2011.02: <九州>福岡県(小呂島)・長崎県(池島・五島列島)

day 91 五島列島の中通島へ ~五島を南下するバックパッカー旅…どうする?~

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2011年2月10日(木) – 翌日、13:00前に、森さん宅を出発した。

ぼくらバックパッカー夫婦は、五島列島の宇久島から南へと順に、小値賀、中通島(なかどおりじま)、若松島、奈留島、福江島、久賀島へ行く予定だった。

しかし…ぼくらの“中”では密かに「今回の九州の島々への旅…小呂島(おろのしま)、池島や大瀬戸、宇久島、小値賀っと…今回の旅で会いたかった人と出会えたんじゃないかな…」と、今回のバックパッカー旅では十分多くの田舎人たちのライフスタイルについて聞くことができた満足感で一杯だった。

いろいろと聞いた話しを、自分たちの中で、消化して…次の“田舎旅”へとつなげたいという想いもあった。頭の中を整理せず、“消化不良”な状態で先へ進むと、容量オーバーになってしまう。

一方では、この先の島には、自給自足の新聞で生計を立てている人がいる…という話も聞いたことから、会ってみたいなぁとも思っていた。

そんな想いの中、向かう次の五島列島の目的地 中通島・有川だった。

■中通島の有川港に到着したが…

有川に着くと、まずはテント泊できそうな場所を探す。宇久島や小値賀と比べ、有川は、“都会の島”という印象を受けた。

五島列島 中通島の有川港周辺。EV車(電気自動車)のレンタカーもあった。ぼくらにとっては“進んでいる島”の印象…

もっと散策すれば、きっとそんなことはないんだろうが…

港近くには、公園があるが、この日から、また寒くなり、しかも予報は雨。テントはゴアテックス仕様で濡れても全く問題ないのだが、バックパックに積める荷物が濡れると、後々片づけが大変なことになるので、屋根がある場所でテント泊したい。「濡れるより、濡れないほうがましだろう」

港周辺には、大きな芝生の公園があるのだが、屋根付きの場所はない。公園内に屋根付きのステージがあるのだが、クルマ通りがありで、そこにテントを張るのは気が引ける。

公園近くの観光物産センター前には、屋根付きで、机や椅子などが置いてあり、外で食べることができるスペースがある。この場所なら、濡れなくて済む。しかし、このスペースは観光センター、うどん屋などに囲まれた広場。

「寝るだけだし、周辺を汚さず、早朝に荷物を撤収すれば大丈夫かな…」と思いつつ、港周辺を散策。

とりあえず、スーパーへ行ってお酒を買うなど、港周辺を“うろうろ”した。

五島列島 中通島の有川港周辺にある大きな公園/広場。その近くには観光物産センターがある。このあたりから有川港を背に右へ進むとスーパーなどがある

しかし、到着早々に感じた“都会の島”のイメージや、今回の旅で既に多くの“田舎人(いなかびと)”たちと出会いから感じたことなどを一度、持ち帰って“消化したい…”という気持ちが強くなってきてしまったことから、鎌倉へ帰ることを考え始めた。(続きはこちら

<前回のエピソード 『day 90.5 バックパッカー田舎旅 in 五島列島 「中川くん、飲みんしゃい」「おれ恥ずかしか!」小値賀には最高の夫婦がいる…と思う夕べ』>

<次回のエピソード 『 day 92 五島列島から佐世保へ ~今回のバックパッカー田舎旅で感じたこと~』>

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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

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