日々、世界各国“あちこち”のメディアで、旅をしながら生活・旅・仕事するライフスタイル「VAN LIFE(バンライフ)」が取り上げられている。
今回は、アメリカ・オレゴン州のCBS系列のテレビ局「KOIN(コイン)」での「バンライフ」“実体験”特集。オレゴンと言えば、ぼくの第二の故郷でもあって、高校と大学を過ごした州なんだよね。オレゴンはホント… 自然盛り沢山の素晴らしい旅スポットばかりの州。
KOINテレビ・キャスターのエミリーとケリーが、クイーンサイズのベットや、ポンプ式水道シンクなどを搭載したワンダーバンズ社(Wandervans)のキャンピングカーでバンライフの実体験を描いた3話の特集。
キャスターという職業背景から、彼女らの「バンライフ」体験は急ぎ足の3日間だが、地図を見る限り、バンライフ旅の走行距離は1,000キロ以上を超えている。
3日間で1,000キロ!
【おそらくこんなルート】
2人はオレゴン州ポートランドにあるワンダーバンズ社を出発し、オレゴン南部のクレーター・レイク国立公園へ。港町フローレンス経由で、クレーター・レイクから、マウント・バチェラー、そしてベンドへと北上し、ポートランドへと戻る。
3日間で“サクッと”オレゴンを楽しむバンライフ旅特集となっている。
バン/車を拠点に、旅・仕事・生活しながら暮らすライフスタイル「バンライフ」の定義が、世界各地で“幅広く”なってきている印象を受ける。
固定された不動産を持たずに、生活拠点を完全に車に移行するライフスタイルが“主な”「バンライフ」の定義ではあるが、もはや「バンライフ」は誰もが気軽に楽しめる“旅”スタイルとして認識され、定着しつつある。
生活拠点は“車”だ。
2020年7月のコロナ禍、オレゴン州ポートランドでバンライフ仕様車をレンタルする事業を開始したワンダーバンズ社については、以前、以下の【海外バンライフ動向】で“ざっくり”取り上げている。
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【海外バンライフ動向】アメリカ・オレゴン州でもバンやキャンピングカーのレンタルが人気 |
KOINテレビ・キャスター2人の実体験特集は以下のとおり。
『‘Van Life’: Emily and Kelley go ‘Sea to Summit’ (エミリーとケリーが行く海から山頂へのバンライフ)』
ワンダーバンズ社では、バン予約時に、スナックなどの飲食関連、ガス焚火セットなどもオプションで準備してくれるそうだ。そんなセット予約ができるってのも手間が省けて実に便利。
また、1話目の終わりには、バンライフの場合、疲れているとき、面倒なテントや寝床のセットアップが不要、後部座席にあるクイーンサイズのベッドですぐに寝られるというシーンも。そんなバンライフならではの、バタンキュー的な1日の終わり方も描かれている。
2話目では、2020年に大火災があったオレゴン州南部へ。ボーガス・クリーク・キャンプ場を経由して、オレゴンへ旅したら、“絶対に行くべき旅スポット”「クレーター・レイク」へと向かう。
3話目の起床シーンはこの日スキーを楽しむマウント・バチェラー雪山前!という“バンライフ”らしい1日の始まり方。
その晩、2人のキャスターががインタビューをしたバンライファーの「バンライフでは精神的健康が保てる」というコメントも印象的だった。既に2カ月間、バンライフ生活をしているそうだ。旅先ではいつも新鮮な情報ばかりを目の当たりにし、フレッシュなマインドを保つことができるからね。まぁ、そこは自分で“発掘”次第だけどね。
この番組内冒頭で「旅先の計画を練るにあたり、車中泊スポットもしっかり選択するといい。さすがに道路沿いなどに寝るわけにはいかない」というシーンがあるが、アメリカほど国土が広くて、RVパーク間の距離あるところほど、車中泊スポット検索・予約アプリ「カーステイ」があると便利と感じたかなぁ。
それにしても、これぐらい大きな家のようなバンがあると、なにかと心強い。もはや家…自宅になる。
【2017年、第二の故郷 オレゴンへのジープでのバンライフ/車中泊旅で撮影したクレーター・レイクの写真】
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