千葉県成田空港 & セブ・パシフィック航空機内 – 引き続き、前回からのストーリーのとおり、フィリピンへのバックパッカー旅のため、能登空港から羽田空港へ飛び、鎌倉と成田空港付近で二泊、現在、成田空港で出国手続きを開始したところ。
『バックパッカーの最高の“休日”旅』はまだまだ始まったばかりだ。
これからセブ・パシフィック航空で、成田空港を飛び、ニノイ・アキノ国際空港(マニラ)へと向かう。
今回、日本からフィリピン…フィリピンから日本の往復はセブ・パシフィック航空でのバックパッカー空旅だ。(「なぜフィリピンへ?!ってストーリーの詳細はこちら)

成田空港からの出国はここ「セキュリティチェック」から始まる。液体類の持ち込みは禁止されている(少量のみ)。お酒、水などを持っていては通過できない。機内でお酒や水などを飲みたければ、「セキュリティチェック」「税関手続き」「出国審査」を通過してから購入しよう。
セブ・パシフィック航空のゲートへ…
成田空港第二ターミナルで、フィリピンで使えるモバイルWiFiルーターと、ペソへの両替を済ませて、セブ・パシフィック航空へのゲートへと向かっている。
セブ・パシフィック航空のゲート85は、成田空港の出国審査のゲートを出ると、空港のかなり端の方にある。出国手続きを済ませ、右側へ進むべきだったが、なぜか左端のゲートへ行ってしまった。
左端の間違ったゲートに到着すると、それ以上先には進めない。そこには中国人が大勢いる。
「ん・・・?!おかしいなぁ?!」と思い、聞いてみると…ゲート85は逆側に位置していて、番号をみると空港のかな~り端まで歩かなければいけないことがわかる。
いきなりやってしまったなぁ・・・と来たルートを急ぎ足で戻る。
“グランドエスカレーター”/動く歩道は搭乗ゲート方向へしか動いていないので、出国手続きをした出口までの長い道のりを歩く、空港でちょっとした歩き旅…
最近の成田空港がすごく発展していた!
前回の記事でも伝えているとおり、海外への旅は5年振りだ…ここ5年間は国内の田舎を旅することに集中するばかり。そもそも海外へ旅する“予算”をつけることができないのが正直なところ。
今回は“フィリピンの田舎”へ行けることを楽しみにしている。日々、様々な島へと飛び回る。日本のニッチな島々へバックパッカー旅をしたが、『島には“ならではの田舎”が待ち構えている』ことが多い。どんなローカルライフや町並みが待ち受けているのか…
さて、5年振りの海外旅ってことは、成田空港へ来るもの5年振りということだ。
まず驚いたことが、成田空港の“進化”ぶりだ。進化…税関手続きと出国審査を抜けると、免税店があるわけだが、特に驚いたことが、子ども向けのお遊戯スペースの多さだ。
そして、羽田空港もだが、サムスンGalaxyのスポンサーの充電スペースが沢山ある。ぼくらブロガーにとっては大変助かる…“電気”供給スペースだ。5年前、こんな充電スペースも見かけなかった。
飛行機の各ゲート付近に充電スペースが設置されている。
さて…格安航空“LCC”ってどうなの?セブ・パシフィック航空に乗ってみてわかった“いろいろ”
「セブ・パシフィック航空って?」とおそらく聞いたことがない人が多いだろうが、セブ・パシフィック航空はフィリピン最大の航空会社。
親会社は複合企業/コングロマリットJGサミット・ホールディングスで、お菓子などの食品に次ぎ、航空関係のセブ・パシフィックが大きな売上を占めているのだ。日本のカルビーとも合弁会社をもつ。
JGサミットとその子会社であるセブ・パシフィック航空は両方ともフィリピンを代表する“超”大手企業なのだ。
そのような内容は…後々、フィリピンに行ってから知ったことで、そもそも「セブ・パシフィック航空」を聞いたのは今回が初めてだった。
以前、某テレビ局ビジネス番組で格安航空会社“LCC(Low-cost carrier)”は座席が狭いなど、「やっぱLCCってこんなもんなんかぁ~」的な報道を見たことがあった。出発前に、「格安だから大したことないんじゃない~」って言われたので、あまり期待はしていなかった。
そんな背景から、セブ・パシフィック航空は、「まぁ“軽自動車”や“軽トラ”みたいな感じか!」と思っていたが、全くそんなことは感じられなかった。
これまで乗ってきた日本やアメリカの航空会社と変わらないじゃないか…いわゆる“普通乗用車”だ。ただ、マイルをつけることができない。
日本からフィリピン行きのフライトは非常用出口の近くだったので、座席の足幅あたりが他よりも広かったのかもしれないが、後々毎日フィリピンの島々を飛行機で“ホップ”するために乗ったセブ・パシフィックの普通席も同様で快適。狭いと感じたことはなかった。
まずそれが第一印象。
あとあとTeam Japanでパートナーを組んだKyahさんによると、Air Asiaはもっと狭かったような気がする…っとか。

