2011年3月31日(木)– 前回のストーリーに続き、ぼくら田舎バックパッカーは熊本県天草市牛深にあるうしぶか海彩館にいて、うしぶか海彩館の事務局長の西向英基さん、釣りをしている中学生、中学生たちの先生たちとの会話を楽しみながら、牛深について話しを聞いているところだ。(前回のストーリーはこちら)
西向英基さんから、次の行き先を聞かれた。ぼくらバックパッカーは、次の行き先を決めるとき、人との出会いや、地図を見て、直感で歩き出すため、直近の行き先しか言うことができない。
「天草にはしばらくいると思うのですが、これからまずは温泉に行くんです」と伝えると、「是非、入ってってください。お湯が“きれい”です!」と薦められた。
温泉の「お湯が“きれい”」…あまり聞かない表現…とは思いつつも話し続けるぼくら。
この「やすらぎの湯」は旧牛深市が約8000万円かけて、地下1キロを掘削、1995年末に温泉が完成したそうだ。
天草地域で最初の温泉で、宿泊施設もある。「やすらぎの湯」の温泉“発見”後、天草各地で温泉を掘り始めたそうだ。
九州に到着して3日間お風呂にたどり着いていないぼくら。これで、ようやく頭や…体を洗える。
●天草・牛深のやすらぎの湯へ…
さて、14:30の巡回バスで、やすらぎの湯へ向かった。入浴は500円。(温泉の主な概要は前回のストーリを こちら)
これまで行った温泉は大体300円前後だった。若干“高い”ような気はするが、一般的に平均的な額だろう…っと数百円の差を分析する。
そう・・・ぼくらバックパッカーの旅は長期にわたると思われるため、ある程度のコストを考えながら旅をしなければいけない。交通費、食材、お酒などと費用がかかる。 そんな数百円を真剣に考えるのだ。 長期の小銭は万となるわけだ。
ちなみにこれまでで一番高額だった入浴料は、能登半島先端にある1000円のランプの宿。1000円の温泉と言っても、宿泊客優先で、宿泊客が多ければ入ることはできない。 ちなみに宿泊は一泊数万円と高額。
「その金額では地元が楽しめない…」と不満を言う地元民もいた。
やすらぎの湯にたどり着いたぼくらバックパッカーだが…
その名のとおりバックパックに盛り沢山の生活グッズ30キロが入っているため、お風呂セットの取り出しや荷物の整理に時間がかかる。後々、長旅の経験からのバックパック整理術を公開したいと思う。
温泉は“普通に”すご~く気持ちよかった。…っというのも…2~3日、お風呂に入ってないと、どんな風呂に入っても気持ちが良いという感覚だろうか…
お湯はかなり熱かったが…やすらぎの湯には雰囲気良い露天風呂がある。温泉には地元の人が多く入っていて、賑わっていて地域の交流場所のようだった。
温泉から「うしぶか海彩館」へ向かう巡回バスは通常17:00ごろ 出発するのだが、人数が揃い出発準備ができたとのことで・・・16:30ごろ、温泉を出発した。この巡回バス、基本、牛深周辺であれば、どこででも降ろしてくれるそうだ。
●うしぶか海彩館から…鹿児島の島「長島」へ…?!
うしぶか海彩館に戻ると…もしかしたら、明日になると気が変わり…隣の長島(鹿児島県)へ“行きたくなるかもしれない”ので、長島行きのフェリーの時刻について確認した。
いつどこへ行きたくなるかわからない自由奔放なぼくら…というよりぼくだ。 明日には明日の風が吹くわけだ…
鹿児島に行く人たちが多いからだろうか。1時間に一本ぐらいの間隔で、フェリーは長島に向けて出航している。このフェリーにクルマを乗せて長島へ、そして長島と鹿児島本土は橋でつながっているので、へ行くこともできる。長島の定期船の港からバスも。
フェリーの料金は480円。(2014年10月現在は490円/人)
天草から鹿児島へ行く人たちの多くは、このフェリーを利用するそうだ。
“天草人”にとっては、鹿児島への中間地点で、多くの人々が活用する島スポットである。フェリー乗り場付近にいた人によると、長島には“これ”といって見るところは特にないと言う。
「特に何もない…」と聞いたが、多くの人たちが通過する中間地点であれば、長島を盛り上げるため、島でなんらかの催し物、魅力的な販売店などを展開して盛り上げて、“これ”といったものをつくりあげられることだろう。
●さて今夜のテント泊・・・寝床は…
今夜のテント泊は・・・言うまでもない。
ここ牛深ハイヤ大橋の下にある「うしぶか海彩館」のデッキ周辺は、“快適”なテントスポットになりそうだったので、今夜は牛深に一泊することに決めた!
・・・っと今夜の宿を決めていると、19:00ごろ、高架下でイカ釣りをしていた中学生が1.1キロのイカを釣った。見た目は、かなりでかいぞ!!
昼間出会ったときは餌木(えぎ)で釣ろうとしていたが、餌木から鰺(アジ)の生き釣りに手法を変えていた。イカの餌として鰺を釣り、鰺をイカの餌として釣るのだ。
この彼は、魚の重さを量る重量計も持っている。重量を量り終わると、素早く、イカを占めた。手つきも相当慣れている。
いつもスーパーや魚屋で、既に“採れた”魚介類を購入しているぼくらにとっては、「中学生とは思えない釣り方と、手慣れた絞め方だ・・・」と思うほかない。
しばらくすると、この中学生のお母さんがクルマでやってきて、釣ったイカを見せる。彼のお父さんが今夜迎えに来るまで、イカ釣りをすることに決まったようだ。
イカ釣り見学後、ぼくらは 「うしぶか海彩館」から 約10分はなれた距離にあるスーパーとコンビニにアイスクリームとお酒を買いに行った。
このコンビニでは、震災の影響で、タバコの販売が一人2パックと制限されていた。東海地区のタバコ製造拠点が被災した影響だ。
まぁ、たばこは体に悪いものだし、少し制限したほうが、喫煙者のためにもなるのではないだろうか。
この時期、牛深は暖かくなってきて、3月にもかかわらず、蚊が飛び始めている。
その後、この牛深ハイヤ大橋の夜景を撮影。
明日…“運命的”な出会いがあることを知らず…「蚊に刺されなければいいなぁ」とお互い話し・・・ 外にはイカ釣りをしている中学生の子どもたちがいる中、ぼくら田舎バックパッカーは海彩館の横/牛深ハイヤ大橋の高架下のデッキにテントを張って寝た。(続きはこちら)
<前回のストーリー『day 98.2 熊本県天草うしぶか海彩館の事務局長と出会う~「小さい町でも『ちらりと光る町』で…」地方の“過疎地まで”景気回復は届くのだろうか~』>
<次回のストーリー『day 99 熊本県天草市牛深で…気になる“黒い旅人”との出会い』>
結花のブログはこちら
●関連するストーリー:
- 旅の背景はこちらから
- 【2010年10月】能登半島へのバックパッカー田舎旅こちらから
- 【2010年11月】四国“左周り”のバックパッカー田舎旅こちらから
- 【2010年12月】四国“右周り”のバックパッカー田舎旅こちらから
- 【2011年 1月】能登・穴水町岩車椿崎での田舎暮らし体験はこちらから
- 【2011年 2月~ 3月】福岡県 小呂島、長崎県 五島列島や池島の島々へのバックパッカー田舎旅はこちらから
- 【2011年 3月~ 4月】熊本県天草へのバックパッカー田舎旅はこちらから
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