2024年1月1日の能登半島地震からここ数ヶ月、仕事/“私事(しごと)”でずっとバタバタな日々が続いていたが、今日(3月11日)、ようやく役場にいき、罹災証明(罹災証明)を申請し、その場で証明書を受け取った。
自身、罹災証明書(こちら)に関する情報を載せていたものの、毎週のように「来週役場に申請しに行く!」と思っていたら、ありがたいことに、個人的な相談、仕事の依頼、来客があったりなど、そして、「田舎バックパッカーハウス」を片付け始めてしまったりと、中々、役場で罹災証明書を申請することができていなかった。
罹災証明書を申請したのは、ぼくが所有する車中泊スポットとシェアハウス兼事務所として利活用している「田舎バックパッカーハウス Station 1」(穴水町川尻)と、同じく車中スポットで、スペースレンタル兼自宅の「田舎バックパッカーハウス Station 2」(穴水町岩車)の2軒。
結果、「田舎バックパッカーハウス Station 1」は「大規模半壊」に指定され、自宅兼の「田舎バックパッカーハウス Station 2」は「準半壊に至らない」(一部損壊)で罹災証明書を受け取った。
Station 1の外観は大丈夫そうに見えるのだが、母屋内は、柱が斜めっていたり、全体的に傾いている。
床が斜めているので、ボールを置くと転がり始める。基礎がずれていたり、傾があるので危険な状態だ。
すぐに崩れるような状態ではないが、再び“大きな”地震があったら、「全壊」、崩壊してもおかしくない母屋となってしまった。周囲の家にも大きな迷惑となる。
【正式に「大規模半壊」とされた「田舎バックパッカーハウス Station 1」】
<< 大規模半壊とは? >>
危ないとは思っていたものの、正式に「大規模半壊」と認定されると、やはり悲しいもの。床の改修、薪ストーブの設置など、まだ2ヶ月〜2年しか経っていなかった。
「やっぱり危ないか…」とは思っていたもののね。
既に1月の時点で、「次へと進むしかない」とポジティブな方向へと考え方は切り替えていたけどさ…
…という、もやもや感。
いずれ、将来的には「田舎バックパッカーハウス Station 1」の田んぼエリアと、畑の一部のエリアに砂利を入れて、本格的なバンライフ・スポットを作ろうとはしていたが、まさか母屋を解体することになるとは思ってもいなかった。
娘たちには将来 穴水に残るのであれば、「ここに住んでもいいからね」と言っていたぐらい。
残念で仕方がない。
が、「大規模半壊」となってしまったのは、もう仕方がない。これからは「田舎バックパッカーハウス」の未来を考えて母屋を解体し、次の構想へと移る。
大規模半壊とは、「居住する住宅が半壊し、構造耐力上主要な部分の補修を含む大規模な補修を行わなければ当該住宅に居住することが困難なもの。具体的には、損壊部分がその住家の延床面積の50%以上、70%未満のもの、または住家の主要な構成要素の経済的被害を住家全体に占める損害割合で表し、その住家の損害割合が 40%以上 50%未満のもの」となっている住宅のこと。
被害の程度で最悪な状態が「全壊」、次がほぼ全壊に近い状態の「大規模半壊」、その次が「中期模半壊」、そして「半壊」と続く。
「田舎バックパッカーハウス Station 1」は2番目に程度が悪い「大規模半壊」にランク付けされてしまったわけだ。
このような背景もあり、「田舎バックパッカーハウス」は解体する決断したわけだが、
とにかく、いまは建物を新たに建設、補修することに疑問を抱いている。
ここ数年で地震が多く続いている能登半島、半島付近を震源にするもので、2022年~2023年の間で400回以上の地震が起きていることから、固定された建物は必要最低限にとどめたいという考えだ。
また、自身、”動く家”、モバイルハウスへの時代が到来していることは前から綴っているとおり。
最終的にたどり着いた自分なりの答えは、建物は必要最低限にして、バンライフ、キャンピングカー、モバイルハウスの本格的な拠点づくりをすることだ。
<< 今後の手続きは? >>
「田舎バックパッカーハウス」母屋の解体を進めるために、これから解体の予約手続きを取る予定だ。
<< 「田舎バックパッカーハウス Station 1」の今後は? >>
“住める駐車場”のコンセプトを残しつつ、宿泊、観光、災害を視野に、現在の「田舎バックパッカーハウス」の構想は以下のような場づくりを想定している。
【現時点のラフなアイディアで、今後詳細について発表予定。“住める駐車場”という概念は残しつつ、キャンピングカー/バンライフをベースに、①観光、②車中泊/宿泊、③災害用シェルターを軸に、田舎バックパッカーハウスをたてなおす】
だが、心配はある。バンライフ/キャンピングカーの本格的な拠点を目指したいわけだが、能登の過疎・人口減少が加速、能登全体が活気づかなければ、観光や宿泊の点に関する自身の構想も追いついていけるのか、そこが心配な点だ。
でも、次へ次へと進んでいく。
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