能登・穴水町(石川県) – クルマで寝られる… いわゆる車中泊スポットが穴水町にオープンした。
※現在、穴水町には電源付きの車中泊スポットは多数あり。全国でも珍しいRVパークよりも進化した“住める未来の駐車場・車中泊スポット”「田舎バックパッカーハウス」などがあります。
お知らせ:『田舎バックパッカーハウス』をオープン!日本初の“住める駐車場” 能登半島にある小さな田舎町<石川県穴水町川尻>にシェアハウスとオフィス、コワーキングスペース、住める駐車場/車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も! |
って、何ごとだ!?と思う人たちが大半だろうが、クルマで全国を旅する人、クルマなどを活用してモバイルな暮らし「移動型定住」をする人たちにとっては朗報だ。
「車中泊スポットなんて『道の駅』、オートキャンプ場、そこらに沢山休憩できる駐車場があるよ。なにが違うの?!」と思う人が多いかと思う。
まず、RVパークとの違いを“ざっくり”いうと、電源設備、トイレ、ごみ捨て場などの便利なものが敷地内や近辺にあるか・ないかが大きな違いだろう。
RVパークでは、旅人が道中一番困る電源設備を必ず、その他便利な設備を有料で提供している。
そんなクルマ旅人向けの施設がここ穴水町にオープンしたのだ。
9月頃、穴水町の「ふれあい文化センター」は、メイン施設前のオムニ・テニスコート横の駐車場に『RVパーク NOTOあなみず』をオープンした。
これは日本RV協会が正式に認定したキャンピングカーや車中泊カー向けの駐車スポットだ。
「ふれあい文化センター」は、駐車場に1基約10万円で電源供給基を整備し、クルマ旅人たちの誘致を図る。
穴水町の『RVパーク NOTOあなみず』は奥能登(穴水町・輪島市・珠洲市・能登町)で唯一、石川県で見ると、志賀町の「RVパーク 道の駅ころ柿の里しか」、能登島の「RVパークねやフィッシングパーク太公望」に次いで三か所目となる。
【穴水町 RVパークのすぐ横にはテニスコートがある。ぼく自身、穴水町のテニス協会に参加していて、ここでテニスをすることがある】
RVパークとは、今、全国的に増えている車中泊をしながら日本を旅する人の為の有料駐車スペース・車中泊専用のスポット。
クルマのエンジンを止めても、車内に外部から100ボルトの電気をひけるよう電源設備を整備、ゴミ処理の受け付け、ラッキーであればシャワーや温泉施設などを有料で活用することができる車中泊スポットだ。主にそれら場所がRVパークとして認定される。
日本RV協会は、クルマで全国を“快適に”旅することができるように、全国各地でRVパーク開設を推進している。
RVパーク/駐車スペースにクルマを止めて、車内で寝ることができ、その駐車スペースには電源があるのでテレビを見たり、電子機器を充電することなどができる。そして、近辺にはトイレやゴミ処理ができる場所があるわけだ。
旅人にとって、電気の確保は重要。パソコン、スマートフォンなどの携帯機器、その他旅の電子機器のために、電気が使えるスポットは嬉しい。
また、道の駅やサービスエリアなどの駐車場では、エンジンかけっぱなしで、電気の確保は可能だが、それはガソリンの無駄、その他駐車しているクルマ旅人やお客さんへの「排気ガス」の迷惑、地球環境への負荷にもつながるなど、多くの迷惑行為につながってしまう。
「RVパーク NOTOあなみず」数キロ圏内にはスーパーやコンビニもある。
ふれあい文化センターによると、今日までで、このRVパークを利用したクルマの数は10台ほど。
能登半島や穴水町の魅力を発信することで利用者の増加を図りたいところだが、それはふれあい文化センターだけではできないこと。能登地域や穴水町の地元が、どれだけ地域の魅力を発信することができるかによって、「RVパーク NOTOあなみず」の利用者も増えることだろう。
一方では、利用者が少ない…というのも魅力の一つでもある。夜は静かに過ごすことができる。星空が綺麗な穴水町なので、空を見上げながら、酒やお茶を飲んでのんびりするのもいいだろう。
この冬、ここを拠点に、牡蠣などの冬の幸を堪能しながら、のんび~りと能登半島のクルマ旅を楽しんではどうだろうか。
【「RVパーク NOTOあなみず」を下ると、穴水町の一観光…“のんびり”お散歩コース『潮騒の道』へと行くことができる。ここも穴水のおお薦めスポットの一つ。ここで釣りをしている人もいるようだ。】
<< 『RVパーク NOTOあなみず』概要 >>
● 所在地:927-0025 石川県鳳珠郡穴水町内浦5-28-3 のとふれあい文化センター内
● 電話番号: 0768-52-3401(のとふれあい文化センター)
● トイレ・洗面所の利用時間: 24時間利用可能
● ごみ処理: 500円で対応可能
● 電源: 1000円、100ボルト15アンペア
● 発電機: 利用可能
● その他の利用可能施設: テニスコート・宿泊施設。
● お風呂: 300円。※通常、宿泊者のみ限定だが、RVパーク利用者は、ふれあい文化センター内の大浴場を300円で利用することができる。
RVパークまではインターネットの電波/Wi-Fiは届かないが、「ふれあい文化センター」の施設周辺では無料でインターネットに接続することができる。
<< トイレやお風呂は? >>
上記概要のとおり、のとふれあい文化センターが管理しているので、センター内の大浴場やトイレを利活用することができる。
トイレに関しては、夜間22:00以降、ふれあい文化センターの夜間専用出入り口から出入りして、利用することが可能。お風呂もトイレも綺麗なRVパークだ。
ただ、夜中、場合によっては、宿直担当者がいないことがある。その場合、少し遠いが、キャンプ場のトイレを活用することができる。ただ、ほぼ利用は可能とのことだ。
が、ぼくがそこへ行ったとき、トイレ入り口には大きなクモの巣があるなど清掃がされていないように見えたので、あまりお薦めはできない。
宿泊部屋やお風呂がある ふれあい文化センターのメイン施設かつ布団とドアは基本、朝7:00からオープンする。
<< 余談 >>
穴水町のRVパーク開設には、田舎バックパッカーのぼくが少し関わらせてもらっている。
退社後に出会った元同僚で、現在クルマ旅協会でRVパークの普及を担当する吉井章二さんを、穴水町の政策調整課に紹介、別地域の「道の駅ころ柿の里しか」がRVパークとして向いていることについて、お薦めさせてもらった。
今回、町の政策調整課からふれあい文化センターに話しがつながったのだった。
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