2011.03-04: <熊本県天草へのバックパッカー旅>

day 98.1 熊本県天草 牛深「うしぶか海彩館」へ ~ 「牛深ハイヤ大橋」の下で…ミズイカ(アオリイカ)釣りする中学生 ~

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2011年3月31日(木) – 昨晩、熊本県天草市本渡(ほんど)の とある公園でテント泊し、今朝、その起床するやいなやグランドゴルフを初体験。(前回のストーリーはこちら

ぼくらバックパッカーは現在、本渡バスセンターから、“天草の奥”牛深(うしぶか)方面へと向かっているところだ。

熊本県天草市 – 本渡バスセンターから牛深方面へ

熊本県天草市 – 本渡バスセンターから牛深方面へ

牛深(うしぶか)行きのバスが一町田中央で数分停車した。ここで、運転手さんに、近くの温泉の場所について聞いてみた。

ここの駅にもあり、ぼくらが向かっている牛深にもあるとのことなので、引き続き、牛深へと向かう。

今日まずはいつものお風呂を探す旅になり始めた。ここ数日…温泉にたどり着けていないぼくらで…ちっと気持ち悪い

ぼくらバックパッカーは“鈍行な旅”かつ公共交通機関が発展していない田舎への旅なので、温泉を見つけるのに一苦労するのだ。

熊本県天草市 – このような景色を眺めながら天草の“奥”へとバスで走る

熊本県天草市 – このような景色を眺めながら天草の“奥”へとバスで走る

しばらくバスで行くと、運転手さんが、温泉前で止まってくれた。

そこに温泉あるから、営業しているか確認してきたらどうですか?」と言ってくれ、民宿のような建物に入った。優しい運転手さんだ。

「すみません」と何度も大声で言うが誰も出てこない。

しばらくして、お兄さんが出てきたが、「もうここの温泉はやってないんですよ」と言われた。

そんな状況なのでそのお兄さんから「牛深温泉センター やすらぎの湯」(熊本県天草市久玉町2193、Tel. 0969-72-6666、 Fax. 0969-73-5015)を薦められた。

運転手さんによると、「やすらぎの湯」へは終点牛深から快速バスで行けるそうだ。

さて、ようやく牛深終点に到着。とりあえず、牛深の「うしぶか海彩館(かいさいかん)」をうろうろする。

ここには港があり、長島行きの定期船が出航している。ここから長島を経由して、鹿児島へ行く人たちが多いそうだ。

港では、小学生が釣りをしている。ここには随分とユニークで綺麗な「牛深ハイヤ大橋」を真下から眺めることができる。

牛深ハイヤ大橋は実に綺麗に“くねっと”曲った橋なのだ。

熊本県天草市牛深 – 実に綺麗に“くねっと”曲っている牛深ハイヤ大橋

熊本県天草市牛深 – 実に綺麗に“くねっと”曲っている牛深ハイヤ大橋

曲線の綺麗な橋だが…最近発生した地震を考えると、「大丈夫かなぁ…」と思ってしまう。

 
●海彩館での釣りの始まり
しばらくすると、数人の中学生が釣り竿をもって、海彩館にやってきた。現在、約2週間の春休み中だ。いつも、彼ら中学生は、18:00ごろまで、ここ海彩館の牛深ハイヤ大橋の下あたりで、釣りをしているそうだ。

「この辺りではなにが釣れるの?」と聞いてみると…

ここではミズイカが釣れるそうだ。ミズイカは一般的にアオリイカと呼ばれる。九州地方ではミズイカと呼ばれるようだ。この牛深ハイヤ大橋から照らされる灯りにアオリイカが集まってくる。

「毎日、どれくらい釣るの?」と聞くと、「1~2匹ぐらい」と小学生。

「餌はルアー?」とぼく。

熊本県天草市牛深 – 自転車のかごに釣竿を入れて、「うしぶか海彩館」にやってきた中学生たち。対自然との遊びがごく“普通”の子どもたち

熊本県天草市牛深 – 自転車のかごに釣竿を入れて、「うしぶか海彩館」にやってきた中学生たち。対自然との遊びがごく“普通”の子どもたち

「餌木(えぎ)です。魚に見せかけたものです」と言う。いわゆる一種のルアーだ。

「この辺では遊びは釣りが多いの?」とぼく。

「はい」と彼ら。4月から中学3年生になる。

都会では、PSP、DSなどのゲームをする中、天草に住む彼らには“大いなる”自然と遊ぶことができる。釣った魚介類をその晩食べることを聞くと…それは“生きるための遊び”を学んでいる気がする。