セブ・パシフィック航空機内。快適な5時間をすごせた。出口付近だったので、少しスペースは広かった。フィリピン到着後、毎日、セブ・パシフィックの飛行機に乗ったが…正直スペースの広さに違いは感じられなかった。
どうやら格安航空会社によって機内は異なるようなので、一概に「LCC=狭い」などとイメージするのは間違っているようだ。
「イク、招待されたからそんなこと言っているんじゃない?!」と言う人もいるかと思うが、機内の設備はわざわざぼくらのブロガーツアーのために変更することはできないし、応対とかは「招待」関係なくそう変わらないだろう。
スイートなミルクっぽい味のドリンクを特別サービスでいただいた。っが…頂いておいて“あれ”だが…ちょっとケミカル的な味。能登の田舎に移住して、水、ビールなどのお酒、コーヒー以外に飲んでいるものがないからだろうか、一口でそんな感じがしてしまった。
しかし、この“ウェルカム”感が嬉しい。セブ・パシフィックのイラスト入りのひざ掛けブランケットも頂いた。
ただ、航空料金が安い分、お酒などはついてこない。ビールなどで空旅を楽しみたければ、搭乗ゲート途中にあるお店で購入するとよいだろう。
機内に乗り込むと…日本チームのパートナーがいない?!
成田空港からマニラ行きのセブ・パシフィック航空は毎日一便のみで、日本時間11:45に成田を出発、マニラに15:45ごろ到着する。ちなみに、大阪の関西空港とマニラ間の便は期間によって就航が異なるようだ。
機内に乗り込むと…既にぼくが招待客ということをスチュワーデスの人たちは知っているようで、”Are you Mr. Nakagawa? Where is your partner, Mr. Tanaka? He’s supposed to be sitting next to you.”(中川さんですか?パートナーは隣に座るはずですが…どこにいるかご存じですか?)と話しかけられた。
しかし、このバックパッカー旅前に、田中秀宗さん(ニックネーム Kyah(キャ)さん)とは一度も会ったことがない。メールのやり取りのみで、KyahさんのブログでKyahさんの顔を見たことがあるぐらいだ。
今回、ブロガーのバックパッカーチャレンジ/対戦には日本含め4か国から代表2名のブロガーが参加する。日本からは、ぼくとKyahさんが参戦する。
搭乗ゲートがあと20分ぐらいだっただろうか…に閉められるが「なんと!まだ乗っていないのか!?」…
搭乗ゲートで、Kyahさんらしき人を探したが…見つけられなかった。搭乗開始後、大抵、長い列ができるので、その他乗客が搭乗ゲートを通過してから、ぼくはゲートに行くタイプ。
なので、最後のほうに搭乗ゲートを通過して飛行機に乗り込んだほうだった。が、その時もKyhaさんらしき人を見かけることはなかった。
「大丈夫かな…日本チーム、おれ一人参戦ってことないよなぁ…」
と思いきや、Kyahさんはぎりぎりで?!搭乗たようで、ぼくよりも入口に近い席に座ったそうだ。
セブ・パシフィック航空機内での出会い…
さて、機内で出会いだ。ぼくは電車や飛行機問わず…バックパッカー旅で他人に話しかけ、友だちになるケースが多い。
機内では、フィリピンで中古品店/リサイクルショップを起業したJonathan Jaoと出会った。
5年前にフィリピン・マニラのカインタ(Cainta)地区にリサイクルショップをオープンした。
背景は「山登り、サーフィンなどアウトドアが好き」だから。
Jonathanの家族は、フィリピンにある川崎モーターの工場に部品を供給している事業を経営、Jonathanはこのファミリービジネスにも関わりながら、自身のリサイクルシップを立ち上げたそうだ。親がこのサプライヤービジネスを起業して、現在は兄、Jonathan、妹と経営しているそうだ。
今回、日本のハードオフ、アップガラージなどのリサイクル/中古品店で箱何十個もの商品を購入して、フィリピンへ船便で郵送した。飛行機に積んだのは数個のサーフボードのみ。
たまに、タイでも中古品を購入しているそうだが、日本のリサイクルショップの質は高いそうだ。
偶然にも、ぼくは、能登で丸岡耕さんが起業したリサイクル・リユース関連の事業「まるこう産業」をサポートしている。
そんな背景から、今度、来日するときは、能登に立ち寄ることを薦めた。タイミングが合えばコンテナ一杯の品を購入してフィリピンへ持ち帰られる可能性もある。
ハードオフやアップガラージなどで販売している中古品はぶっちゃけ高額だ。田舎/地方の“ローカル”リサイクル・リユース事業から買い上げたほうが断然お買い得だ。
また、フィリピンでのタクシー料金は…ざっくりだが10キロで1000円ぐらいとのことだった。
そんなこんなで…Jonathanとの会話は絶えず…あっという間にマニラに到着、「フィリピン最終日に時間が会えば、うちに寄りなよ!」と言われ、ぼくらは別れた。
フィリピンまでの5時間フライトはあっという間
マニラのニノイ・アキノ国際空港に15:45に到着する予定だったが、今回は45分も早くに到着した。Jonathanともろもろ話していたこともあったので、あっという間のフライトだった。

マニラのニノイ・アキノ国際空港のバゲージクレーム (空港などの預け入れ 手荷物の引き渡し場所)。よく見ると下に、フィリピンでタッグを組むパートナーKyahさんがいるではないか!(あとで写真を見返して気づいた)
「“LCCで5時間”だったら耐えられるだろう~…」と格安だから耐え難い的なことを言う人もいるかもしれないが、セブ・パシフィック航空はぶっちゃけ“普通”の飛行機だ。
安くて、普通に快適なフライトであれば、ぼくだったら次回もセブ・パシフィック航空でフィリピンへのバックパッカー空旅を楽しむだろう。
さて、フィリピンに到着した!はて…ぼくのパートナーのKyahさんや、現地で「セブ・フアンダラー・バックパッカー・チャレンジ」を企画したセブ・パシフィック航空とフィリピン政府観光省の関係者はどこにいるのだろうか…(続きはこちら(今夜(9月23日)か明日(24日)に掲載予定)
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