2010-12 Backpacking Shikoku Islands - 四国へのバックパッカー旅

day 41 徳島県 神山町への山道での『逆ヒッチハイク』。『ウン』よく…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
バックパッカー 女性

2010年12月5日(日) – ぼくら田舎バックパッカーは昨晩泊まった「鴨の湯」温泉のお遍路さん向けの小屋を掃除して、昨晩行ったスーパーで食材を購入。

神山という場所に温泉があるようなので、自然散策がてら、山道を登り、神山/道の駅「温泉の里 神山」へと歩いて向かうことにした。

鴨の湯 お遍路 小屋

【徳島県 吉野川 鴨の湯に隣接しているお遍路さん用の小屋】

鴨の湯 徳島

【徳島県 吉野川市 鴨島の「鴨の湯」】

鴨の湯 お遍路 自炊

【徳島県 吉野川市 鴨島の「鴨の湯」のお遍路さん用の小屋。神山への山道を行く前に、朝ごはん料理中!】

鴨の湯 徳島

【徳島県 吉野川市 「鴨の湯」(右のドーム型建物)とその隣にあるお遍路さん用の小屋(左の白い車の前の屋根付き小屋)】

鴨の湯 お遍路専用 小屋

【徳島県 吉野川市 鴨島の「鴨の湯」のお遍路さん用の小屋。昨晩はこの小屋のお陰でゆっくり寝られた】

さて、これから、まずは吉野川の鴨島から神山までの冒険記を記載する。

神山へは、「逆ヒッチハイク」のおかげで、すぐに行けたぼくらだが…。

しかし、(翌日“day 42”の記録)神山から、とんでもなく長い山道が続くことを想像もしてなかった。

13:00ごろ鴨の湯を出発。ぼくらは山へと向かう道を進んで行った。

 

神山温泉を目指して

標識には「焼山寺(しょうざんじ)」と書かれ、ぼくらはこの「焼山寺」方面へと進んでいった。

山へと向かう道はきれいだが、12~13kgと25kg~30kgの荷物を担いでいるぼくらにとって、山の坂道はしんどい。

バックパッカー 女性

【徳島県 吉野川市 鴨島から神山へ…笑っていられるのは今のうちだった。大変な事態は翌日…これからだ…】

出発して間もなかった。ぼくは急にトイレに行きたくて仕方なかった。

別にお腹が痛かったわけではない。しかし、こんな山中にはお店もなければ、家もない。トイレなんてもちろんない。建物も見当たらない。

「小さい方」なら平気でその辺でするが、大きい方だ。

 

周辺は山しかない場所で急にトイレに…

うろついて、トイレを探すが、さっきも言ったが、トイレはない。我慢できないほど、きつかった。

しかも、ぼくはどちらかと言うと、座って洋式で大きいほうをしたい主義。

トイレが和式だったら洋式を探すほどだ。単純に和式は疲れるし、長期戦には向かない。

余裕がないのに、そんなことを思いながら、トイレを探すが、どこにもない…。やばい…。

焼山寺 神山方面 道 山 綺麗

【徳島県 吉野川市 鴨島から神山へ… (焼山寺方面)】

ぼくは、「もうしょうがねぇな。こうなったら…」と、とにかく急いで人目のつかない山道へと向かった。

今回は仕方なかったので、野グソだ。

人目がつかないところでズボンを脱ぎ、野グソをする。もちろんトイレットペーパーぐらいは持っているさ。ようやく落ち着いた…。

さて、すっきりしたところで、下に降りようとすると、車が止まっていて、結花が誰かと話している。

ぼくは、「どこに行ってたの?」と聞かれ、野グソの話しになるのも面倒なので、しばらく、上の方で待機。上から、こそこそと下を眺め、車が先へと進むまで山の中で待つ。待つこと約10分。

