Fukuoka Oronoshima Island - 福岡県 小呂島

day 76.4 福岡県 小呂島にEXILEメンバーが!?「人からいじめられない権利」を捨てる島の子どもたち

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小呂島 福岡

2011年1月26日(水) – いろいろな話しを聞きながら、小呂小中学校の山口哲也先生とぼくら田舎バックパッカーは、山道/旧・軍道をとおって、島の裏にある、第二次世界大戦のために設置された大砲など、要塞を見学している。

入学式には、1人の入学生のために、島から約50人が集まるそうだ(島の人口は約180人)。

島一体が大きな家族。学校への島民の期待がここからもうかがえる。

「で、EXILEや乾生(げんき)くんの話しは聞いた?」と山口先生。「ん?何のことだろうか?」と思い、山口先生に内容を聞いてみる。

 

この島にEXLEのメンバーオーディションのファイナリストがいるって本当?

小呂島には、島田乾生(しまだげんき)くんという若者がいるそうだ。

乾生くんは、2010年のEXILE(エグザイル)メンバーのオーディション「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 2 ~夢を持った若者達へ~」の3次審査を通過したファイナリスト(10人のうちの1人)。合計で約3万人の人たちがこのオーディションを受けたそうです。

ここまで残った乾生くんは、言うまでもないが、歌が上手いらしい。

この眺めが良い“要塞”で、歌の発声練習などをしているそうだ。

福岡県 小呂島 島田乾生

【福岡県 小呂島の要塞屋根からの眺め。ここで島田乾生くんは発声をしている】

このオーディションで、EXILEのUSA(ウサ)と TBSの取材班が、乾生くんの取材でこの島にやってきた。

USAは船舶免許を持っているので、自ら船を操縦して島に来たそうだ。

乾生くんは現在、この島にいる…とのことだが、「ファイナリストまで残ったのに…歌は続けてないのだろうか?」面白そうな話になりそうだなぁ~。

会って是非話を聞いてみたい…。

また、島の生徒は、「慣性がすごい」と話す。

表現することに対して、照れがないのだ。

島の人たちは、みんな家族。家族の前で発表すれば、みんなから褒められる。

もちろん、明らかに悪いことや間違っていることは、正しい方向に教育すべきだろう。しかし、家族は0点と付けられない。

生徒は何らかの形で評価がされるのだ。そう教育されれば、自分にとって「自信」がつき、照れることがなくなり、「自分を表現してみよう」という気持ちが強くなる。

0点を毎回つけられば、「自分の言うことは大抵間違っている」、「また×をもらうし、馬鹿にされるから、発言するのをやめよう」という気持ちになってしまう。

「自分を表現してみよう」という気持ちがあることから、新たな発想が生まれる。少し、アメリカの教育に似ているような気がする。

福岡県 小呂島 島田乾生

【福岡県 小呂島の出荷現場。ここにEXILEのオーディションでファイナリストまで残った島田乾生くんがいる?!】

また、以前、水木校長先生が道徳の授業でおもしろいことをしたらしい。

「この社会の中で、1つだけ権利を持てたとすれば、何を残しますか?」という質問。選択できる権利は沢山ある。

「宿題をやらなくていい権利」、「お金持ちになる権利」、「人からいじめられない権利」、「家族を愛し愛される権利」など。

先生の経験上、都会の学校の場合、「人からいじめられない権利」を大抵最後に残すそうだ。

寂しいことだが、いじめが多い中、“自分が大切”という気持ちが残り、この権利を最後まで持っておきたいのも無理ない決断なのかもしれない。

しかし、小呂島の生徒の場合、まず「人からいじめられない権利」を真っ先に捨てるそうだ。

そして、「家族を愛し愛される権利」が必ず最後に残る。島には、いじめが存在しない。

島では、家族との関係が大切だし、みんな協力しあって育っている。漁からもそんな想いが感じられる。

そんなところにいじめがなく、家族、島のみんなの大切さが自然と自分の中に入ってくる。「島を想う」気持ちがものすごく強い。

福岡 小呂島 軍道

【福岡県 小呂島の要塞への軍道】

【福岡県 小呂島】

昨日教えてもらった、期間ごとでの個人漁と島全体の漁。(1月~5月が個人漁で、それ以外の7ヶ月間は、島のみんなが協力しあった漁が実施される)

これまで、小呂島では個人漁をずっとやってきたが、みんなが協力しあう巻網漁が始まった。

小呂島 福岡

【小呂島の風景】

巻網漁という、新しい発想を取り入れ、島全体が一体となって、みんなが住みやすい環境をつくるためだ。

「島が団結して頑張ろう」という気持ちが強くなる。そんな気持ちから女性が働ける環境も作られてきたのだろうか。

いろいろと島に関する背景を教えてもらった。

「都会では、高校のときに、今後の方針を考える」が、「小呂島では中学校のときには、今後の方針が決まっている」… <続きはこちら

< 前回のストーリー 『day 76.3 福岡県 小呂島 少人数の学校のメリットやデメリット ~アメリカで過ごした高校時代を振り返ってみた~ 』>

< 次回のストーリー 『day 76.5 福岡県 小呂島でEXILEのボーカル・オーディションのファイナリスト 島田乾生くんとの出会い ~漁師の引き継ぎ率ほぼ100%の背景。“島の漁と家族”または“自分の夢”…あなたはどっちを選ぶ?~ 』>

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1979年1月生まれ、東京生まれ鎌倉と米オレゴン育ち。鎌倉の中学校卒業後、オレゴン州の高校と大学を卒業。現在、石川県鳳珠郡穴水町岩車在住。ソニーやPR会社で広報業務に約10年間携わり、2010年10月、ライフスタイルの選択肢を増やすべく、日本の田舎/地方を中心に、テント・寝袋・自炊道具などを担いだバックパッカー旅を開始。以後2年半にわたり旅を続ける。「テント」ベースから、2012年5月以降は「バン」ベースのバックパッカーになりバンライフ開始。2013年5月、人口約100人の限界集落 能登半島・石川県穴水町岩車に移住。現在は、「田舎への旅」と「田舎でのライフスタイル」の二つを軸に、田舎旅やライフスタイルの情報発信、都市部の人たちが能登の暮らしを体感できる「“ざっくばらん”な田舎ライフスタイル体験」の提供を行なうほか、東京のスタートアップ/ベンチャー企業、移住先・能登や静岡県の中小企業の広報サポート、地域活性プロジェクトサポートにもリモートワークで従事。また、ブログやウェブ制作、写真、執筆活動なども行なっている。移住先で自宅がある岩車の隣の地区 穴水町川尻では、シェアハウス・サテライトオフィスなど多目的・多機能の「田舎バックパッカーハウス」、そこに併設する“住める駐車場”であり長期滞在可能な車中泊スポット「バンライフ・ステーション」も運営。現在、東京の“バンライフ”のCarstay(カーステイ)で広報責任者として関わりつつも、静岡県島田市で幻のきのこ“はなびらたけ”「ホホホタケ」を生産する大井川電機製作所、石川県輪島市では国産漆だけでアート作品をつくる“芯漆(しんしつ)”の山崖松花堂などの広報を担当する。移住先・石川県穴水町岩車で育てられた牡蠣の販売もサポートする。

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