2010年10月14日(木) – これから、ぼくらバックパッカー夫婦は石川県穴水町から輪島市まで歩く。(前回のストーリーはこちら)
歩いて旅をすると、一歩一歩、様々なことを学ぶことができ、全国で友だちが増える。長野県茅野(ちの)から始まり、ぼくらは様々な場所で、友だちをつくり始めていた。
13:30ごろ、「幸寿し」を出て、輪島に徒歩で向かった。
前にも書いたが、穴水から輪島には、バスはあるが、電車がない。以前、能登半島の先端まで電車が通っていたが、廃線となった。
途中で、さすがに結花が疲れ始め、道で休んでいる間、草むらで用を足す。
<< またまた“逆”ヒッチハイク >>
結花がトイレに行っている途中、クルマに乗っているおばさんがとまってくれた。彼女の名前は笹谷さん。輪島出身。
穴水にある身体医療所の職場に、輪島から車で行く途中、ぼくらをみかけたそうだ。そして、穴水から輪島の自宅に帰る時に、またぼくらを見て、「まだこの人たち歩いてるの!」と思い、親切に車を止めてくれた。
優しい「逆」ヒッチハイクだ。ぼくらはおそらく、穴水から輪島までの1/3の距離地点、三井の里または新保あたりまで歩いた。
笹谷さんの親切なオファーをしっかりと受け止め、輪島まで乗せていただいた。
途中、ぼくらが気になっていたキャンプ場にも寄っていただいた。が、そこから輪島まで歩くのは大変そうだったので、キャンプは断念し、輪島へと引き続き乗せてくれた。
<< 輪島…落雷の中でのテント泊 >>
そんなこんなで輪島に到着。
高層ビルがなく、黒い瓦の屋根で、町並みが整っている、というのが輪島の第一印象。
輪島にキャンプができる袖ヶ浜海水浴場があったので、そこまで乗せていただいた。
途中、食料を購入するために、近くの商店にも寄り、焼きそばの食材を購入。その後、テントを張り、夕飯の準備をした。
夕飯を済ませ、紅茶でも飲もうとお湯を沸かしていると、ベースギターを弾く若者が同じキャンプ地にバイクで到着。キンキキッズというバンドグループなどのバックで、ベースギターを弾いているそうだ。
そして、猫が「にゃーにゃー」と何度もよってくる。猫にソーセージをあげて良いのか、わからないが、焼きそばで余った、塩がついたソーセージを洗って、猫にあげる。
いくつあげても「にゃーにゃー」と泣いてくる猫。しかし、ぼくらには猫にあげられるような餌はない。
バイクで到着した彼に「猫の餌になるようなものありませんか?」と訪ねる。
すると、鯖の缶詰を出して、「これ、おれの明日の食料なんだよ、おまえ」と猫にあげてくれた。
猫は嬉しいのかわからないが、無表情で鯖を食べる。彼は相当な猫好きらしい。猫好きの彼によると、この猫は体格が良く健康そうに太っていて、餌もある程度食べているように見えるとのことだった。猫は、鯖を食べ終わったが…それでも「にゃーにゃー」と寄ってくる。
かわいそうだが、「もうないよ」と追っ払おうとする。しばらくすると、猫はどこかへ行ってしまった、っと思ったら何度か戻ってきては「にゃーにゃー」と鳴いていた。
バイクでキャンプ場にきた彼に、南アフリカから持ってきたルイボスティーをご馳走し、しばらくの間、3人で会話を楽しんだ。
その後、キャンプ場の上に、何台もハーレーが並ぶホテルがあったので、温泉に入れないか訪ねる。
ぼくらは、しばらく、お風呂に入っていなかったため、体が気持ち悪い。特に頭が痒くて仕方がない。が、温泉は既に閉まっていたので、諦めて、テントへと戻る。きつい!
夜中、豪雨・雷がひどく、何度も起きることになった。
雷は、何度も海に落ちた。とにかく落雷がひどい。間隔的には20秒に一度は落ちている感じだ。
あたりが急に光っては、海に“光”が落ちる。テントに落ちないかが心配だった。
「もうここまできたら、気にせず寝るしかない」と寝ようとしたが、夜中中、雷・風・雨を気にする結花を落ち着かせることで、いっぱいいっぱい。
しかも、テントの中に霜や雨から若干の水滴がつき始めたので、それをタオルで拭くことで大変だった。(続きはこちら)
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