しかし… 一向に車は先に進まない。「おい、おい、結花は何話してるんだよ…。早く行ってくれよ」と小声でつぶやきながら待った。

仕舞いには結花が、「中々降りてきませんねぇ~」と、ぼくを待っているような発言をする。

もうしょうがないので降りて結花とその車まで行った。

ここで野グソしに行ったことで、「ウン(運)」が付いたのか、結花と話し、止まっていた夫婦が神山温泉まで乗せてくれるというのだ。

夫婦は松尾さん夫妻。旦那さんの義和(よしかず)さんは徳島の阿波銀行(あわぎんこう)で働いていた。

松尾さん夫妻 徳島

【徳島県 吉野川市 鴨島から神山へ歩いている途中、徳島市出身の松尾さん夫妻の車に乗せてもらった…】

銀行では、印刷物を取り扱う部署に所属。若いときは千葉県船橋に住んでいたこともあったそうだ。

ぼくらが旅の理由などを話すと、義和さんも同じく、最近になり今の生活スタイルで良いのかと疑問に思い、「自身が過ごしたい人生は他にある」と思い始めたそうだ。

義和さんは現在、週2回銀行で勤め、奥さんと山登りやテニスなどをして楽しんだ毎日を過ごしているそうだ。

この日、松尾さん夫妻は次の山登りの下見にきているとのことだった。

さて乗せていただいたところまでは順調だった。

その後田舎バックパッカーは、一生忘れることのない出来事を体験することになる。<続きはこちら

<前回のストーリー 『day 40.2 徳島県 鴨島町の『鴨の湯』のお遍路さん/旅人向けの小屋に超感心するぼくら田舎バックパッカー 』>

<次回のストーリー 『day 41.1 徳島県 神山町での“氷点下テント” 』>

INAKA-Backpacker | Promote Your Page Too

 
ブログ村ランキング参加中!クリックをお願いします!
Please click below icon for a blog ranking

こちらクリックを!

 
●スポンサーリンク

 

IKU - INAKA Backpacker

投稿者の記事一覧

1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

関連記事

  1. Okinoshima island in Kochi Japan 高知県 沖の島 人口200人 石造り 島 サントリーニ島 day 50.3 高知県 沖の島で入浴交渉中?!ぼくらの救世主『…
  2. 徳島 小松島ステーションパーク 徳島 day 45 徳島県 小松島の公園での『グラウンドゴルフ』と『画…
  3. 日振島 笠岡彰 養殖 day 55.2 愛媛県 日振島 養殖の収入や経費とは?
  4. 徳島県 上勝町 もくもくもく アート 葉っぱ tokushima kamikatsu leaf 【田舎旅】“人生の見直し”を考えさせられる映画「人生、いろどり」…
  5. バックパッカー 中川結花子 day 44.1 徳島県 上勝町から小松島 焼肉屋『団十郎』へ …
  6. 山越え バックパッカー 女性 day 43.4 徳島県 神山町から上勝町への『やばい』山越え1…
  7. 四国 旅 中川生馬 day 40 香川県 讃岐相生から徳島県へ ~美術の先生との出会…
  8. 「市宇の棚田」で 途中クルマを停めて歩く。映画「人生、いろどり」ロケ地の一つ(徳島県上勝町) 映画「人生、いろどり」ロケ地 天空にある『市宇の棚田』 ~ 人生…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


VANLIFE特集 バン・車に暮らすとは?

