能登・穴水町岩車 ‐ 2016年夏と冬に、取材の依頼から、現場取材と撮影、ラフ原稿執筆までをサポートさせていただいた内容がデザイン書籍『ダイヤモンドクォータリー(2016年冬号)デジタルの真価 DIAMOND Quarterly』に掲載された。
今回の“私事”バックパッカー旅の行先は、アメリカ・カリフォルニア州のシリコンバレーやイギリス・ロンドンだった。
シリコンバレーではシンギュラリティ大学を取材
シリコンバレーでは、今話題の“シンギュラリティ”を取材テーマにシンギュラリティ大学へ。名称に「大学」とつくが、学位を取得できるわけではない。
グローバル社会のために(ざっくり言えば)“良いこと”を行う民間企業/ベネフィット・コーポレーションだ。
ちなみにシンギュラリティとは、ロボットなどの人工知能(AI)、飛躍的に進化したテクノロジーなどが、人類の知能を超える転換点、それがもたらす世界の変化のこと。2045年にはその時期が到来すると言われている。
ざっくり言えば、もはや「ドラえもん」の世界だ。ドラえもんように、人口知能を搭載した人間のようなマシンが、人間の知能を超える時代が、ここ30年以内にやってくるということだ。
シンギュラリティ大学は、教育、エネルギー、環境、食糧、医療、貧困、セキュリティ、水資源などの国際連合が掲げるような世界的な課題を「飛躍的なテクノロジー」/「エクスポネンシャル・テクノロジー」(指数関数的に性能が向上していく技術)で解決することをミッションとしている。
簡単に言えば、技術者、数学者、プログラマ、アイディアマン、マーケティング専門家などの、各国/世界で先端を走る優れた人たち、どちらかと言うと“変わり者”を、シンギュラリティ大学に呼び込み、大学で現在の“世界の先端”について学んでもらう。シンギュラリティ大学終了までには、参加者を彼ら・彼女らを起業させ、すぐさま世界市場とつなげ、軌道にのせることを大きな目標としている。シンギュラリティ大学の参加者同士でつながり、起業することも多いそうだ。
起業後、シンギュラリティ大学は参加者たちが市場ですぐに“加速”できるようサポートを行う。ピーター・ディアマンディスさん含め、シンギュラリティ大学の講師たちのネットワークは幅広い。投資家、起業家/実業家などあらゆる人たちとの“つながり”がある。
これまで、これら課題を解決するために、極端に言えば…「何十年もかけて地道に頑張って解決していこう!」と世界的機関は行動を起こしてきた。
シンギュラリティ大学は、飛躍的に進化しているあらゆるテクノロジーなどをミックスさせて、「これら課題をすぐさま解決の方向へと持っていく!」「世界から優れたスキル/技術をもつ参加者をシンギュラリティ大学に募り、つなげることで、あらゆるグローバルの問題の解決が可能となる!」と言うわけだ。
シンギュラリティ大学は、それを“Moonshot(ムーンショット)”(月へ飛んでいくような)アイディア/シンキング(考え方)と呼んでいる。「テクノロジーは飛躍的に進化している。それをどか~んと!一気に活用すれば、今の時代、世界的な課題なんて、すぐに解決できるだろ!」と熱く論理的に語ってるのがシンギュラリティ大学なのだ。
そんな熱い想いをもったシンギュラリティ大学CEOのロブ・ネイルさんを直接取材、創業者 ピーター・ディアマンディスさんが各国からの参加者向けに行ったレクチャー(講演)を取材した。
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『シンギュラリティ大学の挑戦/誰でも世界を変えられる時代』として、シンギュラリティ大学CEOのロブ・ネイルさん、共同設立者のピーター・ディアマンディスさんを取り上げている。
シンギュラリティ大学では、ロブ・ネイルさんを個別取材、シンギュラリティ大学の参加者約50人向けにピーター・ディアマンディスさんが行った実に熱い講演内容、そして、広報担当者のブリーフィングをベースに記事を起こしている。 アマゾンのKindle版など電子書籍端末向けに販売されているようだが、DIAMOND Quarterly (ダイヤモンド・クォータリー)のウェブサイトでも読むことができる。ロブネイルさんの記事はこちら。ピーター・ディアマンディスさんの記事はこちら。 |
“シンギュラリティ”を提唱してるのが、ピーター・ディアマンディスさんと共に、このシンギュラリティ大学を設立したグーグル社のチーフ・フューチャリストのレイ・カーツワイルさんだ。夏季プログラムのオープニングセレモニーで、レイ・カーツワイルさんも登場した。
ロンドンでは『今後の働き方・生き方』提唱者のリンダ・グラットンさん
ロンドンではロンドン・ビジネススクールの女性教授、そして母親でもあり、起業家でもあるリンダ・グラットンさんを取材。この取材のころまではシングルマザーだったが、近々、結婚をすることが正式に決まったと話していた。
リンダ・グラットンさんは世界のメジャー経済紙 英フィナシャルタイムズ紙で「今後10年で未来に最もインパクトを与えるビジネス理論家」と賞され、英エコノミスト誌の「仕事の未来を予測する識者トップ200人」の一人にも選出されている。
実に優しく、話しやすいなぁと感じられる人だった。
取材一週間後、リンダ・グラットンさんは来日し、安倍晋三首相の奥さん・安倍昭恵さんとのパネルディスカッションにも参加している。日本でも「働き方」は旬のテーマであり課題だ。
リンダ・グラットンさんは今後の働き方や、人生の歩むべき道をテーマに『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』を出版。
「今のままの働き方や生き方でいいのか?」と疑問に思っている人、その疑問に対して「では一体どうしたらよいのか?!」のヒントを得たい人にとっては、読み応えあり、視野が広がる書籍だ。
リンダ・グラットンさんは取材時、「今後、みんなが100歳以上生きられるようになったら、人生設計をどう変えますか?」「旦那さん一人で家族を養うことも大変難しいし、その考え方は今や効率が悪い」などと説いている。日本含め平均寿命は飛躍的に延びていることは事実だ。
シンギュラリティ大学のピーター・ディアマンディスさんも同じようなことを言っていた。いま、医療などのテクノロジーや制度が進化して、人の平均寿命は倍に延びているのだ。
そんな飛躍的な進化を遂げている昨今…やはりこれからはあらゆるライフスタイルや働き方が実現可能となるよなぁ…と改めて考えさせられる人物たちだった。(続きは後ほど)
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