2010年11月16日(火) – 忽那諸島(くつなしょとう)のその他の島に行くには、一度 高浜港に戻らなければならない。
夕方の便で高浜港、三津駅まで戻った。ぼくら田舎バックパッカーは久しぶりに焼肉が食べたくなったので、焼き肉屋を探す。
三津駅内にあったお店で、周辺の焼肉屋について聞くと、お店の人が、電話帳で近くの焼肉屋情報を調べてくれた。
そして、このお店にいた50代で熟年離婚をしたお客さんが焼肉屋周辺を知っているとのことで、ぼくらを連れていってくれた。
【愛媛県 三津駅】
「旅してるの?!」と問いかける男
焼き肉屋に向かう途中、おかしな若者がぼくらに話しかけてきた。
ぼくら田舎バックパッカーに「怪しい」、「おかしな」とは言われたくないと思うが…
3人で焼肉屋に向かう途中、長髪で何となくヒッピー系の服装の若者が早歩きでぼくらの後を追い、後ろから、ぼくらに突然話しかけてきた。
いきなり、勢いある口調で、「旅してるの?!」と。
「おいおい…、いきなり『旅してるの?』からかい…」と思いつつも、ぼくは「そうだけど、何で?」と返答する。
こっちも「怪しい旅人のように見える」と思うが…、こいつもよくわからないが何となく怪しい。どうも警戒心を抱いてしまう。
「今夜、泊まるとこあるの?無いなら、何とかするよ」と彼は言う。
「おいおいおい…『泊るところ何とかなるよ』って…、うちらをどんなところに泊らせたいんだ…。こいつは急に一体何なんだ」と、さらに「怪しい」感が強くなる。
ぼくら田舎バックパッカーは、今日泊る場所を三津駅周辺の公園と既に決めていたが、怪しいと思われる人にはテントを張る場所を教える気が進まない。
それに、三津駅で出会った男の人に、焼肉屋まで、道を案内してもらっているところでもあったので、あまり長話しするのも、案内してくれている人に申し訳ない。
「これから泊まるとこは決めるところ」と返答する。
「じゃ、携帯電話の番号を教えといて」と聞かれ、「怪しそうだが…良い奴の可能性もある…」と思い直し、彼の携帯に着信を残して、ぼくらは焼き肉屋へと進んだ。
ぼくらは、少し小汚ない焼肉屋に来てしまった。中に入って席に座ると、微かにボットン便所の臭いがした。
食べたところは畳みで、床が油っぽい。ここでパソコンや携帯を充電させてもらい、焼き肉をたべる。
結花はトイレのすぐ側に座っているくせに…「ん~!美味しい、美味しい」と肉を食べる。
肉はごく普通に美味しく、脂が多かった。この夜、ぼくは、どうもあまり食べる気が進まなかった。
焼き肉屋での夕飯後、『旅してるの?』の若者に電話したが、彼は電話に出なかった。
【愛媛県 興居島から高浜港へと戻った】
【愛媛県 興居島から高浜港へと戻った】
あそこまで張り切ってぼくらに「泊る場所あるよ」と話しかけてきたのに、あれは一体なんだったのだろうか…<続きはこちら>
<前回のストーリー『day 30 愛媛県 興居島の萩野さんの最高に甘いミカン』>
<次回のストーリー『day 31 愛媛県 怱那諸島の『怒和島』へ』>
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