VANLIFE Feature article バンライフ 特集 車上生活 車中生活

Pickup Post

wild life sperm whale shiretoko hokkaido japan マッコウクジラ 知床半島 北海道 日本 【北海道へのバックパッカー旅】日本で最も大きい野生動物マッコウクジラと国後島側にいたシャチ 車中泊旅の拠点 始動 穴水に長期滞在施設 利用の夫婦2組、楽しく意気投合 車を旅や生活の拠点にする人が増える中、一週間以上の長期にわたって車中泊できる営業施設が一月、全国で初めて穴水町川尻の古民家に開業した。早速、夫婦二組が施設を拠点に能登地方を巡って半島の魅力に触れたほか、車中泊の良さを広める活動に合同で取り組むことを決めた。(田井勇輝)神奈川県から同町に移住し、能登半島を舞台に旅行を考案する中川生馬さん(41)が仕掛け人。「交流人口の拡大や移住するきっかけをつくりたい」と企画した。埼玉県の菅原拓也さん(28)と恵利さん(33)夫婦が一日から、大阪市の矢井田裕左さん(37)と千秋さん(36)夫婦が七日から訪問。いずれも車中泊を題材にインターネットの記事やホームページを手掛け、収入を得ている。千葉市で昨年開かれた催しで、中川さんも交えて仲良くなり、今回の訪問につながった。日中は主に古民家の居間や外出、夜間は車内で過ごしている。一月末まで滞在する矢井田夫婦は、初めて穴水に足を運び「旬のカキやナマコがおいしくて幸せ。長くいることで、地域の輪に入れて、生活の一部に触れられた」と手応えをつかんだ様子だ。二組は意気投合し、全国の車中泊できる場所の紹介や、楽しみ方やマナーを伝えるネットの専用サイトの立ち上げを決めた。昨年も穴水を訪れ、今後もしばらく滞在するという菅原拓也さんは「趣味が同じで共感できるところが多く、刺激を受けている」と喜ぶ。中川さんは「家族になったような雰囲気。いろんな人が集まって何かが生まれる拠点になればと考えていたが、こんなに早くできるとは」と目を丸くした。施設の利用など詳しくはネットで中川さんのブログ「田舎バックパッカー」を検索。 【メディア掲載】住める駐車場「バンライフ・ステーション」に滞在した夫婦2組が中日新聞に day 7.3 石川県輪島市袖ヶ浜海水浴場で雷雨の中 テント泊 ~ 穴水町から輪島までの25キロ ~ 【田舎クルマ旅グッズ】夏の車中泊アイテムのお薦めは“大型”扇風機 【メディア掲載】日本最大のビジネス誌「日経ビジネス」に登場

日本初の住める駐車場・車中泊スポット「バンライフ・ステーション」併設型 シェアハウス in 能登・石川県穴水町

能登・石川県穴水町岩車の牡蠣<かき>販売サポート中!

Selling Oyster from Noto Anamizu Iwaguruma Ishikawa 能登 穴水町 岩車 牡蠣販売
  1. 石川県 子育て,石川県 移住,石川県 移住者,穴水町 子育て,穴水町 小学校,穴水町 川尻,穴水町 移住者,能登 田舎, 能登 移住者, 田舎 学校, 田舎 小学校,向洋小学校
  2. 石川県 子育て,石川県 移住,石川県 移住者,穴水町 子育て,穴水町 小学校,穴水町 川尻,穴水町 移住者,能登 田舎, 能登 移住者, 田舎 学校, 田舎 小学校,向洋小学校
  3. 石川県 子育て,石川県 移住,石川県 移住者,穴水町 子育て,穴水町 小学校,穴水町 川尻,穴水町 移住者,能登 田舎, 能登 移住者, 田舎 学校, 田舎 小学校,向洋小学校
  4. 能登半島地震 石川県穴水町, 改修, 田舎バックパッカーハウス
  5. アソモビ2024 in Makuhari

車中泊スポットを探す!

vanlife RV station バンライフ 車中泊 車旅

Pickup Post

  1. 鎌倉 樹ガーデン 穴場 カフェ
  2. 旅の背景 理由 田舎旅 バックパッカー backpacker background in Japan
  3. 中津川

ランキング

人気の投稿とページ

【令和6年能登半島地震】石川県穴水町でオープン中のお店一覧と営業時間情報など(4月22日現在)
一般人のテレビ出演、どれぐらいお金をもらえるのか?
【カーステイ車中泊スポットレビュー】500円で車中泊 都会の24時間オープンお風呂カフェ
漁師直送!水揚げ直後の能登牡蠣<のとかき>最速翌日お届け!石川県穴水町岩車産の牡蠣 注文・販売!ペイペイにも対応!
ソフトバンクは田舎/地方でもつながるのか?つながる携帯会社は?
能登・石川県穴水町ならでは!を活かした地方移住夫婦の牡蠣食堂『Coast table<コースト・テーブル>』
day 99.8 熊本県天草市牛深で…ハイエースの旅人、衝撃の小便事故とは?!
北陸新幹線走る外国人うけ良い寿司屋『もりもり寿し 能登総本店』
田舎へのバックパッカー旅の背景『ぼくの人生 これでいいのか』の自問自答 満員電車から始まる毎日からどこへ? ~ 鎌倉、会社勤務から出た理由 ~
家と書斎機能ある“動く拠点”、8年使用した冬欠かせない装備『FFヒーター』の清掃・修理・部品交換!症状は?
PAGE TOP