2010-12 Backpacking Shikoku Islands - 四国へのバックパッカー旅

day 42.2 徳島県 神山町から上勝町への『やばい』山越え3… 標高1,249メートルで『本当にこの道なのだろうか…』という“迷った”疑問

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四国 芝小屋 神山町

2010年12月6日(月) – ぼくら田舎バックパッカーは現在、徳島県の神山町(かみやまちょう)(以下、かみやま)から、上勝町(かみかつちょう)(以下、上勝)へ行く途中。

“行く途中”と簡単に言っているが…神山から上勝へは、“山を越えて”向かっているところ。

わかりにくい道の最初のポイントを左へ曲がり、さらに上った。

神山町 山越え

【徳島県 神山町から、山を越えて上勝町へ。イクちゃん、ホント、この道でいいんかなぁ…】

ソフトバンクの携帯もつうじないし、Google Mapsも見られない。ローカルの地図もないし、現在地はわからない。

 

電波がない山道を歩き続ける…

結花はかなり疲れ始めていた…。今日は、昼ごろから永遠と歩いている。

ぼくは結花の10キロ~12キロのバックパックを前に担ぎ、自分のバックパックを合わせて約40キロの荷物を担いで、しばらく先へと進んだ。

かなり重たかったが、何とか運べる範囲内だった。

四国 芝小屋 神山町

【徳島県 神山町から、山を越えて上勝町へ。柴小屋にあった看板「四国のみち」(四国自然歩道)】

 

とうとう水がなくなってしまった田舎バックパッカー

ぼくらは各自1リットルの水ボトルを持っていたが、とうとう底を突いた。

水が、ちょろちょろと流れている場所をたまに見る。ぼくらは、万が一に備えて、ここまで上流にくれば、水は飲めるだろうと思い、山中で水を汲み始めた。

ようやく、休憩所が見えた。ここは、標高1,249メートルの休憩所「柴小屋」。

ここにあった看板によると、おそらくぼくらは旭丸峠の一部にいるんだと思う。峠を探していたおじさんは、「休憩所をとおり過ぎる」と言っていた。

とりあえず、ここまでの道は間違ってないと確信し、ぼくらは安心した。

四国 山

【徳島県 神山町から、山を越えて上勝町へ。柴小屋にあった看板「柴小屋の植生(しょくせい)」】

だけど…まだのぼり道が続く。とにかく続くのだ。この休憩所あたりで、雲行きが怪しくなってきた。

しかし、峠のおじさんによると、このあたりでは夜になると気温が「氷点下」になるという話だ。

しかも、雨が降りそう。先を進むしかない。ぼくの中には、“先”という言葉しか頭にない。

アサヒビール 神山の森

【徳島県 神山町から、山を越えて上勝町へ。アサヒビール 「神山の森」】

 

ようやく芝小屋へ到着

徳島県 神山町から、山を越えて上勝町へ。この柴小屋が標高1249メートル地点。「やっと柴小屋まで付いたじゃんか。あと少しだろ、きっと…」

時間は18:00を過ぎた。登り…下り…と、道は繰り返される…とにかく終わらない道。

何度も「まだかな、イクちゃん」という結花に、ぼくは「もう頂上が見えないから、これで登りは最後だろ」と何度発言しただろうか…。

ようやく、次の分かりにくい分れ道と思われる道に着いた。

実は、峠のおじさんの後に、ぼくらが道を聞いた人がいた。

ぼくらは14:45分、峠を探しているおじさんの後に、最後に木を伐採していた林業のおじさんと出会い、「最初の分かれ道を左、そしてまた左へ行きなさい」と言われていた。

林業のおじさんが、教えてくれたとおり、ぼくらはこの分れ道を「左」へと進んだ。

ここからは、ようやく下り坂の道になり、「そうそう…そろそろ下ってもいいだろ。もういいでしょう」と言いながら下る。

砂利道が続き、道横には、小さな土砂崩れ跡が多くある。

地面には、大きな岩が転がり、道にごろごろと落ちている。

「土砂崩れが結構ひどそうな道を進んでいるけど、果たして、ここを車は通れるのだろうか…」と思いつつも進む。

もう既に18:00を過ぎているので、ぼくらの周りは真っ暗だった。

懐中電灯なしでは、先が見えない状況だった。

ようやく、下り始めたが、ぼくの頭には、「暗い」、「ちょっとした崖崩れ」、「山」、「動物がいるかも」、「水がない」、「疲れた」、「歩く先に灯りが見えない」、「車が全く通らない」などの、キーワードが頭を過っていた。

こんなことを、少し考えるようになったり、猪などの夜行性の動物や小さな崖崩れをかなり気にしていたが、「まぁ、でも行くしかないな」と先を進むしかなかった。

体力的な疲れを担ぎながら歩く暗闇の山道…

この道は、ぼくらを上勝に、導いてくれるのか。先へと進む… <続きはこちら

<前回のストーリー 『day 42.1 徳島県 神山町から上勝町への『やばい』山越え…2 最初の別れ道。終わらない峠』>

<次回のストーリー 『day 42.3 徳島県 神山町から上勝町への『やばい』山越え…4 『町の灯り』と『星空』が見えた時の余裕から…』>

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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)にフルタイム広報として関わりつつも、モノのレンタルや借り放題事業を行う「flarii(フラリー)」、“遊び”を取り入れ人間関係“つながり”をリモートで構築する「バヅクリ」、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・岩車で育てらた牡蠣の販売サポートも思っている。

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