キャンピングカーなど車中泊仕様の車のカーシェアと車中泊スポットのシェアサービス事業を展開するCarstay(カーステイ)に、ZOZO元執行役員で田端大学の田端信太朗さんが最高マーケティング責任者(CMO、Chief Marketing Officer)として8月1日付で就任した。現在、他社の“顧問”も担う田端さんだが、Carstayの事業執行には主体的/フルタイムで関わる。
田端さんがCMOに就任することで、車中泊・クルマ旅などのプロモーション活動が活発化し、新たなライフスタイルとしての「バンライフ」の浸透が加速度的に進みそうだ。「バンライフ」とは、荷台スペースが広い車“バン”を、家やオフィスのように作り変え、車を遊ぶ・働く・暮らしの拠点とする新たな“ライフ”スタイルのこと。
Carstayは「経営強化含め、次の飛躍的な成長を遂げるために、田端氏の力の必要性を感じた」とコメント、時間があるときはサーフィンをしている背景からキャンピングカーや車中泊に対して関心が高い田端さんは「大手自動車会社含め、バンライフに大きな将来性を感じている。バンライフこそ、未来のライフスタイルの一つになると思っている」とコメントしている。
昨今、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3密(密閉・密集・密接)を避けられる旅行手段として車旅や車中泊、「バンライフ」が注目され、Carstayのユーザーは急増し、7月は過去最高の予約件数を記録した。
現在、キャンピングカーのカーシェア「バンシェア」には50台のキャンピングカー、車中泊スポットのシェアサービス「カーステイ」には200箇所が登録されている。サービス開始から約1年半、飛躍的な勢いで登録件数が伸びている。2012年から開始した電源付きの車中泊スポット「RVパーク」は現在(2020年8月2日)の認定施設数160件、その設備などは異なるものの、わずか1年半で「カーステイ」は「RVパーク」の数字を超えた。
また、Carstayは2020年内に「バンシェア」のキャンピングカー含めた車中泊仕様の登録車両台数を100台に増やすとし、この目標が達成すれば、キャンピングカーのレンタル大手一社の車両保有台数に並ぶほどになり、国内最大級になることが見込まれる。
Carstayは同日付でサイバーエージェント・キャピタル社とライフタイムベンチャーズ社、平井誠人さん(Sun Asterisk社)と田端信太朗さんの個人投資家から約5千万円の資金調達を発表。
Carstayは2019年4月末にも資金調達を行っているが、今回は初の第三者割当増資によるもので、2020年6月末に正式リリースしたキャンピングカーのカーシェア「バンシェア」のデザイン改善、UX/UIシステム追加開発、ユーザー獲得のマーケティングに投じる予定だ。個別の出資額や割合は開示していない。
今回の資金調達はシード・ラウンドに続き、シード・エクステンション・ラウンドとなる。
Carstayは2018年6月創業。2019年1月から車中泊スポットのシェアサービス「カーステイ」を、翌年2020年6月末からキ「バンシェア」を本格稼働した。Carstayの代表は宮下晃樹さん。
リリースはこちら
【ざっくり特集 – VANLIFE 1】車で“移動暮らし”『バンライフ』できる時代到来 『移動型定住』『動くX』とは? |
お知らせ:『田舎バックパッカーハウス』をオープン!日本初の“住める駐車場” 能登半島にある小さな田舎町<石川県穴水町川尻>にシェアハウスとオフィス、コワーキングスペース、住める駐車場/車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も! |
【お知らせ】牡蠣<かき>販売のサポート開始! 水揚げ直後の牡蠣<かき>があなたの手元に最速翌日届く!能登半島の“奥” 石川県穴水町岩車の牡蠣<かき>を購入!鮮度抜群なので、牡蠣ならではの臭みなし! |
この記事へのコメントはありません。