Noto Anamizu Iwaguruma - 能登 穴水町 岩車

能登移住検討中のドイツ出身の19歳 ~ やろうと思えばなんでもできる ~

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能登・穴水町岩車(石川県) – この日、“自給自足”を目指し、能登での田舎暮らし考えているドイツ出身の19歳の若者 アルチャと、友人の岡雄太さんが、田舎中心に旅をしているバックパッカーのぼくの家にやってきた。

前回のストーリーはこちら。

穴水町 外国人 海外 移住者, foreign immigration 能登移住検討中?!理想の“田舎暮らし”掲げるドイツ出身の19歳の旅人 ~ 自分の想いを大切に生きる ~

 

「やろうと思えばできる」「できることは自分の“手”でやりたい!」

なんでもやろうと思えばできる。他の人にはできなかったかもしれないけど、ぼくにはできるかもしれない

と、自分に対して自信をもって、前向きに立ち向かっているアルチャの姿勢が印象的だった。

外国人の日本の田舎移住はビザなどの関係もありハードルが高いかと思うが、アルチャは「なんとかなる」という意気込みだ。

お互い似ている姿勢を持っているとも感じた。

自分と他の人のスキルは違う。どんな時代でも、どこにいても“やってみないとわからない”ことは多い。過去や現在の他人や自身の“例”では、成し遂げられなかったことでも、その他の人ができる場合も多々ある。

最初から「これはきみにはできない」と、いかにもその人について知っているかのように、決めつけることは、頭が固すぎる。



アルチャのように立ち向かう姿勢に対して、“現実目線”から否定する人たちは多いことだろう。でも、やってみればいい。その後、「できた・できなかった」を自身で見直しながら、自分に合ったやり方を見つけ出せばいい。

「できる・できない」はともかく、進むべき人生は自身の道。家族、彼女、彼氏などがいようと、 誰になに言われようと、 “自身の道”や舞台を開拓する志と行動力は重要で、前進する姿勢が重要なのだ。自分がハッピーにならなければ、周りをハッピーにすることは難しい。

ぼくらは、難しいことを達成することに対して、「偉大な人」「スキルや能力ある人」にしかできないっと見がちだ。そんな「偉大な人」と見られる人たちも、何年もの地道な努力で、その道を歩んでいったことを忘れてはいけない。

「(きみには)できない!無理だよ!」っと、「否定」的な意見から入る世間一般的な「大人」の話しは聞くが、意見が合わなければ気にせず、「できる・できない」は「自身の心」で判断し、行動すればいい。

Ishikawa Noto Anamizu oyster fisherman 石川県 能登 穴水町 牡蠣 漁師

能登・穴水町岩車(石川県) – 半農半漁の後継者・河端譲さん宅へも立ち寄った。

 

完全自給自足は難しい?!どのくらいの自給自足レベルのバランスが“ほどよい”のか…

アルチャは「お金が好きではない」「自給自足をしたい」などと話す。

クルマは費用がかかる。持っていなければ、歩く、バス、バイク、自転車を活用すればいいと話す。

まさにそのとおりで、とにかくやってみればいいのだ。

そんな考え方は、まさに、ぼくが考えていることそのもの。今でも、あらゆる面で「とにかくやってみればいい」「難しかったら仕方がない」という考え方を持っている。

しかし、食べ物や便利なモノの費用、そして税金がかかる世の中、現実、ある程度の収入なくして、暮らしていくことはかなり難しい。多少の現実は受け入れなくてはいけない。この点は「仕方がない」領域だ。

森の中の“さいはて”に住み、今後この社会と縁を切らない限り、この社会では、お金と自分の縁を切ることは中々難しい。

お金の好き嫌い問わず、必要な範囲で、稼がなければいけない世の中の仕組みとなっている。

食料や調味料を自給するにも、種、道具、燃料などが必要となる。すべてを自給するにはかなりの労力を要する。

家の購入や賃貸でも、費用は必要だ。ぼくのようにクルマがベース基地だとしても、車税、車検、ガソリン代、維持費がかかる。土地を購入すると、固定資産税もかかる。

自身で自給したい『どの部分に時間をかけ、どこの部分で文明の力(テクノロジー/技術)で効率化を図るか』を考え、線引きし、なにごとも実施することで、ライフスタイルが豊かになる。

便利と思うモノは活用し、不便だと思うけど、不便を楽しみたいと思うなら、自力でなんでもやってみたらどう?」という感覚だ。まぁ、時には「妥協」することもあるだろう。

忙しさ時間・余裕を吟味し、鑑みた結果、自分が必要だと思うテクノロジー/技術を使ったライフスタイルを過ごすことができれば、それは“賢い暮らし”につながるのではないだろうか?

自分が、どのテクノロジーを活用し、どの分野で自給したいのか…他に左右されることなく、たとえ不便だろうと、最終的には自分で決めればいいのだ。自身のライフスタイルだ。迷惑さえかけなければ、周りに合わせる必要はない。

 

“なんでもある”田舎

完全自給自足は難しい?!どのくらいの自給自足レベルのバランスが“ほどよい”のか…

田舎は、便利なモノと、不便なモノがある・なしの、バランスが“ほどよい”と思っている。

山や海などの自然環境を普段の生活で目の当たりにするため、ゼロから物事をスタートできる。

極端な話し、火を熾そうとすると、都会の場合、スイッチ一つのガスから始まるが、田舎では薪から始めることも可能だ。

野菜に関してはスーパーで“購入する”という、いきなり“出来上がっているところから始める”のではなく、スーパーに並ぶ前の“畑育てる”から始めることができる。それが田舎だ。

町へ出て、スーパー、ホームセンター、電機屋へ行き、食材など日々必要なモノを手に入れることができる。

田舎に 大きな量販店がなくても、ネットを活用すれば、アマゾン、楽天、ヤフー、価格コムなどで“ないもの”を手に入れることができる。ヤフオク、メルカリ、ジモティなどを活用すれば、リサイクルの中古品も手に入る。

移動したければ、飛行機、電車、バス、クルマなどがある。

海では、ナマコ、モズク、牡蠣、阿古屋貝(あこやがい)、サザエ、魚など、山にはワラビ、ゼンマイ、タラノメ、きのこ、畑で育てた野菜など、自然の食材が豊富だ。

自身のライフスタイルには「なにが必要なのか?」「“自分”/“家族”が暮らしていくためには最低限なにを必要としたいのか」を考えると暮らし方がわかってくる。田舎には
ゼロからスタートできる環境があることから、選択肢が多く、そんなバランスがとりやすいというわけだ。

相当選択肢が多く、“なんでもある”、それが“ほどよい”田舎。

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能登・穴水町岩車(石川県) – そんなこんなで、能登移住検討中のドイツ出身のアルチャとぼくは…語り合った。

まぁ、そんなこんなで、 この投稿でも長々と…

家のダイニング、岩車の村を歩きながら、ぼくはアルチャや岡さんに数時間、 自身の田舎移住の経験や、”田舎哲学”について語った。

そして、「実際の空き家や、自給自足的な暮らしをしている他の人とも会いたい!」とのことで、翌日、再び、アルチャは穴水へ来ることになったわけだが、なんと、この晩…(続きはこちら

 

 

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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

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