移住先の石川県穴水町、娘が通う向洋小学校でPTA広報委員長を務めていて、向洋小学校では毎年年末にPTA広報誌「向洋っ子 ~絆~」を発行している。
その広報誌にのせた編集後記、このブログにも載せたいと思う。
◆ 「向洋っ子 ~絆~」編集後記
1年~6年生まで、みんながファミリーのような温かい学校、そして日本の原風景が教室から眺められる“能登らしい”“穴水町らしい”立地に建つ向洋小学校。
そんな向洋小学校の今年後半は、「統合」に関して、議論された年だった。校舎の維持管理、建設、耐震年数、少人数制、通学、社会性、競争などなど。統合に関しては議論すべき点が沢山あるかと思う。
小学校の統合に関しては賛否両論あると思うが、小学校のあれこれにはぼくらだけでなく、多くの町民が関わっている。
多いからこそ、「統合ありき」の一方通行の話しを推し進めるのではなく、「まずは町民、当事者の意見やアイディアを聞いてほしい」「そして、町一体となって小学校含め次世代の町の在り方を考えたい」と思い、まずは議会に請願書を提出し、それが12月初旬の本議会で採択された。同時期に、役場に対して、みなさんから集めた約770の署名を提出。
この取り組みをとおして、多くの人たちから様々な意見を聞き、これまで以上に、小学校だけでなく町全体について考えるきっかけにもなった。
これから、町役場が、請願書と署名をどのように受け止めて、動くのか、気になるところではある。
その一方で今後、町に住む一個人としてなにができるのか… 次をどうするのか…
「人口減少」「児童の減少」などのネガティブな現実を、そのまま鵜呑みにするのではなく、どのようにしたら、それらネガティブな要素を明るい“夢”、ポジティブ、プラスに切り替えられるのか。
どのようにしたら町全体で明るい未来を築いていけるか、その上で自分はどのような役割を担えるのか考えて、できることから行動していきたいところである。
以前、校庭かプールの草刈りのときだったか、PTA会長がコメントした言葉が心に残っている。「たとえ1人の生徒が歩く通学路でも、しっかりと整備してくれる保護者の方々に感謝」と。
同じように、町レベルで考えたとき、1人も取り残すことなく明るい未来の町になればいいなぁ…と願う。
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