2011.02: <九州>福岡県(小呂島)・長崎県(池島・五島列島)

day 87.1 小値賀の“古民家”や“民泊”プログラム

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201126日(日)森クリーニングの森銀一さんを待っている間、しばらく、公園で出会った人たちや、交番の野田さんから話しを聞いた。

長崎県内で、小値賀の高齢率が一番高いそうだ。65歳以上が40%ほど。
小値賀には、20代がほとんどいない。2011年の小値賀の成人式に参加した30人は、島外から参加したそうだ。事件も滅多に起きないそうだ。
駐在所には2人の警察官しかいないので、順々にパトロールをしなければならないため、お酒を飲むことができない。お酒が好きなぼくらは印象に残った話しで…あら~それはつらいお話しだぁ~と思いながら聞いていた。
小値賀では、観光協会が独立して、NPO法人おぢかアイランドツーリズム協会IT協会)が立ち上がったそうだ。またIT協会とは別に、最近、小値賀にある廃屋や空家を改築した施設「古民家(こみんか)」を活用したプログラムを運営している株式会社おぢか観光まちづくり公社も立ち上がったそうだ。
両社は、笛吹のフェリーターミナル内の同じ事務所で運営され、様々な“体験”活動を主に、小値賀のプロモーション活動を展開しているそうだ。「古民家」から成るプログラムは、アメリカ・メリーランド州出身のアレックス・カー氏のアイディアらしい。
ぼくらが見たのはパンフレットのみだが、「古民家」は、“家が骨董品化”された雰囲気で、“”が感じられる。家の中からは木の匂いが香り、家の中も自然に囲まれているような感覚でリラックスできそうだ。

五島列島 小値賀(おぢか)の「古民家ステイ」

この古民家を活用した事業は二つある。
うち一つの宿泊プログラム「古民家ステイ」は、富裕層向けなのだろうか…宿泊費用が1泊(夕食朝食付き)2名で約30000円からと少し高額だった。「雰囲気は良さそうなので、泊まってはみたいけど…」という感じだろうか。
もう一つは地元の食材を活用した「古民家レストラン」もある。コースで5000円と書かれていた。
また小値賀では「古民家ステイ」の他、小値賀・住民宅に泊まり、田舎での生活スタイルを体感できる「民泊(みんぱく)」プログラムもある。島での体験活動もオプションで選ぶこともでき、1110,500円、2人以上で118,400円。

50件の島民が、IT協会をとおしてこの「民泊」プログラムに登録している。この民泊で、小値賀島の文化と触れ合うことができる。ぼくらはもろもろ現地の人たちから話しを聞いただけだが、「民泊」のほうが、より小値賀現地に根付いた交流ができ、小値賀ならではの生活スタイルを深く知ることができそうと感じた。現地の文化や生活スタイルを深く体感して学びたければ、「民泊」が最適ではないだろうか。


五島列島 小値賀(おぢか) 「古民家レストラン」(パンフレット)

小値賀には、宿泊の選択肢が多い。全ての人が民家または他人の家に泊まりたいわけではないので、「古民家」も一つの宿泊プランとしてあり得るのだろう。島内には、「民宿」もある。
ぼくらにとっては、現地の人たちと実際触れ合って、朝から晩までの田舎の生活スタイルを知りたいので、どちらかと言えば“民泊”が合っている。
そろそろお昼だ。
さぁ、森クリーニングの森銀一さん宅へ向かおう。
ぼくら独自の“民泊”となりそうだ…(続く

  

IKU - INAKA Backpacker

投稿者の記事一覧

1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

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