
今、ぼくら家族が住んでいる家 いわゆる母屋には広さ6〜8畳サイズの部屋が約10部屋もあり、都会の一軒家のようにでかい2階建ての納屋と、ハイエースとエブリイの2台が停められる瓦屋根付きの車庫、おまけに約15メートル×15メートルほどの大きさの畑が3枚ほどある。
大きな家に住んでいるぼくら家族、一人一部屋は十分ある家なのだが…
毎日、ハイエース“動く拠点”で車中泊する娘がいる。
もはや家に対する固定概念はポジティブな意味で崩壊状態。
暮らしの基盤となる家含め「普通とは?」を常に疑問視するようになってほしいと思っている親の自分。
豊かな時代に生きるぼくら、暮らし方は、固定概念を取っ払うことで、より豊かになる。
今後も子供たちには「家とは?」「部屋とは?」など、家だけでなく「こうあるべき」論をどんどん追求してほしいと思っている。
それを追求することで、娘はより自由になれると思っているし、あらゆることに対するマインドセットも拡大するんじゃないかと思っている。
ぼくら親子間では、毎日夕方過ぎになると「今日どこで寝よっか?」「明日どこで起きたい?」という会話が必ず交わされる。
ときには、高台にある学校の下にある「道の駅」のような駐車場、自宅から70メートル離れた漁港、海の側にある公園、自身が運営・経営する車中泊スポット“住める駐車場”「田舎バックパッカーハウス」、そして自宅前…
今日、娘・結生はどこで寝ると言うだろうか。毎日楽しみで仕方がない。
田舎暮らしは、車旅、車中泊などバンライフと掛け合わせたユニークな暮らし方が可能だ。もちろん、それだけではない。
畑があれば、トマト、きゅうり、にんにく、玉ねぎ、ジャガイモなどの様々な種類の野菜を育てられる。
一画を広場にして、薪を使った料理、焚火、テント泊など毎日キャンプができるアウトドア生活も。
自由になにかと掛け合わせた自由なライフスタイルが実現可能なのだ。
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