九州の吹奏楽団「群青(ぐんじょう)」が、2020年5月5日に開催するコンサートのチラシやポスターのイメージ写真として、「星空のまち 穴水町」の農山漁村 岩車(いわぐるま)で撮影した「天の川」の写真を利活用することになった。
岩車(いわぐるま)は、ぼくら田舎バックパッカーファミリーの移住先。吹奏楽団「群青」の名前に合致したイメージ写真となったようだ。
2019年末、吹奏楽団「群青」事務局からメールを介して、2020年5月5日開催予定の演奏会のポスターに、以下ブログに載せた星空写真を利活用したいとの問い合わせをいただき、写真を提供させてもらった。
● 田舎体験 1日目夜 星空撮影 能登・岩車から観える『天の川』 |
福岡県出身の後藤峻輔さんが主宰・指揮する吹奏楽団のコンサート。星空「天の川」画像の右下に「© 田舎バックパッカー/中川生馬 http://inaka-backpacker.com/blog」と表記されている。
こんにちは!
今回はチラシの紹介です!
今年のチラシはなんと、裏面もあります!!!群青や指揮者について載っています🙌
2月から色々な演奏会のパンフレットに挟み込みをさせて頂いてます。見かけたらぜひ、裏面までじっくり見てくださいね☺️ pic.twitter.com/pu6uPlEGgs— 吹奏楽団「群青」 (@gunjou2019) February 18, 2020
穴水町では星空がものすごく綺麗に観え、町には天文台があるほど。
「星空のまち 穴水町」を提唱する背景には、アメリカ・ボストン出身で、ハーバード大卒の天文学者パーシバル・ローエル(1855年~1916年)がいる。
明治時代1889年、パーシバル・ローエルは穴水町含む能登半島を訪問した。その後、旅行記『NOTO – 能登・人に知られぬ日本の辺境』を出版したことでも知られている。
ローエルは、漁業用でボラを獲るためにつくられた穴水町の「ボラ待ちやぐら」を初めて見て、「怪鳥ロックの巣のようだ」と「NOTO」で表現。
穴水町で天体観測など天体的なことを行った史実はないようだが、穴水町を訪問し、天文学者で「NOTO」を出版したローエルを尊重し、穴水町は「星空のまち」と名付けたり、町内の和菓子屋「泉花月堂」は「ローエル」と名付けた銘菓をつくったり、「ボラ待ちやぐら」の説明内には、彼の名を入れるなどしているのだろう。
その他、穴水駅前の「さわやか交流館プルート」もローエルの名誉をたたえ、「プルート」と名付けられた。
「プルート=Pluto」は「冥王星」を意味する。ローエルは自身が亡くなった1916年に、冥王星“Pluto”の存在を軌道計算により予知。その14年後に、冥王星が発見され、英語“Pluto”の頭文字PLには、最初にそれを予知したローエルのイニシャル(“P”ercival “L”owell)の意味が込められている。
長時間かけて撮影した写真がこのようにして、チラシやポスターのイメージとして利活用されるのは嬉しいこと。
吹奏楽団「群青」のコンサートの成功を祈りたいし、タイミングよく、クルマ旅で九州へ行くことがあったら、実際の演奏を聴いてみたい。
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