Fukuoka Oronoshima Island - 福岡県 小呂島

day 76.1 福岡県 小呂島 子どもたちの“漁師への想いと夢” “地域密着型”の先生たち

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福岡県 小呂島

2011年1月26日(水) – 現在ぼくら田舎バックパッカーは福岡県 小呂島(おろのしま)の小呂小中学校で、学校見学をしているところ。

テントとバックパックは小呂島公園に置きっぱなし。田舎や島の人たちは良い人たちばかり。

そこらに荷物を置きっぱなしにしても、まぁ大丈夫だろう。

福岡県 島 小学校

【福岡県 小呂島 小呂小中学校 構内を水木清太校長先生に紹介いただいた】

小呂島の中核となる産業の90%は漁業。島の漁港には15隻の船が浮かぶ。その他、水道、電気、定期船の操縦士や機関士など。

小学5年生のときには、社会見学で、日産、トヨタ、読売新聞、東芝のテレビなどの工場見学もあるそうだ。

1日の工場見学だが…そんな中、小呂島の子どもたちは、漁師になる夢への意志が強い。

福岡県 小呂島 テント

【福岡県 小呂島公園で話した小学生たち。“漁師”への想いが強い】

構内を見学中、中学3年生とすれ違った。

 

島の子ども達の将来の夢とは

「将来何になりたい?」といきなりぼくが質問をすると、「漁師になりたい!!」と即答だった。

こりゃぁ、すごい…。中学から父親の後継ぎをする気持ちでいっぱいな中学生。昔から漁師の手伝いをして、その仕事しか見ていないからだろうか。

中学の時は、自分が夢中になることに集中し、夢中なものになりたいと思う時期なのだろうか。

ぼくは中学のころ、テニスに夢中で、「いつかテニスプレーヤーになりたい」という気持ちしかなかった時期があった。

小学校から中学校、子どものころから漁師である親の背中や島の中核となる産業を見るだけでなく、肌で感じ実体験していると、それに夢中になる。

夢中になることから、「漁師になりたい」という気持ちが芽生えるのだろう…。

でも、漁師以外の“道”は見ているのだろうか。高校から親元や島を離れるわけだから、少しは自由になるし、違う地域の同世代とも触れ合う機会も増える。

しかし、それでも親の漁業を引き継ぐことを選ぶ。「しかし、それでも…」はネガティブな表現かもしれない。“夢”だから、それを一番身近な親から継ぎたいだけ。

福岡県 小呂島

【福岡県 小呂島 小学生にとっての“漁”とは…】

人の“夢”はいろいろで、“漁業”、スポーツなどなんでもいい。

昔、小学生だったころ、「いつかどこかの社長になりたい」と将来の夢を文集などのようなものに書いていた生徒も沢山いた。

「サラリーマンになりたい」という時期もあったような気がする。その夢が、“漁業/漁師になりたい”に変わっただけ。

自分もテニスに夢中だった、テニスしか見てなかったことを考えると、わかるような気がする。

その時は、他の“道”なんて気にしてなかった。

「どんな背景から、ここまで強い意志がもてるのか…?」「高校は島外でいろいろな“コト”と触れ合うことができたはず。

そんな中、他の“コト”に興味が向かなかったのかなぁ」という疑問が頭を過ぎる。

 

島の女性の過ごしかたとは…

小呂島の女性(主に漁師の奥さんたち)は、男性が捕ってきた魚のパッケージ詰めの作業など、水揚げされた魚の出荷部分を手伝う。

早朝から昼ごろまで、玄界灘(げんかいなだ)で捕ってきた魚を詰めて出荷作業をする。早朝から大変な作業をしている。

中には新たな漁業に関する事業開始を目指している女の子もいる。

昨年、小呂中学校を卒業した女の子は、福岡水産高校に入学。

小呂島で女性も“海の上”での仕事ができるよう、「養殖を学んで、島に持ち帰りたい」という考えを持っているそうだ。

この島にはない「養殖」という新たな仕事場があれば、女性が活躍できる場が増える。

最近、漁獲高も減っているため、養殖となれば、安定した水揚げが期待できるかもしれない。

発電所を継ぐ子もいるそうだ。

この島の子どもたちのほとんどが、親の背中を見て育った。

奥さんは博多から来る人もいる。小呂島出身の女性と結婚して、婿養子になる男の人もいるそうだ。

 

島の人のつながりの深さ

「この島の人たちは、学校に対する愛情や思い入れも強い」と先生は話す。先生に対する、依頼も多いし、交流も多いそうだ。

“一島民として”先生に魚をあげたり、先生と“ざっくばらんに”一緒に飲んだりするなどして一般的な話しから教育に関する意見交換など含め「地域密着型の先生/教育」スタイルが小呂島に存在する。

“先生として”、“一島民として”島の生活を楽しむ。これは都会ではないスタイルだ。

島の祭りにも、先生も積極的に参加する。学校の先生でもあるが、“島の住人”でもあるのだ。

このような背景があるから、「地域住民として、先生として、『子どものために頑張ろう』という意識が強まる」と話していた。

水木校長先生は、小呂小中学校が9校目の移動先となるが、この島の学校はこれまでと全く違ったそうだ。

運動会は、生徒が少ないため、島全体で開催される。これは多くの離島や地方の学校でもよくある話だ。

(話しはかなり飛ぶが)この島では、海水から真水をつくっているそうだ。また、昔、島の公民館に学校があったそうだ。

次は小呂島に眠る“要塞(大砲あり)”へと向かう… <続きはこちら

<前回のストーリー 『day 76 田舎バックパッカー、福岡県小呂島の学校を再訪問

<次回のストーリー 『day 76.2 福岡県 山道を歩き小呂島に眠る“要塞”へ。島の“楽しい”教育について ~地域密着型の教育と生活スタイル~』>

■これまでの学校訪問について

<2010年10月 長野県 茅野市立金沢小学校 「冒険5日目で語ったこと…」>
<2010年11月 香川県 伊吹島 「アメリカと日本の教育の違い」>
<2010年11月 愛媛県 怒和島 「故郷を捨てない教育」と「故郷を捨てる教育」>

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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

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