2011.02: <九州>福岡県(小呂島)・長崎県(池島・五島列島)

day 88.5 五島列島 小値賀島 どれくらいの生活費がかかるのだろうか… ~ブロッコリーとカボチャ農家のぶうさんと美保さんのライフスタイル~

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2011年2月7日(月) – 暮らし方を“究極な”自給自足型にしても、最低でも国民健康保険、市民/町民税を払えるよう現金収入は必要だ。現代の良いものを取り入れ始めると、完全な自給自足は難しく、現金収入が必要となってくる。

パソコンや携帯電話を生活に取り入れると電気が必要となる。ある程度の資金をためて、風力やソーラーなどを導入すれば自給自足で発電もできるが、故障の際には、自分で修理しない限り、現金が必要となる。

地域や自給自足のレベルによって、必要となる収入は異なるが、農業や漁業では、生活に必要な「現金」を稼ぐことはそう簡単ではない。

金銭面でいえば、都会でサラリーマンをしていたころ、別の意味では、“楽”だった。もちろん、実際、仕事では、辛いこと…体力や精神面できついところが沢山あった。

しかし、毎月、固定された額が自身の口座に振り込まれるわけだ。一定の期間働けば、会社から自然と普通に給料が入ってくる。

今は自分のエネルギー消費分がそのままかえってくるライフスタイルだ。

個人や場所によって異なる生活費だが…実際、ぶうさんの小値賀でのライフスタイルは、どれくらいの費用がかかるのだろうか…っと田舎でのライフスタイルに興味心身で、田舎暮らしをする予定のぼくらは細かいことを沢山聞いてしまう。

家計は特につけていないそうだが、ぶうさんたちの場合、飲食費では、お酒代が結構かかるそうだ。この点に関しては、ぼくらも同じだ…。

ぼくらの宿泊費用は、自作型宿泊の「テント」がかなりカバーしてくれている。交通費がもちろん一番かかるが、次にかかるのは“お酒代”だ。旅には欠かせない“アイテム”である…

小値賀の公共料金は高いそうだ。ガス代が高かったので、ぶうさんは去年、長期的なことを考え、ガス関連をオール電化にした。電気代で年間約11万円。上下水道で約12万円。

五島列島 小値賀 お風呂は薪で沸かす五右衛門系の薪風呂。そして、空気の熱でお湯を沸かすことができる電気給湯機「エコキュート」も導入している。ガスや灯油は一切使っていない

夕飯の前に、入らせてもらったお風呂は薪で沸かす五右衛門系の薪風呂。毎晩、お風呂は、薪で温めている。冬の季節、風呂の水を沸かすのに、約1時間40分かかるそうだ。

薪風呂に入ってみると…これが結構熱い!体はもっのすごく温まるが、薪が燃える熱が…じわじわと体にしみ込んできて…この熱さに耐えられなくなり、水で薄めるのだが…どんどん熱くなる。

しかも、それだけではない。空気の熱でお湯を沸かすことができる電気給湯機「エコキュート」を導入している。ガスや灯油は一切使っていない。食べ物で買うものは、乳製品、肉類ぐらい。しかし、ぼくらがこれまで行った離島もそうだったが、島では、お酒、調味料などの食品が全て定価なので高い。

その他、年間の通信費は約15万円。主に携帯電話(1台)や固定電話インターネット(OCN)の通信費だ。情報発信・収集、買い物、自身の農作物の販売でも必要となり、ネットは田舎や都会など、場所を問わず必要不可欠。

小値賀の場合、“村の経費”も発生する。どこの田舎でもこの“村の経費”というものが存在するのかはわからない。ぶうさんの地域では、年2万5千円。町内会費が月1500円。神社維持費や年に5回の祭りのたびに500円。また無償労働として、村での“役目”が年に数回ある。

ぶうさん宅の固定資産税は2万円弱。この固定資産税を払う代わりに、家賃は無料。全く使っていない家だったので、オーナーにとっては、固定資産税を払う必要がなくなり助かるはず。また、ぶうさんのように、改築も全て自己負担であれば、オーナーの負担がさらになくなる。オーナーは、手間をかけずに、家を賃貸できる。

五島列島 小値賀 食料は物々交換が多いので、嬉しいことに、月1万円程度でなんとかなる。この水菜は今日小値賀散策の帰りにいただいてきたもの

ちなみに税金は年に5万円、被服費は1万程度。食費は物々交換が多いので、嬉しいことに、月1万円程度でなんとかなる。

島では、漁業、農業だけで生活をすることはそう簡単ではない。多額の現金収入を得ることが困難。現金収入をカバーするために、調理師免許も保持するぶうさんは、おぢかアイランドツーリズム(IT協会)をとおして修学旅行生が小値賀や野崎島へ来た時、料理を担当するなどしている。

現金収入はそう簡単ではない。美保さんの役場での仕事、夏の修学旅行での仕事など、他からの現金収入がないと生活が厳しい。美保さんも家族を支えるために、役場で仕事をしている。ぼくらと美保さんが初めて出会った場所が役場だった。(続きはこちら

<前回のエピソード 『day 88.4 五島列島 小値賀島 なぜ田舎や島暮らし?タイミングは?旅がきっかけ…?! なんでブロッコリーとカボチャ??~ブロッコリーとカボチャ農家のぶうさんと美保さんのライフスタイル~』>

<次回のエピソード 『day 88.6 五島列島 小値賀島 ぶうさんの赤土畑と美味しすぎるブロッコリー ~ブロッコリーとカボチャ農家のぶうさんと美保さんのライフスタイル~』>

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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

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