神山町(かみやまちょう)は何度も田舎バックパッカー旅をしたスポットと、「広報」という職業柄、神山町に対して思うことをざっくり書いた。
行政/役場のずさんさで、ここ半年間ぐらいだろうか、徳島県「神山町」のブランドイメージがガタ落ちしている気がする。
その理由は以下、徳島新聞が暴いた町議に関する問題だった。以下のようなネガティブな報道が長いこと続いた。
「起きたこと」は仕方がないこと。
だが、その後のメディア対応をしっかり正直かつ誠実にしなければ、世論も神山町に対してネガティブとなる。
「隠そう」「隠そう」「地元メディアの報道なんてすぐ終わるだろう」という想いからなのか、彼らのメディア対応の悪さから、これに関する報道が毎月のほうに報道されていた。
● 【社説】「徳新に情報」解雇 神山町の隠蔽体質を憂う
http://www.topics.or.jp/articles/-/74064
● 神山町議金銭授受 5元町議を「寄付」で起訴
http://www.topics.or.jp/articles/-/77521
神山町と言えば、都会の企業が神山町内に古民家を借りて“田舎事業所”「サテライトオフィス」を展開することで有名になった田舎町だ。
町民である大南信也さんが、NPOグリーンバレーを立ち上げて始まった「サテライトオフィス」のプロジェクト。
【2011年6月、神山町へ行ったときに出会ったSansanのスタッフ。こういった古民家で、都会の企業はプログラミングなどを行っていた】
せっかく、「神山町」ブランドを軌道にのせたのに、町の中心となるべく組織の役場がこうでは実にもったいない。
2012年、風力発電の始まりのときも、「隠す」という印象があった神山町だった。
田舎のライフスタイル in 徳島県神山町 編 第1話 – 田舎バックパッカーが見た風力発電 建設 & 自然と共存する人たち |
町は“こっそり”と、企業に土地を売り、山での風力発電の建設を急いでいた。
それに関する説明会が実施されたのは、既に土地が売買され、事業の進行が決定した後だったと記憶している。
そして、役場と風力発電を運営する企業による説明会が開催されたのは、一部町民が説明を求めたからだった。
神山町役場の“怪しげ”で隠すような行動の始まりは、その頃から始まっていたのかもしれない。
…と、ふっと過去の出来事を思い出した。
今回の神山町議の金銭授受の件、「サテライトオフィス」の取り組みに支障はないかもしれないが、「サテライトオフィス」を軸に有名になりブランド価値が高まった「神山町」、行政の影響でブランドが低下するのは、実にもったいないと思うばかりである。
まぁ、そもそも、「サテライトオフィス」は、神山町役場ではなく、グリーンバレー独自で動いているので、そこまでの影響はないのかもしれないが、「神山町」という「町」ブランドは地域全体が抱えるもの。
町の“信頼”を抱える行政組織が、ブランドを「汚す」ようなことをやってはいけないよなぁ。
どの田舎にいても、役場には、期待をしないで、独自で動くのがベストなのだろうか。
っと… 神山町に関する最近の報道を見て、ふっと思ってしまった。
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