ユニークな授業があるのかと思い「釣りの授業とかあるの?」と聞いてみる。

「いや。ないです」と少し笑いながら返答される。特に変わった授業はないそうだ。

この辺では、ミズイカ(アオリイカ)の他、コウイカというイカも釣れるらしい。

牛深の中学校には全校生徒約380人。各学年には100人。3クラスあるそうだ。

みんなヘルメットをかぶり自転車で牛深ハイヤ大橋下へ来たが、牛深では校則で、自転車を乗るときに、ヘルメットをつけなければいけないそうだ。田舎/地方ではよくヘルメットをかぶり自転車に乗る学生を頻繁に見かけるような気がする。

震災時、被災地のために中学校でも募金を集めたそうだ。“津波”と言えるほどの波はなく、食料がなくなることも無かったそうだ。鎌倉周辺では、牛乳、納豆、水など、食料の売り切れが連日続いた。(そのときの話しはこちら

被災地から1500キロ以上離れている。田舎へ行けば行くほど、自給自足的な暮らしができるからだろうか。そこまで飲食を心配する必要はないのかもしれない。

ここからフェリーで行ける長島の見所について聞くと、「長島の見所は…んー…ないですね」

話しを聞いていた中学生が、竿になにかがかかったと思い、リールを巻くと…隣で釣りをしている小学校の糸と絡んでしまった。友人が「はずっ」と笑う。

小学校4~5年ごろから、釣りをしているそうだが、魚はあまり食べない。

「もったいないね」と言うと、「味も臭いも嫌い」と言うが、「イカは大丈夫です」と言う。

イカを釣ろうとしている彼らだが、ここのデッキでの「釣り禁止」の看板が張られている。

デッキにイカ墨が付いてしまうからだそうだ。彼らは上手く、手すりが設置されているコンクリートにのり、竿を投げている。「これありなの…」と思いはしたが…地元の人が「気にしていない」ならOKなのだろうか?!

イカ釣りはこの大橋の明かりを利用して釣るので、日中よりも夕方のほうが釣れるそうだ。そう言われると、日中は魚釣りに専念して、夕方からイカ釣りをしたら良いのに…と考えてしまう…

それにしても…こんな良い天気で、デッキありのこんな気持ちが良い場所で気軽に「イカ釣り」ができるなんて最高だなぁ。ぼくらも、臭いがつかず、毎日温泉をうまく見つけることができれば、自給自足的な旅感覚で釣り道具を持って旅をしたいところだ。

熊本県天草市牛深 – まずはガラカブ(カサゴ)が釣れた

熊本県天草市牛深 – まずはガラカブ(カサゴ)が釣れた

魚は、ガラカブ(カサゴ)が釣れるらしい。毎晩、ここで釣った魚介類を、夕飯に食べることが多いそうだ。(続きはこちら

 
<前回のエピソード 『day 98 公園でテント泊したぼくらバックパッカー、初のグランドゴルフに“招かれる” 熊本県天草で ~ 結花の運動神経はいかに…?! ~』>

<次回のエピソード 『day 98.2 熊本県天草 うしぶか海彩館の事務局長と出会う ~ 「小さい町でも『ちらりと光る町』で…」 地方の“過疎地まで”景気回復は届くのだろうか ~』>

 
●関連するストーリー:

  • 旅の背景はこちらから
  • 【2010年10月】能登半島へのバックパッカー田舎旅こちらから
  • 【2010年11月】四国“左周り”のバックパッカー田舎旅こちらから
  • 【2010年12月】四国“右周り”のバックパッカー田舎旅こちらから
  • 【2011年 1月】能登・穴水町岩車椿崎での田舎暮らし体験はこちらから
  • 【2011年 2月~ 3月】福岡県 小呂島、長崎県 五島列島や池島の島々へのバックパッカー田舎旅はこちらから
  • 【2011年 3月~ 4月】熊本県天草へのバックパッカー田舎旅はこちらから

 

 

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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

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