2010年10月12日(火) – ぼくら田舎バックパッカーは現在、長野県茅野市にいる。
今日が鎌倉を出発して、5日目。地図を見ながら、次の旅先について考えている最中だ。
翌朝、地図をみながら、次の行き先について考えていたら、「こっちの子どもたちの学校の雰囲気はどんな感じなのだろう」「今後の子どもの将来につながる教育、みんなどうやって教育されているのだろう」と思い、ひさよさんに「お子さんの学校を見学することはできませんでしょうか?」と、いきなり尋ねた。
「できると思うわよー。聞いてみましょうかー?」と、すぐに茅野市立金沢小学校の校長先生に電話をしてくれた。
ひさよさんに車で学校まで送ってもらい、まずは校長先生にご挨拶。
その後、小学一年生で、かいと君の担任 宮阪直央(みやさか なおひろ)先生の教室に入り、まだ出発して5日目だったが、先生から「全国を旅する人」として一年生に紹介された。
先生は以前、教員の勉強で埼玉に行っていたそうだ。
「心がリラックスして、ゆとりがあるライフスタイルを探すために国内外で旅をしている」と旅の背景について話すと、先生は南米に行ったことがあるそうで、彼らは大変リラックスした人たちだと言う。
冬がなく、冬の準備という文化がないので、南米の人々はいつもリラックスしているという。「良い天気なのに、なんで働くの」というスタイルだそうだ。
小学一年生の子どもたちは元気。聞きたい質問があれば何でも聞く。みんな自由に手を上げて、意見を発言する。
結花は、「子どもたちがきっと喜ぶよ」と大きなリュックを背負って学校内に入った。予想通り、子どもたちが「なにあれー?なにが入ってるのー」と話しかけ、中を見せる。
<< >旅5日目にして講演! >>
先生が、これも「縁ですし、せっかくですから、旅について、みんなに語って下さいよ!写真はありませんか?」と聞かれ、「まだ出発して5日しか経ってないから、そんなに話すことあるかなぁ」と思いつつも、「写真は沢山撮っているのでありますよ」と返答。
すると、「じゃ、プロジェクターもあるから、そこから投写しましょう」と話が進む。
しかし、一眼レフのメモリーは、コンパクトフラッシュ(CF)に写真が保存されているので、CFをプロジェクターに差し込めない。
「よし、プレゼンやるか!」と思い、「PCを持ってきているので、車からとってきますよ!」と矢島さんの車にPCを取りに行き、PCとプロジェクターをつなげる。
急遽、写真をとおして、これまでの冒険記について子どもたちに発表開始。
学校に行く前に、ひさよさんが、「もしかしたら、『全校生徒の前でお話しして下さい』って頼まれるかもねー」と言っていたが、「授業もあるし、そうはならないだろー」と思いつつ、学校まで来た。
「見学だけのつもり」だったのに、まさかこうなるとは想定外だった。ひさよさんは、後ろの席に座り、ぼくらの話を楽しそうにみていた。
休み時間約10分で、写真やプロジェクターの設定などの準備終了。
「まだ出発して5日しか経ってないし、そんなに話すことあるのだろうか」と思っていたが、1時間以上、写真を見せながら話してしまった。
「浜松→北八ヶ岳みどり湖→白駒の池→剣ヶ峰→茅野」の旅の途中で撮影した自然、テントや寝袋での冒険生活の写真を見せながら、旅や自然の良さを話した。
都内エリアではみることができない、信州の自然の良さを可能な限り、わかりやすく伝える。
小学一年生は、約30人。
「こんな緑、星、動物を都内で見ることができません。皆がいるところは、自然が豊富ですごく貴重なんですよー」「ぼくらのような旅だと、一歩一歩様々な風景を見ることができるんですよー」などと、写真をとおして伝える。
一年生からは、「へー。ぼくたちは、こっちで星を沢山見ることできるし、この前鹿が田圃にいたよー。たぬきとかも沢山いるよー」、「テントは何人ぐらい入れるのー」、「この写真の人は誰ー?」という質問や反応がある。
小学校一年生は、高学年とは違い、自由な発想、自由な質問をする。
ここの子どもたちは、今いる自然豊かな環境が当たり前だと思って暮らしている。その他の環境を体験したことがなければ、ぼくらがこう話しても感じることが難しい。
将来、子どもたちが旅に出て、高層ビルが並ぶ都会で生活すると、きっと子どもたちが住んでいたところの大切さを感じることができるのだろうと感じた。
ぼくの周りにもいるように、逆に、高層ビルに囲まれた都会が好きになる子どもたちもいるだろう。
小学一年生は将来どこに住みたいのだろうと思い、プレゼン中、ぼくは子どもたちに、「みんな、将来どこに住みたい?」と質問をした。
「神奈川県!お父さんがいるから」、「アメリカ!格好良いから」、「東京!スカイツリーやディズニーランドがあるからー」「ドラゴンボールの世界に行きたい」と「テレビの影響かな?」と思わせる意見などが多かった。
その後、お休み時間になり、外で、先生や子どもたちと記念撮影。そして、そのまま外に連れ出され一緒に遊んだ。
子どもたちからは、お土産にアサガオの種や子どもたちが採ってきたキノコをもらった。
そして、みんなに挨拶をして、最後に先生から子どもたちに課題がでた。「身近な人にハガキを送ろう」というプロジェクトで、今度、子どもたち各自から、ぼくらに手紙が届く予定になった。
内容には、①将来の夢、②将来皆が住みたい場所とその理由(これはぼくからリクエストをさせてもらった)が書かれる予定。
<< ストーブようやく入手!諏訪大社へ >>
その後、お昼頃、学校を出て、ひさよさんにお願いをして、アウトドアショップ(アルペン)に連れて行ってもらった。
ようやく、ガスにつける、ストーブ部分(2,090円)を購入。
これでようやく持ってきた飯盒でお米を炊き、料理をすることができる!
そして、諏訪大社へ行き、昨晩話しできいた実際の御柱をみた。
お昼には、ところてんや焼きもちを食べて、茅野駅で、ひさよさんとお別れした。
矢島さんファミリーのお陰で、楽しい2日間を過ごすことができた。
<< さて、これからどこへ?! >>
茅野駅では荷物が重すぎたので、まず、これまで過ごした旅の日々で不要と思われる荷物をまとめて、茅野郵便局から鎌倉の実家に送り返すことにした。
ぼくらは、とりあえず、長野県茅野から石川県の能登半島・輪島の町から沖合50キロ先に浮かぶ舳倉島(へぐらじま)へ向かうことにした。
途中、22:30過ぎ、無人駅の市振で降りて、駅外の駐車場脇にテントを張って寝た。<続きはこちら>
<前日のストーリー 『day 4 長野県茅野 バックパッカーと消防士・矢島さんとの出会い』>
<翌日のストーリー 『day 6 石川県 津幡の焼肉屋に約4時間30分 ~津幡の公園で一泊~』>
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こんなになるとは思ってなかったですよ。いやー、でもどこかに行って、いろいろと見るっていいですね。世界も広いけど、国内もまだ行ったことがない場所が沢山ありますね。都会はどこも大して変わらないけど、田舎は場所によって、食べ物や生活スタイルが全然違いますね。
ムネです。<br />旅の5日目でこんなビッグイベントに!旅の神が降りてますね。<br />写真もいいですね。<br />楽しんできてねー!