「トロント国際映画祭(Toronto International Film Festival(TIFF))」で9月12日、コナー・ジェサップ(Connor Jessup)が脚本執筆・監督した短編映画「Lira’s Forest」が初上映される。
TIFFでコナーが製作した映画が上映されるのは2015年以来。
TIFFや「バンクーバー国際映画祭」での短編映画部門での映画選出・公開に続き、グッドニュースは、コナー主演の映画「さよなら、ぼくのモンスター(原題:Closet Monster)」の日本でのアンコール上映が、つい先日決定した。
再上映期間は1カ月先の10月7日から20日までの2週間で、場所は東京のミニシアター「新宿シネマカリテ」。
まず、彼に関するストーリーは久しぶりなので、「なぜコナー・ジェサップのことを紹介してるの?」ってところから…
【コナー・ジェサップ 能登・岩車の『クリエイティブ“田舎”ワークスペース』にて】
コナーは、東京での「さよなら、ぼくのモンスター」の舞台挨拶を終えた翌日7月17日から先月8月15日までの約1カ月間、能登・穴水町岩車にある田舎バックパッカーの『クリエイティブ“田舎”ワークスペース』で、2019年の公開を目指した映画の脚本執筆に取り組んでいた。
そんな背景から、微々たるサポートではあるが、コナーへの応援と感謝の気持ちをこめてストーリーを載せている。
映画「さよなら、ぼくのモンスター」は、2015年のトロント国際映画祭で最優秀カナダ長編映画賞を受賞したLGBTがテーマで、自身がゲイであることを公言しているカナダの若手気鋭監督ステファン・ダンが手掛けた映画。
LGBTとは、レズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシャル(Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の頭文字をとった略称。
特に子どものころ、人は誰でも、異性・同性問わず、純粋な「好き」という気持ちを抱えているなどと、LGBTに関するテーマについて、コナー、アメリカ人のベッツィ、日本人のぼくが、岩車滞在中のとある朝、田舎バックパッカーハウスのダイニングルームで話していたことを覚えている。(ベッツィに関するストーリーはこちら)
それが、大人になるにつれて、大人社会に影響などされ変化していくのだろうか… そんなストーリーを、この映画では物語っている。
あらゆる考えをもった様々な人種の人たちを尊重し、「人種」ってことを考えることなく、“ナチュラル”に接する…硬く固定されたマインドセットをもった社会は中々、それを受け入れることができないのが現実。
一方では、ぼくらの世代や、より若い世代になるにつれて、あらゆる考えや想いを持った人たちが増えている気がする。
世代交代とともに、どんどんと社会は柔らかくなり、マインドが解放されていく方向へと、遅かれ早かれ、進んでいくことだろう。ただ、日本のように、少子高齢化が進む社会では、そのペースは遅いと予想ができる。
2017年7月15日~8月18日の間、新宿シネマカリテは「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション 2017」を開催した。
「さよなら、ぼくのモンスター」は、公開作品50本中、総動員数第1位で、会期中 上映全7回すべて満席という快挙を成し遂げた映画。
新宿シネマカリテが2014年から毎年夏に開催している「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション(通称:カリコレ)」は、映画のジャンルや国問わず新作、旧作、日本未公開作などを約5週間にわたり上映する小規模の映画祭。
日本には、社会・文化的背景から、自身がLGBTということを隠している人がいそうなので、この映画に共感できる人が多い気がする。
コナー・ジェサップの出演作品は、アメリカのエミー賞で10部門もノミネートされた海外ドラマ「アメリカン・クライム」や、スティーブン・スピルバーグさん製作総指揮の「フォーリング・スカイズ」など。
彼は今、俳優/役者から映画監督・プロデューサーへの新たな道を歩み始めていて、映画業界で人気急上昇中、一目置かれる人物となりつつある。
先月中旬、日本からカナダへと戻り、9月か10月中には、カナダで執筆を終え、新たな映画製作に向けて、取り組むことを目指すと話していたが、その後どうなっただろうか…
気になるもんだし、頑張っているといいなぁ。
ちなみに、TIFFの短編映画部門では、コナーの他、日本人では近浦啓さんが脚本・監督を行った作品「Signature」も上映される予定だ。彼らの上映初日は2017年9月12日。
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