2013年に能登へ移住してから、バンライファーのぼくはキャンピングカーを拠点に、青森・岩手・秋田の東北三県を旅した。
とある雑誌の取材がきっかけだった。
青森といえば、奥入瀬や十和田湖、八甲田山、ねぶた祭りが有名。
妻の結花ちゃんが青森出身なので、「地元の人しか知らない穴場もきっとすぐ見つかるだろう」と思っていたが…甘かった。
地元出身でも、知ってるのは意外と“メジャーな場所”ばかり。
「地元の人=その地域を熟知してる」ってわけじゃない。これは意外とどこでも共通かもしれない。
でも、そんな状況でも、ぼくは“人との出会い”に重きを置きながら、キャンピングカーを拠点にした取材旅を続けてみた。
すると、「え?なんでこんな場所が青森にあるの?」と驚くような穴場にも巡り会えた。
旅先での「こんにちは」は、単なる挨拶以上に大事なものだ。
この一言から現地の人とのふれあいが始まり、地元の人しか知らない場所への扉が開いていく。
それから、“気になる道”があれば、ためらわず進んでみること。
クルマで行けるところまで行って、そこから先は自分の足で歩いてみる。
その先に、思いがけない景色や出会いが待っていることも多い。
有名観光地ではないかもしれないけど、自分だけの旅先スポットを見つけていく感覚、これはやってみると本当に楽しい。
知らない町に行ったら、積極的に挨拶してみてほしい。
現地の人と交流して、自分だけの“穴場”を見つけていく――そんな旅のスタイル、なかなか面白いもの。
<< 青森のミステリー「キリストの墓」が新郷村に?! >>
日本の田舎には、まれに信じられないような“ロマンある伝説”が眠っている。
たとえば、四国・剣山には、あのモーゼが神から授かったという“聖櫃(せいひつ)”が隠されているとか。
そして、ここ青森には、なんと「キリストの墓」があるのだ。
新郷村(しんごうむら)という、田畑が広がるのどかな村を車で走っていると、突如として目に入ってくる「キリストの墓」という看板。
……え? キリスト? 墓? 青森に??
これはもう行くしかない。
新郷村の“伝説”によると――
キリストは21歳のとき、極秘で日本にやってきて、神学を学んだらしい。
その後、33歳で一度ユダヤに戻ったものの、なんと弟のイスキリが身代わりとなって十字架にかかり、磔刑となったが、キリスト本人は生き延びたというのだ。
で、どうしたかというと……
シベリアからアラスカを経由して、なんと再び日本へ!
十来太郎大天空(とらいたろうだいてんくう)と名乗り、日本人女性と結婚、三人の娘を育てながら、106歳の長寿をまっとうした――という“伝説”がある。
しかも、現地の説明板はその伝説をほぼ「断定」口調で紹介している。そのあたりも興味深い。この突き抜けた潔さ、なんだか好きになる。
またここ新郷村には、エジプトのピラミッドよりも古いとされている「大石神ピラミッド」もある。
<< そしてもう一つの謎…「大石神ピラミッド」 >>
新郷村、キリストの墓だけでは終わらない。
実はこの村には、“エジプトのピラミッドより古い”とウワサされるスポット「大石神ピラミッド(おおいしがみピラミッド)」もあるのだ。しかも“日本最古のピラミッド”との声まである。
青森どうした? ロマン詰め込みすぎじゃない?
このピラミッド、見た目は完全に「ただの山」なのだが、よーく見ると、巨石がゴロゴロ。
それらの岩が「鏡石」「方位石」「祭壇石」など、それぞれ意味を持って配置されている――らしい。
中には、コンパスがくるくると狂ってしまう「磁場が強い石」や、「謎の紋様が刻まれた石」などもあって、マニアの間では“パワースポット”として人気なんだとか。
ただし、ちゃんと整備された観光地というよりは、かなり“ワイルド”な山道を歩く探検スタイルなので、スニーカーや登山靴は必須。
運がよければ、誰もいない山中で古代ミステリーにどっぷり浸れる。
キリストの墓とピラミッドが揃った新郷村。
「なんでこんな田舎に!?」というロマンの宝庫。旅の寄り道にしてはインパクトが強すぎる場所、ぜひ現地で体感してみてほしい。
田舎に眠る伝説ストーリーは実におもしろい(続きはこちら)























































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